12才のお誕生日

エルガーラ広場にある大きなツリーが点灯されると、
このあたりの人通りはとんでもない。
その前にちらっと寄ってみよう。

わ～きれいだね、シオン。



そうこうしているうちにツリーに明かりが灯り、きらきらきら・・・



やっぱり、人が増えてきたよ。
帰ろう、帰ろう。
帰って、ケーキを食べよう。
もちろん、シオンも食べていいよ。
生クリームのところ、少しね。


　　

今日も会いに来てくれて、ありがとう！

11才になった日

考えてみると、お誕生日の記事はあまり書いていません。
きっと、いつもの散歩に忙しくて、特筆することもなかったのだと思います。
特に何もなくても、ぼ～っとした内容でも、やっぱり、書こうと思います。

11才の誕生日も徒然なるまま・・・でした。



この日の散歩道は、早朝の街。
休日の街はのんびりと動き出すので、大きな通りも少し静かで、
朝の空気が田舎道のように気持ち良く感じる日でした。



水上公園のシップスガーデンで遊んだり・・・



ちょっとした緑の憩いの場を巡りながら・・・



休憩は、ロンハーマンカフェのテラス席。



冬はお客はほとんど店内、テラスはゆったりです。
お店は大きな通りに面しているので、車の走行音が聞こえますが、
何故か、Ｚｉｏｎはここが好きです。



そして、天神のクリスマスマーケットに立ち寄り、
勝手に注文するＺｉｏｎ。
これ、くださ～い。

陳列台に顔が届くと、こんな時、とても焦ります。



早朝散歩から戻ったのは、午後２時前でした。

晩ごはんの匂いがしてくると、まだ準備も整わないうちに、
Ｚｉｏｎはおすわりして待っています。
食いしん坊になりました（笑）



思うままに散歩を楽しみ、ごはんを美味しく食べること。
そんな日々がこれからもずっと続きますよう・・・

11才の12月８日は、静かに更けていきました。


　　

今日も会いに来てくれて、ありがとう！

10才の後ろ姿

今日は、10才の誕生日。
Ｚｉｏｎはいつものように放浪的な散歩を楽しみ、
おなかペコペコになりました。

晩ごはんを待つ静かで健気な後ろ姿です。



ぼく待ってるよ～。
ぼく待ってるよ～。



まだですか～。
まだですか～。

気がつけば、10才の誕生日なのに・・・
10才なのに・・・

これだけしか撮っていませんでした。

何たる失態！（笑）

だけど、とてもいい日。

おめでとう・・・
おめでとう・・・

何年先もずっと、ずっと、おめでとうと言っていたいよ。


　　

今日も会いに来てくれて、ありがとう！

９才の誕生日

誕生日のプレゼントは、今年も一日中お散歩券。
お弁当やおやつを持って、気の向くままに一日を過ごそう・・・
そんなつもりでいた誕生日の前日、Ｚｉｏｎに異変が起こった。

朝５時半、目覚めたＺｉｏｎの様子がおかしい。
いつもなら、寝室のある２階から、
何かしら外の物音に吠えながら、元気よく階段を下りて来る。
それが、促しても促しても、階段を下りないのだ。
そして、散歩という言葉にも反応せず、また眠りにつくのだった。

どこかが痛そうな様子ではないものの、一大事だと思った。
かかりつけの病院は休診日。
それでも９時になったら、電話してみよう・・・
それまでの間、私は訳も分からず、ただ言葉をかけながら、
Ｚｉｏｎの四肢や馬尾神経のある尻尾のつけ根を撫で続けた。

病院に電話すると、つながった。
運よく担当医が出勤していて、すぐに診てくれるという。
しかし、どうやって連れて行く？
相談しているその時だった。

むくっと起きて、ドドド～ッと階段を下りて行く姿・・・
ええ～っ？
いつものＺｉｏｎがそこにいる。

病院では、血液検査やエコー、触診、歩き方チェックなど
その日に出来る限りの検査をしてくれたが、異常はなかった。
いったい、何だったんだろう・・・
起き抜けに関節が少し動きにくくなることはあるそうだ。
ともかく、散歩は走ったりせず最小限にし、様子を見るということになった。

そして、次の日。
誕生日は、冷たい空気と穏やかな陽ざしが心地よい日だった。
少しだけ歩いて帰ろう・・・
そう思いながらも、Ｚｉｏｎの要望を出来るだけ聞くつもりで散歩に出た。

Ｚｉｏｎは丘を越え、鴻巣山に向かって歩き出した。
大丈夫だろうか・・・
アップダウンに富む道だが、Ｚｉｏｎはこのコースをよく知っている。
Ｚｉｏｎのペースに合わせよう・・・

Ｚｉｏｎは４時間かけて、約10キロの道を歩き、納得して家路についた。
散歩は最小限・・・忘れたわけではなかったが、
私にはＺｉｏｎに歩くなとは言えなかった。

そして、Ｚｉｏｎはいつもと変わりなく、元気いっぱいだった。
そんな９才の誕生日。

とても、とても、いい日だった。



画像は、それから10日後のＺｉｏｎ。



やっぱり、この日も・・・
先生の言うこと、全然きいてない・・・（汗）


　　

今日も会いに来てくれて、ありがとう！

一日中お散歩券

朝、雨が降った。
ぼくの足元でピチャピチャと跳ねる雨粒。

12月８日、ぼくはプレゼントをもらった。
「一日中お散歩券」

やった～！
それ、今日、使います！

やがて、雨はキラキラ光りながら、消えて行った。



生き物たちが残してくれる情報。
木々のにおい、草のにおい、風のにおい。
ぼくは、ただ、それらを集めて歩く。



ポニーに会いに行った。



遊ぼう！遊ぼう！



ぼくは、何度も走った。
ポニーたちは食事中、走りっこに興味なし。



いいも～ん。におい嗅ぎしよ～っと。



気ままって、いいなぁ。
好きなところへ行こう。



あっちにいい匂いがあるよ！
そんな時は、どうしても早足になる。



あっという間にお昼になった。
ぼくのランチは、みつせ鶏のハンバーグ。
お腹すいた～。



お水も飲んで、ひと休み。
木陰を流れる風が気持ちいい。



午後の日差しが眩しくなった。
それでも、乾いた冷たい空気に誘われる。
歩いて、歩いて・・・



海辺にやって来た。
よく歩いている道なのに、いつもと違う景色に見える。



ぼくには似合わないけど、少しだけ、リゾート気分。



誰もいないガーデンテラス。

遠くで聞こえる森の音、鳥や動物の鳴き声、波の音・・・
自然を生かす大きな生命の力・・・
音の震動を体で感じていると、何だか眠くなった。

そして、猫を追いかけていたら、日暮れが近づいて来た。
帰る時間だって・・・



ぼくは、すっかり眠ってしまっていた。
ラム肉と野菜のスープ煮の匂いがして、目が覚めた。
晩ごはん！
今日は、ぼくの誕生日。

８才になったよ。


　　

今日も会いに来てくれて、ありがとう！