ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

笑顔とノスタルジー

2012-03-30 | お出かけ・旅
吉野ヶ里遺跡歴史公園を訪れました。



誰もいないところは、のんびり、ロングリードでお散歩。



ヨーロッパの田舎みたいに
地面とあまり高さが変わらない小川・・・



小川の傍の菜の花は、遠い昔のノスタルジー。



この日の目的は、ここから車で20分ほどのところにある
デイケア施設を訪問することでした。

Zion、足も体もきれいにして、入らせてもらいました。

 

神出鬼没的に・・・
たまに訪れては、皆さんと交流しています。

Zionは、人懐こい性格ではありますが、
一般的なレトリバーなどのように、積極的な人好きではなく、
「撫でたいなら、撫でてもいいよ」
いつも、そういう態度で・・・
可愛がってもらっています。

たくさんの笑顔が、今度来る時、また、たくさんになりますように。



河原の菜の花は、まるで、古い絵のようでした。

  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



森の精

2012-03-28 | 高原・山
何か、いるよ

光ったもの。



やっぱり、何か、いる。



出てきて、いいよ・・・

誰にも、言わないよ・・・

芽吹きを待つメタセコイアが・・・輝いた。



Zionは、誰かと話をしている?

時々、何もない空間を見つめて。

光ったのは、何?

森の精だといいけれど・・・

   

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



未知との遭遇

2012-03-26 | 散歩と人
冷たい北風が真冬のような日曜日でした。

強風で凍えそうな海の中道、
公園に入るや否や思いました。
帰ろうかっ。



木の枝の影で、しぶい・・・というか不気味なZion。
仙人かっ。

何者か分かりづらい姿で走っているのは・・・



綿菓子? 羽が妙に多いツル?

でも、一番、訳が分からなかったのは、この男の子か。



ぼうぜん・・・



ひたすら、ぼうぜん・・・



男の子は、今夜、きっと夢を見るに違いない・・・
Zionに乗って、空を飛ぶのだろうか・・・

お父さんに抱っこされて、連れて行かれても、
ずっと、ずっと・・・見つめているのでした。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




おなか痛いよぉ

2012-03-24 | 健康・ケア
昨日、夜通し、吐き続けて、
止まったのは、午前4時15分でした。

「おなか痛いよぉ・・・」



Zionを励ましながら、やっと夜が明け、
病院で、点滴1リットルと注射2本。

一昨日・・・
「あっ、それは飲んじゃだめ!」
遅かった~ おいしそうにごくごく~
滝から流れてくるキラキラと美しい水・・・
Zion、飲みました・・・

獣医さんによると、おそらく、これが原因の可能性が高い。

いつも山では、人も飲める天然水なら飲ませていました。
うっかりで、痛い思いをさせて、ごめんよ~。

血液検査も他にも異常なかったので、薬をもらって帰りました。

おかゆに牛ミンチをほんの少し入れたスープに近いものを作ると、
「いらない~っ」

お肉のソテーなら?
「食べる~食べる~っ」

よく寝た後は、すっかり、元気になっていました。

今日は、寒の戻り。 寒くて、るんるんです。



「おなか治ったよ~



川での水遊びでも、体調を崩すことがあります。
山では、ダニもつきやすく、まれに細菌をもらってくる事もあります。

自然に親しむにも、十分に気をつけて!と
あらためて思いました。

   

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



必要がない時は・・・

2012-03-22 | 生態・行動
散歩道で、よく言われる。

「おとなしいですね~!」 「優しいでしょう?」

広く優しい心を持っていることは、間違いないと思うが、
いつも、おとなしいとは言えないなぁ。

つまり・・・

Zionは、おとなしくする必要がある時は、おとなしいが・・・
その必要がない時は、やりたい放題だ。

朝からいきなり、突撃したり・・・



ヒマになると、おもちゃをかじり・・・



思うようにならないと、パピーみたいにダダをこね・・・



ソファに置いていた洗濯物をぐちゃぐちゃにして、
下敷き~、お昼寝~っ。



郵便配達員さんには、
「ぼくに無許可でポストに入れたな~っ
と、仁王立ち。



他の牡犬に威嚇され、堪忍袋の緒が切れれば、
リードを容赦なく引っ張り、怒る。

彼が、その必要がないと判断した時・・・
言うことを聞かないし、おとなしくもしない。

でも、その必要がある時、
とことん頑張る・・・



「それが、ぼくですけど、何か?」


   

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ウルフハウンドとパレード

2012-03-18 | お出かけ・旅
アイルランドにキリスト教を伝えたSt.パトリックの命日にちなんで
17日、熊本市の繁華街でパレードが行われました。

St.パトリックは、アイリッシュ・ウルフハウンドと共に
布教したと言われ、アイルランドだけでなく、
世界各地で催されているお祭りです。

現在では宗教色はなく、多くの人々と
ウルフハウンドをはじめ犬も一緒にパレードし、
豊かな文化や伝統を共に祝いましょうというものだそうです。

Zionも、お手伝いして来ました。



陸上自衛隊の音楽隊を先頭に、
St.パトリックとアイリッシュ・ウルフハウンド3頭、
グレートデンとピレネーが横断幕を持つ人々を先導し、
1キロ以上あるアーケード街を歩きました。



Zionは、音楽隊の大音量も気にせず、
超スローペースにもかかわらず、
結構、楽しそう



こういうの、好きだったのか



これは、きっと、仕事だと分かっています。
「これでいい?」
時々、ままんの顔を見ます。
「いいよ、その調子!」



熊本と言えば・・・
明治24年(1891年)、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が
英語教師として熊本に赴任し、
日本文化に大きな影響を与えたことは、よく知られています。



アイルランド人を父に持つ小泉八雲の業績を称え、熊本とアイルランドは
深く友好関係を結んでいるとのことです。



帰りに、熊本城に立ち寄りました。



雨上がりで、どろんこになっちゃったね。

パレードで喜んでもらえて、
またひとつ、学んだZionでした。




今日も会いに来てくれて、ありがとう!




木漏れ日に誘われて

2012-03-14 | 高原・山
このところ、よく山歩きをしています。

油山の山頂に登るには、
いくつもコースがありますが、何も考えずに
距離が短く急なコースを選んでしまいました。



中腹の出発点から2キロほどなのに、
とても急な遊歩道・・・私は、息が上がります

なんだ~こんな道~急すぎる~
少し、甘く見たか・・・
ぶつぶつ、はあはあ、やっと山頂へ。

先導のZionは、携帯の水を少し飲み、息も乱れず、楽しそう。



山頂の気温5℃の風に吹かれました。



そうか、急こう配でも
普通の山道を登るなど、何でもないのだ。
当たり前だが、恐るべし、山犬・・・



下りは、少し緩やかなコースを歩きました。
水の音、鳥の声、木漏れ日に誘われて・・・



登って来た山を背景に、パチリ。



山歩きは、6キロほどでしたが、
まだ冷たい風が気持ちいい・・・
春の油山です。

  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



長崎の教会で

2012-03-12 | 教会
11日、長崎を訪れました。

坂と階段と石畳の街。
オランダ坂からグラバー園、平和祈念公園をお散歩しました。



1865年に建てられた大浦天主堂。



現存する日本最古のキリスト教会。



Zion、初めて来ました。



グラバー邸で。



そして、14時46分の鐘の音を聞いたのは、
浦上天主堂の前でした。



追悼と復興を願う人々が、次々と訪れていました。

「あなたも、お祈りに来たのね」
シスターがZionに話しかけてくれました。



真冬に戻ったような冷たい風。
ヨダレをたらしていなくて、よかった・・・

教会を後にしようとした時、
観光らしい女性が、Zionの頭を撫でに来ました。
そして、小さな声で言いました。
「ご利益を・・・」

これまでにも、神社などで年配の方に
手を合わせられたことがありますが・・・

単なる甘えのやんちゃ坊なんですが・・・とも言えず、
何故だか、こちらも神妙な面持ちになるのでした・・・


   

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




挨拶してくれてありがとう

2012-03-07 | 散歩と人
小さな子どもからおじいちゃんまで
散歩で出会う色々な人・・・
これまでも、記事にしてきました。

面白いこと、傷つくこと、感動すること・・・色々あります。
今日は、ミックスの中型犬と飼い主さんのお話です。



昨日の散歩道、
その犬は少し緊張しながら、Zionに興味を示していた。
私はZionにストップをかけ、「こんにちは」 と声をかける。
中型犬が飼い主をぐいっと引っ張り、Zionの鼻先に来て、尻尾を横に振った。
Zionもそれに応え、穏やかにあいさつ。



すると、行動の意味を無視して、中型犬の飼い主が言った。
「わあ!怖いよ~!咬まれるよ~!」

咬みつくほどに激怒したり、パニックになる状況ではない。
Zionは、生き物を傷つけたりはしない。

犬と暮らすのならば、犬の行動を観察するべきである。
何を見ているのだろう?

私は、心ない人の言動にZionが傷つかないよう、
そして、相手の犬にも、ほめるつもりでこう言い、立ち去ったのでした。



「あいさつしてくれて、ありがとう」

Zionだけでなく、犬の心は、とても繊細だと思うのです。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




初めてのトレッキング

2012-03-05 | 高原・山
そう言えば、
家から車で15分のところに
油山(あぶらやま・597m)があります。

中腹に広がる油山市民の森・自然観察の森。
今まで、犬は入れないと思っていましたが、
キャンプ場を除いて入れると知り、地図を片手に、
Zionと一緒に山歩きに挑戦してみました。



Zionが先導して、引っ張ってくれるのが頼もしく、
マウンテンドッグを感じる時間でした。



Zionは、登ったり下ったりで遅れるままんを
振り返っては、待ってくれました。



渓流が合流するところは、水遊びが出来そうです。
水で遊ばないZionにも、夏は涼しいかも。 



また登って、登って、カブトムシの森へ。
クヌギやタブノキがいっぱい。
この大木は、何だか神々しい・・・



ショートカットして、急斜面を登る二人。





やっと、広いところへ出て、Zion、大はしゃぎ~



私は、ちょっと足が痛かった・・・



隣接する牧場の売店が出ていたので、
チーズとバター、この山で採れたしいたけを買って帰りました。



とってもやさしい風味のバターと塩が入っていないチーズ、
乳製品が大好きなZionのごはんにも使えます。

今度は、山頂へ行こう~~


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



脳を鍛える散歩へ

2012-03-02 | 生態・行動
散歩に出ると、そこは避けてほしいと思うような場所に
Zionは、必ず行きたがる。



いかにもダニがつきそうな、ヨゴレそうな茂みに頭を突っ込んだりすることにも
今ではずいぶん、寛大になった。

犬にとって、散歩は運動の他にも大きな意味を持つ
ということを意識するようになってから、
自分自身も更に散歩を楽しめるようになってきた。



散歩の大きな意味とは、
飼い主との絆を深めるだけでなく、
外部の情報を収集したり、他の人や犬、動物と心を通わせる時、
犬は、脳をフル回転させているということだ。



散歩の満足度は、犬それぞれだろうが、
そうした刺激が足りないと脳はストレスを感じ、
ストレスは、免疫力を低下させることも分かってきている。



臭覚や視覚、体験などから常に新鮮な情報を得て、
脳を発達させるには、
出来るだけ変化に富んだ散歩をすることだろうと思う。



これは、なかなか難しい。



せめて、毎日コースを変えて歩き、新しい匂いや視覚的な刺激にも
出会えるようにと思う。



勿論、全てに安全第一。



ただ、Zionの匂い分析、生き物への興味に
しっかりつき合いながら散歩をすれば、きりがなく・・・
飼い主の体力からも、一区切りを最長で4時間ということにしている(約8キロ)。



Zionと一緒でなければ歩かないし、費やさない貴重な時間。
たくさん歩けて楽しい、新しい散歩コースをもっと見つけなければ・・・



Zionの気持ちはたぶん、こうだろう。

春だけど まだ行かないで 冬の空

彼は、まだ遊び足りないらしい。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!