アディクトの嘘は、それが他者へ向けられた語りである時点で、自己開示であり、まさに不幸にも「嘘による他は語られぬ真実」を伝えている。
…彼らが「アディクションはとまっている」と周囲に嘘をつくとき、実は自分自身にも嘘をついている。「嘘をつかなければ、アルコールや薬物を手放さなければならなくなってしまう。自分にはアルコールや薬物が絶対に必要だ」と。
彼らが絶対に必要としているものは、本当はアルコールや薬物なのではない。
…人とのつながりそのものなのである。
*お知らせ*
6月28日(日)13:30〜14:10 zoomを予定しています。