ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

人気 Café だけど

2013-05-30 | お出かけ・旅
そして、鍋ケ滝から、車で数分のところにある
人気のカフェに行ってみました。
午後1時半、Cafe 森の時間 は、60分待ちの看板が出ていました。
犬連れはテラス席になりますが、一般客もほとんどの方がテラスを希望。
室内は空いていても、待ち時間がでるわけです。


( 待ちくたびれたZionの図 )

店は、古民家の蔵を改造したものだそうで、
木々に囲まれた庭には、テラスが数か所ありました。
レトロな小物の演出も効いていて、自然の中のひとときを
ゆっくりと過ごせるような空間でした。











石釜では、ピザが美味しそうに焼かれ、
放し飼いのチャボが時々、コケコッコー。
やわらかな光と風の中で、時の流れを忘れるかのように・・・
そんな雰囲気に魅了された人々が、次から次に訪れていました。



その一方で、私たちは、店主の接客の様子に
違和感を感じていました。

ここまで待ったけれど、やめようか、帰ろう・・・
そう話しているところに、案内されたテラス席。
緑に囲まれたよい雰囲気ですが、
歩くと、床のデッキ板が、大きくぷかぷかとたわみました。
客席の不具合をすぐに修理しないのは、
私には、これが店の全てを表しているように思われました。

超大型犬と一緒に入れるところは、貴重な場所。
ですが、こんなことが気になる私たちには、
向いていない場所なのでしょう。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




人の涼感

2013-05-28 | お出かけ・旅
27日、九州地方、梅雨入りしました。
今週はずっと、雨や曇りの天気が続く予報・・・
楽しい散歩が出来るよう、工夫する日々が続きそうです。

日曜日は、朝の涼しいうちに百道浜を散歩した後、
珍しく、滝に行って来ました。



熊本県小国町にある鍋ケ滝。
ずっと、雨が降っていなかったので、水量が少なめのような気がしますが、
滝のまわりは、涼しくて、いい気持ちでした。



落差10メートル、幅20メートルほどの鍋ケ滝は、裏見の滝でもあります。
岩の下は、洞窟を思わせるほどに浸食されています。



水場が嫌いなZionは、仕方なしに歩いているといった風情・・・



小さな頃は、水入れをひっくり返しては、ビショビショになって遊んでいたのに、
川でも海でもプールでも、ゼッタイに入らないZionです。
滝のそばは、涼しくても湿度が高いからか、
すぐに帰ろうモードになっていました。



広い場所ではありませんが、とても美しい滝です。
人の感覚では・・・(笑)

夏、長毛犬の被毛が暑苦しく見えるのも、人の涼感から。
「暑そうねぇ」
今年は、何度、言われるでしょうか。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




看板犬に会いに行こう 3

2013-05-25 | お出かけ・旅
南阿蘇村は、広いなぁ!
Dear ROSEから、かなり走りました。
4月にオープンしたというペンション・ハウディ。
前にHPで見て、近くに来たら、訪ねてみようと思っていました。

ペンションの看板犬、ニューファンドランドの
SASUKEくんに会えました。
ど~~ん!



このまるまるっとしたお尻が可愛い。
SASUKEくんは、2才、70キロだそう。
人懐こくて、とっても優しいわんこです。



Zionにも、尻尾フリフリしてくれました。
ありがとうね。



日帰りでの阿蘇・久住は、ゆっくりするには、やはり時間が足りません。
この後、くじゅう花公園に辿り着いたのは、17時。
閉園まで、あと30分だ! こうなったら、走りますか!



パッチワークのような花畑の中の小路。
走れ!走れ!走れ!



走れ~っ!



はあ、はあ、ちょっと、休憩して・・・



また、走れ~っ!



夕方の光の中のネモフィラは、神秘的な物語へのプロローグ・・・
♪ ものの~け~たち~だけ~ ♪♪



30分で、走ってまわった広大な花公園。
この日、足りてなかったZionの運動は、少しは補えました。
みんな、お腹、ぺっこぺこ!

Zionの極細ウエストは、さらに、くびれていくのでした・・・
何故か、Zionだけ・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




セラピーと薔薇と

2013-05-24 | お出かけ・旅
久しぶりに、デイケア施設を訪れました。
ただ、のっそりとあいさつして回るだけのZionを
大歓迎してくださる皆さん。



陽気におしゃべりをする方もいれば、今ひとつ気分がすぐれない方、
様々な体調の方がいる中で、ぬうぼうとした態度のZionに
微笑みがひとつ、またひとつ・・・



何も出来ないZionに、もしもセラピー犬の素質があるとしたら、
どんな人の心も受けとめる・・・
その、ただ、ただ、ひとつだけ。



そして、一通り、ふれあったら、
「 じゃ! ぼく、まだパトロール中なので、失礼します!」
さっさと帰ろうとする毎度のあっさり系。

ちょ、ちょ、ちょっと、待った~っ!
もう少し、いようよ。 ゴロン~して。
そう言われると、一瞬ゴロンして、すぐまた 「 じゃ!」
皆さんは、大笑いしてくれました。

笑って、元気ももらって、南阿蘇へ。
Dear ROSE で、ティータイム。



すぐに目に入ってくるのは、壁のグラハム・トーマス。
頼りになる良い品種、とても素敵に咲かせています。



午後の風が心地よく流れるテラスは、Zionにも涼しく、
木々の葉がサラサラ・・・音楽のように聞こえました。



英国ランチとローズティ。
ロイヤル・アルバートの薔薇の食器が、この雰囲気によく似合います。



広い庭をお散歩したら、たくさんの薔薇は、まだまだ蕾でした。



5月の終わりから6月の初め頃、たくさん咲いていそうです。
また、その頃、紅茶とスコーンでも楽しみましょうか。

この後は、熊のようなわんこに会いに行きました。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




体の運動・頭の運動

2013-05-22 | 生態・行動
愛犬の害虫予防や皮膚の健康に、神経を使う季節になってきた。
中でもマダニ予防は、一年中、特に夏は気を使う。

怖い病原体を媒介するマダニ。
山でも公園でも河原でも、あらゆる場所の草むらで、
哺乳動物に飛び移ろうと、狙っている。



ならば、草むらを避けて散歩したいところだが、
犬は、匂いで周囲の状況を判断する生き物、
草むらにある匂いには、とても魅かれるらしい。

犬が匂いにこだわる感覚は、人には、最も理解できない感覚ではないだろうか。
どこにそんな価値があるのか、さっぱり、わからないものだ。

しかし、汚いから、マダニがいるから、そこは行ってはダメ、ここもダメの連続では、
犬の散歩の楽しみは激減、楽しくなければ、結局、ストレスになるだろう。



しばらく手入れされていないような場所は、避けざるを得ないが、
出来るだけ、草や好きな場所の匂いを嗅ぐことに寛大に、
愛犬が楽しめる散歩にしたいと思うのである。

Zionが草に触れるたびに、マダニはつかなかったか、目を光らせながら・・・
周囲に危険な状況はないか、辺りを見回すことも忘れずに・・・



動物の皮膚に噛みついたマダニを駆除する薬としては、フロントラインがよく知られている。
問題は、マダニがバベシア原虫に感染していた場合である。

フロントラインが、マダニを駆除するのは48時間以内、
バベシア原虫が、マダニから動物の体内に移動するのに、36~48時間かかると言われている。

フロントラインの駆除能力に任せるだけでは、感染を完璧に防ぐことは出来ない。
忌避効果のあるスプレーなどを併用すると、防御率が上がるだろう。

また、フォートレオンという駆除薬は、成分が皮膚から被毛全体に広がり、
マダニが皮膚に噛みつく前に、駆除するというもの。

しかし、どちらも殺虫剤である。
副作用の影響を考えると、使わないという選択もある。



引き運動や広い場所で走ったりすることが体の運動なら、
匂いを嗅ぐことは、頭の運動。

匂い分析をしながら散歩をすることは、脳の活性化につながることも分かってきている。
楽しい気持ちは、犬の免疫力も人の免疫力も向上させる。

匂いという領域で・・・人は、どれだけ犬の気持ちに寄り添えるだろうか。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




吠える愛犬の言い分とは

2013-05-20 | 生態・行動
朝から元気よく、大きな声で吠えているZion。

Zionは、散歩をしている時は、人や自転車、車やバイクなどに
吠えることは、まずないのだが (3才頃、軽トラに吠えたことあり )、
家や車の中では、テリトリー意識が、強く働くようだ。



目下、よく吠えているのは、家の前を通るお向かいさんと奥のお隣さん。
外でお会いすると、何の問題もないことからすると、
「人」 は認めているが、「家の前を通ること」 には異議ありということなのか?
しかし、時々、通る人には、吠えないのは、何の違いか?

以前、住んでいた家では、前の道路は私有地で、
ご近所の生活の動きもほとんど感じないような立地環境だったため、
Zionにとっては、今の方が監視する機会が多くなり、
その分、吠えることも増えた。

家に人が来た時も、必ず吠える。
ところが、玄関ドアを開ける時、自分も一緒に出て確認すると、吠えるのをやめる。
この 「自分が確認する」 という作業が、Zionには、大切らしい。



Zionは、車に乗るのが好きだ。
流れる景色の中を自分が走っている・・・
そう感じているように、思えたりする。
勿論、目的地で散歩できるという前提があってのことだが。
しかし、クレーン車など大型特殊車両やある種のバイクに出会うと、
やはり、吠えてしまう。
視覚や聴覚で感じる威圧感に対し、
警戒モードになるようだ。



犬が吠えるとき・・・
警戒心や恐怖心の他にも、ストレスを感じている時や寂しい時、
遊びたくて興奮している時、何か要求がある時、暇つぶしや仕事がない時、
吠え方や吠え声を微妙に変えて、自分の気持ちを表現する。



Zionが、警戒モードで吠えている時、
ゆっくりと近づき、マズルの上に手を当て、静かに低いトーンで言う。
「 もういいよ、ありがとう 」

すると、多くの場合は、吠えるのをやめ、気持ちを収めてくれる。

Zionの性質からすると、外に向かって、しつこく吠える時は、
リードをつけて出て、確認させてみるのもいいかもしれない。

大きな吠え声は、迷惑ではと心配になることもあるが、
ありがたいことに、頼もしいと言ってくださるご近所さんも多くいて、
Zionは、いつの間にか、頼りにされていた・・・

お花畑 にいる場合ではないっ。
出動だ Zion


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




愛犬から物を取り返す時

2013-05-17 | 生態・行動
庭仕事を終えると、先にZionを家の中に入れ、
私は、後から部屋に入って行きました。

すると、Zionは、置いていた帽子を持って来て、
おもちゃにしようとしているところでした。

ちょーだいと言うと、微妙にウ~~と言っている顔。



それは大切よ。ダメにしたら、お散歩行けなくなるよ。
そう言い放って、その場を去り、
しばらくして、そ~っと見に来てみると・・・



はは・・・押さえながら、噛みたいのをガマンしているうち、眠くなったと見える~。

こんな時、Zionの場合は、叱って取り上げようとすると
100%、うまくいきません。
おだてたり、何かと交換するなどの手にも、全くのってきません。
ますます、意固地になります。

だめな理由を言って、放っておくと、
おもちゃにしたい欲求に耐えながら・・・考えるようです。

そうしたら、しめたもの。
噛まなかったね~さすがだね~賢い選択だ!
褒めるというよりも、尊重するような
そんな気持ちを見せると、すんなり返却。

してはイケナイことを教える時や、やめさせる時、
自然現象的戒めや色んなやり方がありますが、
この 「尊重」 というポイントは、特にピレには、有効ではないかと
常々、感じています。

そして、心の読み合い、かけひきは、いつも量られている気がします。
主の度量やいかばかり・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




朝の庭へようこそ

2013-05-16 | 庭・花
初夏、さらり、さらり。
わずかに爽やかさを残して、風が吹きます。
ブルンフェルシアの香りがいっぱいに広がる朝、
散歩の後、花の手入れをしている間、Zionも一緒に庭で過ごします。



これからやって来る夏を感じながら・・・
Zionは、好きな場所を選んで、くつろぎます。



木々も花も虫たちも、初夏の風にゆらゆら。
揺れる葉っぱの陰で、テントウムシを見つけました。
可愛いだけでなく、植物にとって害虫となるアブラムシなどを食べてくれる
テントウムシが大好きです。



今日の薔薇は、
ヴィズレー、ナエマ、マダム・アルディ、ブラザー・カドフィール。




「 薔薇、知ってるよ。
前のおうちにいっぱい、あったね。
ハラへったなぁ。
ねこちん、来ないかなぁ 」



「 うさぽん、来ないかなぁ~ 」



「 花は、もう飽きたので・・・失礼します 」



小さな庭は、それでも、やすらぎをもたらしてくれます。
またひとつ、蕾をつける薔薇・・・
今度は、お茶でも入れて、眺めましょう。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




高原のピレネーたち

2013-05-09 | 阿蘇・久住
5月2日、久住高原から阿蘇を望む。
これまでに見たことがないほどの透明感。
澄み渡る冷涼な空気は、阿蘇・中岳の噴煙さえ、はっきりと見せてくれた。

去年、嵐のため一緒に散歩することが出来なかったこの場所で、
今年、再び、待っている。



手を振ってくれた。
今年も、あのまっ白なムックンがやって来た。



3才になったムク。 ままと楽しそうに走る。 立派に成長したね。



野焼きの後、芽吹き出した緑は、まだ淡い。
寒いくらいの丘をみんなで一緒に、どこまでも歩いた。



時々、おやつをもらって嬉しそうなムックン。
遮られることのない日差しが、ちょっと暑いZion。



斜面には、ハルリンドウや野の花がいっぱい。



ムックンとままは、阿蘇を眺める。
穏やかな自然の他には、何にもない。そんな贅沢を満喫しているかのよう。



真剣なまなざしでウォッチングする2頭。 わんこ、見つけた!



花公園は、駐車場が満杯になるほどの人出だったけれど、
ポピーの中は、静かに満開。



ふたりとも、笑っているみたい。



たくさん歩いた後は、眺めのいい森のレストランで食事をしたり、お茶を飲んだり・・・
また、お散歩したり・・・Zionがムックンに兄貴風を吹かせたり・・・
のんびりと、しかし、駆け足で、時は流れて行った。




お別れの時、むくままに前足をかけるZion。
無愛想なZionでも、きっと分かるのだ・・・



ありがとう・・・ムク家のみなさん。



いつか、きっと、また・・・。
キラキラと揺れる木漏れ日の中を抜けて、
クルマは、442号線をそれぞれ反対方向に走って行った。


(Matitto Fi ka にて)

ところで、うちのせんせ、一度も出て来ませんでしたが・・・
あ~~生きてました、生きてました。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




白馬の辻馬車

2013-05-07 | 湯布院
1日、新緑が芽吹き始めたばかりのやまなみハイウェイ。
透き通るような高原の風に吹かれながら、
久住高原から飯田高原を抜け、再び湯布院へ向けてドライブしました。
和菓子処 花より の生ようかんが、とても気に入ったので、
母の日に贈ることにしました。

手配を済ませて、シャガール美術館のカフェの前で。



先日訪れた時、あまりにも人が多かったフローラル・ビレッジにも
懲りずに、また立ち寄ってみました。



観光客が写らない一瞬の風景は、色々な想像を誘い、面白い。
・・・なんて思っているのは、私だけで、
Zionの興味は、この日も、ひたすら、うさぎなのでした。




うさぎがいる場所を発見すると、そこから離れようとしません。
気分を変えてもらいましょう。
門番ふうに。



レストハウスの中から、窓をあけて、Bonjour!
でも、やっぱり、うさぎのところへ行きたくて、行きたくて、
窓から出ようとするZionなのでした~~~。



湯布院と言えば、今年で37年になるという辻馬車や
英国製クラシック乗合バス、人力車などが名物です。
私も乗ってみたいなぁ。



(由布院温泉観光協会・九州旅倶楽部より)

そう思っていると、通りで、白馬の辻馬車に出会いました。

後で確認すると、辻馬車が通るのは、由布院駅から田園風景の中、
神社などを巡る気持ちのよさそうなコースになっています。

辻馬車の後をてくてくお散歩するのって、名案かも
優しいお馬には、Zionは慣れています。
今度、訪れる時は、このコースを歩いてみよう。
楽しみになってきました。



この日は、この後、湯布院から長湯温泉を経由してパークロードを走り、
飯田高原にあるコテージに泊まりました。

心待ちにしているお友だちとの再会は、
もう、次の日に迫っていました。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




マチットフィーカの朝

2013-05-05 | 阿蘇・久住
4月30日、雨。
久住高原へ向かう頃には、雨はさらに激しくなりました。

熊本県産山村のコテージ。
マチットフィーカに着くと、Zionは大喜び。
どうやら、Zionもここが好きらしい・・・

夜の7時前、まだわずかに霧雨が残る中、虹が姿を現しました。



そして、やっと、いつもの風景が見えて来たかと思うと、
まもなく、辺りは、漆黒の闇に包まれるのでした。



翌朝、眩しい光で目が覚めました。



朝露が、キラキラと輝いています。



初めて来たのは、1才の頃。
それから、何度、ここを訪れたのだろう。
どんなに季節がめぐっても、何度も、何度も、また来よう。
また、走ろう。



横からは、整ったフォームに見える走りも・・・



後ろからは、何だか、笑えるお尻・・・



5月1日の久住高原は、冷たい空気に包まれて
遠くまで、遠くまで、澄み渡っていくようでした。





走って遊んだ後は、何をしようかな・・・
時間だけは・・・たっぷり、ある。




今日も会いに来てくれて、ありがとう!