ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

フォルブルの寓話4.C国

2021-08-14 08:08:00 | ケアするのは誰か?
C国は、スタート当初は、うさぎと競争する亀のような動きだったが、ゆっくりと、しかし着実に前進した。

A、B国と異なり、全構成員に、走ることと、走らなくなった者のケアが命じられた。

男女ともに、できるだけ早く走ることが命じられるが、同様に、ケアの負担も担わないといけない。

ケアは重い負担だったが、そうした負担とともに走ることで、徐々にひとは、早く走ることができるようになるだけでなく、強くもなった。

みながケアを負担することで得られる自由と平等は、構成員の間に連帯感も作り出した。

こうして、競技の勝利は、C国に持たらされたのだった。




日時
2021年8月15日(日)14:00〜16:00

場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容
AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。

フォルブルの寓話3.B国

2021-08-13 09:32:00 | ケアするのは誰か?
B国は、別の戦略をたて、すべての若い健康な男性を走者として選び出し、トップランナーとした。

ただ、少し遅れて、子どもたちや、病人、高齢者、そして、手当が必要となった走者をケアするために、あらゆる女性たちを併走させる。

指導者は、こうした分業は自然で、みなに利益となる効率的な編成だと女性たちに説明する。


しばらくして女性たちは、もし、彼女たちが男性にはない責任を負わされていないならば、男性と同じように走れると気づき始める。

…女性たちは、(ケア活動の価値を認めず、権力も手放さない)男性たちの態度にあきれ、ストライキに入る。

こうしてB国もまた、競技を続けることができなくなる。






日時
2021年8月15日(日)14:00〜16:00

場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容
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フォブルの寓話2 A国

2021-08-12 10:21:00 | ケアするのは誰か?
A国では、競技時間を短く見積り、指導者たちは、すべての市民に、できるだけ早く走り始めることを命じる。

当然、子供たち、高齢者はすぐに走ることをやめ、トップを走るものたちは、彼女たち/かれらを助けるために立ち止まることすらしなかった。

こうしてA国全体としては、脱落するものが続出し、速度を落としていく。

もちろん、当初勝利を確信して全力で走り続けた健常者たちも、疲弊し、あるいは病にかかり、続々と道に倒れていく。

ところが、後ろを振り返っても、代わりの走者は誰もいない。





日時
2021年8月15日(日)14:00〜16:00

場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容
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フォルブルの寓話1

2021-08-10 14:21:00 | ケアするのは誰か?
むかしむし、何人かのとても力のある女神たちが、世界中の国々のあいだで、一種のオリンピックのような競技を開催することに決めました。

彼女たちは、一定の時間内に、集団で最も遠くへと走ることができた国の、すべてのものに対して、健康と財産という素晴らしい賞を与えることにしました。





日時
2021年8月15日(日)14:00〜16:00

場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容
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ケアの民主化、民主主義のケア化

2021-08-09 19:46:00 | ケアするのは誰か?
政治の中心、経済活動の中心にいる者たちは、ケア実践をしなくてよい、という「常識」に固執するかぎり、ケア実践は民主化されない。また、民主主義自体が、特権的な無責任によって支えられている現状も変わらない。

…(ケアが政治的な関心事にするためには)自己意識の変革だけに終わるわけではなく、…特権的な無責任を終わらせるという革命的とも呼べるような、大きな変革が必要だ。


ケア活動は、自己責任があたかも責任論のスタンダードになったいまでも、誰かによって、どこかで担われ続けている。



日時
2021年8月15日(日)14:00〜16:00

場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容
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