ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

雪と氷の聖湖

2013-02-25 | 高原・山
広島県北広島町、聖湖。
この辺りの積雪は、毎年、2メートルにもなるという。

それが、今年は何故か、例年の5分の1だそう。
もうこの時季だし、それなら、行けるかも!
チェーンを積んで、出かけてみた。

わ~っ。



Zionの前に広がるのは、凍った湖。
まるで、雪原のようだ。

こんな湖、初めて見たはずなのに、
もう、ずっと、ここに住んでいるかのように・・・



雪と氷が、とても似合う。

湖畔に佇むコーヒーハウスに、
とても珍しいわんこが住んでいた。



チャイニーズ・クロステッド・ドッグの



ジジくん。



湖畔に広がる森は、このお店の敷地。
ここで、自由に遊んでいいと、許可ももらった。

やったね~。
来てよかった。

でも、やっぱり、Zionは・・・分かっていなかった。

湖の氷の下は、氷点下の水、雪原ではない。

嬉しそうに、走って、走って・・・
そして、湖の方へ、走って行った・・・



ああ~っ! 氷が割れるよう


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!





雪と狼爪

2013-01-23 | 高原・山
先週末の油山は、元旦に降った時よりも雪が積もっていて、
深いところでは、15センチほどもありました。
寒くても、あまり雪が降らない福岡市内で雪遊び
楽しい山歩きとなりました。



雪で階段や高低差がよく分からない遊歩道では、
転んだすきに、Zionが先に行ってしまったりして、ドキッ。
Zionは大きな段差を飛び越えたり、茂みの中に入ったり、
しばし冒険を楽しみ、嬉しそうに戻って来ました。



草スキー場の斜面まで登ると、何もない白いだけの雪の原っぱ。
ここも、この間より積もってる!
足跡だらけにしてやりました。



傾斜が急なので、人はつるつる滑ります。



雪道を上手く走るZionは、足をどう使っているのか、
当たり前すぎる動きは、速すぎてよく分かりません。



険しい岩場を登る時の補助として使われたり、
かんじきの役目もする狼爪(ろうそう)は退化していますが、
原産国の働くピレたちは、自分の意志で動かすことが出来るというから驚きます。



足跡は、自分の足より大きくついています。
少しは、狼爪が役目を果たしているのでしょうか。



雪の上でも、四肢の指と爪をしっかりと使っていることは確かでした。
爪の先端は、擦れて伸びてはいないはずなのに、
どの画像も、つけ根からだと相当長い爪が
むき出しになっているように見えました。



強力な爪。
前肢のパンチを浴びれば、人の皮膚なんて、服の上からでも簡単にみみず腫れ。
なるほど、アイゼンのようにも使えるわけです。



雪がたくさん降る地方に憧れます。
また、雪が積もるといいね。



でも、中途半端な雪は、下山への道では、雨上がりと一緒。
またしても、どろんこ。

くろくま、いっちょあがりぃ!




今日も会いに来てくれて、ありがとう!




黄金色の光の中で

2012-11-22 | 高原・山
晩秋の油山は、空気がさらに澄みわたっていた。
毎日のように訪れても、山の景色はいつも違って見える。



アップダウンの厳しい道も乗り越え、森の散策も十分に楽しんだのに、
いつものことながら、Zionは、まだ、帰らないと言う。



そして、どうしても、メタセコイアの原っぱに行くといって、私を引っ張った。

わかったよ、行こう、行こう。

すると、そこには、黄金色のヴェールのようなメタセコイアの紅葉が・・・



「ほらっ」

「わぁ~きれい!」



「Zionのおかげで、輝いてるメタセコイアが見れたよ」

そんな会話をしながら、思った。

朝から、好きなところを彷徨って、
のどが乾いたら水を飲み、疲れたら休み、また彷徨って、
日が暮れる頃、家に帰ってくる・・・
Zionは、きっと、そんな過ごし方が好きなんだろうな。



原っぱを嬉しそうに走るZionを見て、考えた。



そうだ、誕生日には、そんな一日を過ごすのもいいよね。
ただ、誕生日は、とても寒い頃。

人は耐えられるのだろうか


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




山犬、山頂を走る

2012-08-27 | 高原・山
山頂は、晴れていました



先週とは反対側の天川から、登って来ました。
26日の朝の天山は心地よい風が吹き、19℃くらいに感じました。



涼しいね~っ



風を切って、走りました。



草原には、マツムシ草や可愛らしい野草。
自然の起伏が、Zionの走りを楽しませます。







ずっと向こうまで走って行きたいけれど、草はどんどん深くなる。
何があるか分からないから、この辺で引き返そう。



はぁ、はぁ、気持ちいいね~。



いっぱい遊んだ頃、人が登って来たので、じゃましないよう下山。
石の登山道は、先週のコースよりずっと楽でした。



どや顔のZionです。



稜線を見ながら歩く雄大な風景。



ぱぱんと歩いている所を上から撮るつもりで、こちらを向かせようと
「シオンちゃ~ん」 と呼んだら・・・



草をかき分けながら、斜面を登って来て・・・
「なぁに~ままーっ」



呆れるぱぱんと無邪気なZion。

夏の天山へは、朝3時起きして、車で2時間。

山での2時間あまりは、
また、貴重なひとときとなりました。
マダニもなし!

Zionの次の楽しみは、夕方(夜)の散歩。
家に戻ると、みんな睡魔に勝てず、そろってお昼寝するのでした・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




夏山登山

2012-08-19 | 高原・山
夏なので、無理のないように
往復2時間と考えて、8合目の上宮から登りました。

佐賀県中央部に位置する天山 (てんざん・1,046メートル)。
18日、6 時8分の朝日。



24~25℃に感じました。
登山口から少し登ったところで。



朝露に濡れる笹と草の道。
オレンジ色のオニユリが咲いていました。
Zionは、あっという間に、ビショビショ~ボロボロ~。



登るにつれ、大小の石がごろごろ。 歩きにくくて、転びそう。
Zionの足は、大丈夫か?

「早く、登っておいでよ~」



何、これ~っ。 どうやって、登ったの~

這い上がろう~っと。

ひたすら、こんな道を登って・・・



頂上へ~。



やっぱり、霧だった~。
晴れていれば、360度の眺望、雲仙や阿蘇の噴煙も見えるらしい。

まっ白~。



頂上は、東西に4キロの草原。

歩く場所がたくさんあることを期待していましたが、
ほとんどは草が深すぎて、歩けませんでした。

涼しくなれば、近隣の山を縦走するのも、いいかもしれません。



しばらく、ぼ~っ。





短いとは言え、このコースの下山は、登る時より危険でした。
脚力に自信のあるわんこ以外、おすすめしません~。
4リットルの水がカラになったリュックは、軽かったけれど
ゆっくり、ゆっくり下りました。

Zionは、好きな山道で、得意げです。
その足は、自前のトレッキング・シューズ。
いつまでも、いつまでも大切に・・・



8合目の駐車場に戻り、ドロドロになったZionを拭き拭き、
思いました。

今度来る時は、絶対、ファミリー向けのコースにしよう・・・

おなか、すいた~。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



もののけの森

2012-07-12 | 高原・山
何か、じ~んとする。

太宰府天満宮の背後にたたずむ宝満山。

その幽玄な森の中・・・



静まりかえっているのに、呼吸を感じる。

沈黙しているのに、大きな大きな存在感。

何か、いるのだろうか・・・



そこだ
ついに、撮った



それは、大きな大きな木だった。

もう、どのくらい、ここで、時が流れたのだろう。



話しかけたら、今にも、声が聞こえてきそうだ。

だが・・・

何も知らずに、この光景を見た人は、
ただ、ただ、驚いた。

もののけが、いる・・・

  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



岩を飛び越えろ!

2012-06-11 | 高原・山
佐賀と福岡の県境を東西に横たわる脊振山脈の主峰、
脊振山(せふりさん・1,055m)から、尾根を縦走して来ました。



幾重にも連なる山々の一番遠くに見える高い山が、脊振山です。

朝は深い霧に覆われ、眺望は全く望めませんでしたが、
とても涼しくて、爽やかでした。



樹林の中をしばらく歩くと、急に視界が広がり、
ごつごつと岩のある白い砂地に出ました。



ここで、Zionにスイッチが入った!
遊ぼう!遊ぼう



画像が白っぽいのは、霧のためです。



前後に誰も来ていないことを確認、受けて立とう







岩を飛び越えたり、傾斜を下ったり、上ったり、
この様な地形の場所は、本能的に好きなのか





岩と岩の間を走るZion。
霧で、ピントがなかなか合いません。
岩を飛び越え、着地し、走り出す瞬間。










何とか出来た高速連写。



あらためて画像を見ると・・・
四肢の筋肉のつき方や重心移動、目線などが観察できて面白い。



山歩きというより、Zionにはこれが一番、楽しかったようで、
復路もここで遊びたがりました。
休憩している人がいたので、おとなしく、通過。



再び、脊振山の頂上付近に戻って来る頃には、
霧は晴れ、脊振山系の山々が見えました。



きついけど、やっぱり、山はいいなぁ。



水田と脊振の山々・・・

6月の風景が、輝いて見えました。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




山と森のレストラン

2012-06-07 | 高原・山
久住から黒川温泉を通過し、小国町へ。

ファームロード沿いにあるグリーンハウスで
遅い昼食をとることにしました。



雨の日は無理だけど、風が心地よいテラスです。



料理が運ばれて来るまで、眺めのいい庭(原っぱ)で遊びました。

料理はとても美味しく、特に野菜が絶品。



お昼寝していないから、さすがにZionもまどろむ
気持ちのいい午後。



そして、ここから800m下った所にも、お店がありました。
森のレストラン、リトルカントリー。



敷地の中に、色々な建物、メルヘン~。
少し、お散歩させてもらいました。



うさぎが放し飼いになっていて、可愛い。
Zionは、やっぱり、フセしました。
遊びたくて、追いかけました。



大きな石窯があるパン焼き小屋、
オープンテラス、ロッジ、ツリーハウス、木工室もあり、
面白そうです。

また訪れてみたいところです。




今日も会いに来てくれて、ありがとう!




遥かなるピレネー

2012-05-25 | 高原・山
古い洋書をめくっていたら、
ピレネーのポストカードが載っているのを見つけました。



分厚いコートの上からでも分かる強靭な肢体が美しく、
しばらく、見とれていました。

ピレネーで働くピレと比べても仕方がないけれど、
孤高な精神、たくましい姿は、生涯の目標です。

山や高原が好きで、1才の頃から親しませて来ました。



自然の中・・・走るのが本当に好きです。





無駄とは知りつつ、つい、比べたりして・・・



少し、たくましくなったように感じることはあっても、
精神が追いつきません。



堂々とゆったりとしながらも、戦わずして勝つ気迫・・・
本当に強い者だけが持つ優しさ・・・



む、無理か・・・



「何かっ」



だけど、やっぱり、山が似合ってる。



それだけは・・・
ポストカードのピレネーといっしょ。

ああ、だんだん、目がかすんで来たみたい。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




思い通りにならない時

2012-05-07 | 高原・山
ところで、
ムックン家族と有意義な時間を過ごさせてもらったZionですが、
その時のある行動が、少し気になっていました。



カフェでのことです。



雨の中、テラスの前に広がる牧場には、
遠くに馬、近くに山羊と羊・・・



日頃から動物に大きな興味を示すZionは、
いつもするように、そばに行ってみたくて、
ワンワン!ぴーぴー!キュンキュン!
制止される・・・しばらくは、落ち着く・・・
これを繰り返すうちに、今度はムックンに向けて、ワンワン



ムックンとの初めの挨拶は理想的だったし、
カフェの中で、近くにいた時も問題がなかったことを考えると、
テラスに出てからのZionの心のイライラが、原因のようです。



我慢強い性格であるはずなのに、
雨で朝から少ししか運動が出来ていなかったうえに、
Zionにとっては慣れた高原、開放的な心になれるはずの環境で、
自制を強いられたからと思われます。



しかし、こういうこともあるのだと教えたい。
思い通りにならない時も、あるんだよ。



ゆっくりと向き合って・・・
身体的にも精神的にも、7~8才頃の完成を目指して・・・
Zionの話を聞きながら・・・
ぶつかりながら・・・



カフェの後、阿蘇で一緒にお散歩した時は、
やはり、問題はありませんでした。

リラックス出来るお散歩の重要性をあらためて、感じました。

  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



くびれていますが、何か。

2012-04-14 | 高原・山
油山は、淡く桃色に霞んで見えました。


(8日撮影)

舗装された道が歩きやすい周回コースから、
遊歩道に行きたいZionに引っ張られ・・・



いい眺め、見つけました。
野性的な桜が美しい・・・山の春。



静かに花びらが舞う中、
80キロのピレを知っているという人に出会いました。



Zionの体を見て、?????

ウエストがくびれたピレなど
見たことがないそうで・・・

何度も 「ほっそ~」



丈夫な骨格と、しなやかな筋肉を目標にしているのです。
体の脂肪は、究極に少ないけれど・・・



胸囲110センチから胴囲80センチへのライン・・・
Zionの個性だものね。



腰まわりは、
知る限り女子ピレちゃんよりも細いけれど・・・
くびれていますけれど・・・

何か。

   

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



森の精

2012-03-28 | 高原・山
何か、いるよ

光ったもの。



やっぱり、何か、いる。



出てきて、いいよ・・・

誰にも、言わないよ・・・

芽吹きを待つメタセコイアが・・・輝いた。



Zionは、誰かと話をしている?

時々、何もない空間を見つめて。

光ったのは、何?

森の精だといいけれど・・・

   

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



木漏れ日に誘われて

2012-03-14 | 高原・山
このところ、よく山歩きをしています。

油山の山頂に登るには、
いくつもコースがありますが、何も考えずに
距離が短く急なコースを選んでしまいました。



中腹の出発点から2キロほどなのに、
とても急な遊歩道・・・私は、息が上がります

なんだ~こんな道~急すぎる~
少し、甘く見たか・・・
ぶつぶつ、はあはあ、やっと山頂へ。

先導のZionは、携帯の水を少し飲み、息も乱れず、楽しそう。



山頂の気温5℃の風に吹かれました。



そうか、急こう配でも
普通の山道を登るなど、何でもないのだ。
当たり前だが、恐るべし、山犬・・・



下りは、少し緩やかなコースを歩きました。
水の音、鳥の声、木漏れ日に誘われて・・・



登って来た山を背景に、パチリ。



山歩きは、6キロほどでしたが、
まだ冷たい風が気持ちいい・・・
春の油山です。

  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



初めてのトレッキング

2012-03-05 | 高原・山
そう言えば、
家から車で15分のところに
油山(あぶらやま・597m)があります。

中腹に広がる油山市民の森・自然観察の森。
今まで、犬は入れないと思っていましたが、
キャンプ場を除いて入れると知り、地図を片手に、
Zionと一緒に山歩きに挑戦してみました。



Zionが先導して、引っ張ってくれるのが頼もしく、
マウンテンドッグを感じる時間でした。



Zionは、登ったり下ったりで遅れるままんを
振り返っては、待ってくれました。



渓流が合流するところは、水遊びが出来そうです。
水で遊ばないZionにも、夏は涼しいかも。 



また登って、登って、カブトムシの森へ。
クヌギやタブノキがいっぱい。
この大木は、何だか神々しい・・・



ショートカットして、急斜面を登る二人。





やっと、広いところへ出て、Zion、大はしゃぎ~



私は、ちょっと足が痛かった・・・



隣接する牧場の売店が出ていたので、
チーズとバター、この山で採れたしいたけを買って帰りました。



とってもやさしい風味のバターと塩が入っていないチーズ、
乳製品が大好きなZionのごはんにも使えます。

今度は、山頂へ行こう~~


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



雪だ~っ

2012-02-05 | 高原・山
家から一番近いスキー場にやって来た~。
隣接するグラウンドでの雪遊びだよ
20cmほどしか積もってなかったけど~、雪だ~い



ぼく、見える~





追いかけっこ~。



いつも、ぼくの勝ちだね~っ。




性懲りもなく、ままんが倒れたから~、仕方ないなあ。



また、ぎりぎりに飛び越えてやった~。



しばらくすると、向こうから、遊んでくれそうな人がやって来た。



遊ぼうよっ。 ほら、ぼくを追いかけてよ~っ。




ねえ、ねえ、遊ぼうよ~っ。



でも~、ジャマしちゃいけないって、ままんに連れて行かれたよ~~。



何で~~ 何でだよう~っ

  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!