「 チューリップが咲いた 」
先日もロシアの公共建物でテロの爆破事件があった。すかさずそれはウクライナの仕業だと発表。
ウクライナで幼稚園、病院など非戦闘施設がロシア軍によって破壊された。するとロシアは、
あれはウクライナによる自作自演であり、反ロシアのためのプロパガンダであると発表。
確かに我々は西側からの情報だけで判断しているから断定は出来ないけれど、過去の歴史から見て、
オスマン帝国の時代からクリミア戦争まで多くの侵略戦争を、ロシア正教徒を守るため、領土を奪還
のためという名目で何度も何度も隣国を冒している。ロシアのあの領土慾、選民意識などは、ヨーロッパ
戦争の歴史で明らかである。
日本だってロシアには散々煮え湯を飲まされている筈だ。不戦条約の突然の一方的な破棄、大戦では日本の
敗戦で終戦直前に参戦し、戦勝国として北方領土を獲得した。
バレリーナやスケーターなどの華麗な姿がロシア人ではなく、彼等の本質を忘れてはならない。
しかも日常の人間関係と同じで、自分が善で相手が非、己は理にかなった当然の善行をしているのだ
と思っているロシア国民が多いのだと思うと哀れなようなそして腹が立つような思いである。
相手が大国で豊かで強力なだけに、そして歴史が証明しているように冷酷狡猾で欲が深いのだから
その対応は難しいのだろう。力ではなく笑顔作戦や北風よりマントを脱がすには太陽作戦か、笑顔作戦
か或いはこちら側の大きな妥協と忍耐とによる甘いアメ作戦しかないのだろうか。