ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

魅かれるところ

2014-02-27 | お散歩
そっちじゃない、こっち。
こっちなんだよ~。 こっち、こっち。

座り込み作戦は、大抵は失敗に終わる。



クロスカントリーの選手たちが走って来たよ!
今年もこの季節か、がんばれ~っ!



わきでは、練習中の選手が全力疾走。
つられて走った~っ!





はっ! 完全にはぐらかされている!



そっちじゃない、こっち。
こっちなんだよ~。 こっち、こっち。

座り込み作戦は、諦めないことが大切だ。



今度は成功か、行きたい方向に歩いていると、
偶然にもマリちゃんのママに会ったよ!
撮影スタイル、かっこいいね。



そして、辿り着いた動物の森。
ぼくは、いつも入れない。
どうやったら見えるんだろう。
遮るフェンスや壁・・・



坊やが遊ぼうって誘ってくれた。
ぼくは、行かなければならない所があるんだ。



水族館のイルカに会いたい。
どうやったら見えるんだろう。



遮るフェンスや壁・・・
方向や高さを変え、挑み続ける。



そんなの無理だって。
みんなそう言うけれど・・・
それでも、わくわくするから・・・
ぼくは挑み続ける。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




不測の事態が起きた時

2014-02-20 | 社会
ノーリードの犬。
私自身はノーリードの犬に襲われたことは一度もないが、
散歩中、愛犬が攻撃されたことは何度かある。
愛犬の落ち着いた対処に助けられたのだが、
興奮した大型犬が走り寄って来る姿は、まさに恐怖だ。

つい最近も河原で放されている3頭のうちの1頭が
園児ら3人に咬みつくという事件があったばかり。

飼い主はルールを守れ!
しかし、そう言うだけではルールは守られない。
ノーリードの危険性の本質をきちんと分かってこそ
その必要性が理解されると思う。



犬は、幼年期に親兄弟から社会性を学び、
その後も人や他の犬との間で社会性を磨くことにより、
問題解決のための適切な対処法を習得していく。
そう私は理解している。
例えば、対等なオス同士がお互いを認識しながらも無視しているのは、
無駄な争いをしないという社会性が身についた
理想的な姿だと思う。



犬が外に放された時、リラックスしていられるのは、
この社会性と臭覚などから得た周囲の情報により
恐怖や緊張を感じる必要がないことを判断出来るからである。

そういう状況にない犬がノーリードにされた時、
その心中は、緊張感でいっぱいなのだ。
そこへ見知らぬ人や犬が現れ、対処法が分からないままに
攻撃してしまうということはあり得る行動と言える。



飼い主は、愛犬と生活する上での躾だけでなく、
愛犬の社会性を磨く大切さをもっと知ろう。

少なくとも飼い主とリードで結ばれている時、
愛犬は安心していられるのだということを知ろう。

そして、過失をしてしまった・・・
不測の事態が起きてしまった時、
興奮する愛犬を取り押さえるのは、他の誰でもない
飼い主なのだということを強調したい。

それが飼い主の責任であり、
愛犬を守る最後の手段だと思う。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




その羽を広げて

2014-02-15 | 美・技
TVで応援しながら、こんなにドキドキしたことはない。
フリーではとても悔しそうだったけれど、本当に素晴らしかった。
おめでとう!ショートでの世界歴代最高得点!
おめでとう!金メダル!


( The Huffington Post より )

フリーの前の6分間練習で
見たことがないような緊張した表情。
ショートの時の余裕のある雰囲気とは全く違う。

がんばって・・・
どうか越えて・・・超えて・・・



今季の中でも、まさかの悪い方の出来。
心と体のコントロールの難しさが伝わってくる。

次の滑走はパトリック・チャン選手。
彼が完璧な滑りをすれば、逆転される。
ところが、パトリックもいつになくミスを連発、その焦りからか
大切な後半に精彩を欠き、点数が伸びなかった。

羽生選手は幸運を味方につけたと解説する人もいたが、
前半のミスにのみ込まれることなく、後半を立て直してきた
その強さが金メダルにつながったと私は思う。



何が起こるか分からない・・・
蒼ざめた氷上でひとり自分と闘う。

負けず嫌いで人一倍努力するあの日の少年は、
今、夢を叶えた。


( オリンピックに出て優勝したいです・・・当時11歳 )

バレンタインデーのテーブルに集うテディベアも
今の気持ちは思いっきり、くまのプーさん。

羽生結弦選手、おめでとう。



そして、君はまたその羽を広げて
そこから飛び立つ。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




アウェイの風に吹かれても

2014-02-10 | 美・技
湧き上がるロシアコール。
それは、怒涛のような響きとなってリンクを包み込んだ。

これまでに感じたことのない異様な空間だったに違いない。

少し背伸びした雰囲気のパリの散歩道。
その清々しい世界に誘うように、
少年のような瞳は、アウェイの風の中に飛び込んで行った。



フィギュアスケート団体戦・男子シングル・ショート。
最終滑走、羽生結弦。



応援する全ての人がドキドキしながら見守っただろう。
負けないで・・・



そんな心配を払拭する感動の演技は、
プルシェンコ選手一色の大歓声を
羽生選手への大きな拍手へと変えたのだった。



アウェイの風に吹かれても、
見つめる先は、ただ自分に出来ること。
そして、ただ一生懸命。

その全ての時がどうか輝きますように。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




理解不能型犬好きな人

2014-02-03 | 散歩と人
節分は年神さまが入れ替わる節で、
入れ替わりの隙をついて鬼が入りこもうとするので、豆を撒いて追い払う。
今日は、冬の最後の日だ・・・

冬麗、散歩をしていると、
わざわざ車を停め、犬が好きと話しかけて来る人あり。
前に秋田犬を飼っていたそうで、大型犬の醍醐味を熱心に語った。
そして、その人は、でも・・・と締めくくった。
大型犬は介護も大変だし、寿命が短いからね・・・

きた~っと思った。
犬好きと言う人からこの類の話をされることがよくあるからだ。
一般論としては正しいが、犬はそれぞれである。
そこにあるのは、最大に善意の解釈をしたとしても、
切なさの共感だ。



それを言って何になるのだろう?



共感すべきは、全ての瞬間を精一杯生きる愛犬の姿だと
私は思う。



時の流れを止めることは出来なくても、
心通う全ての時は、私の中ではスローモーションで行き過ぎる。



願うのは、天寿の限り心を通わせていたいということだけ。
大変だとか、短いとか、そんな言葉そのものがない。



放置フンと同様、さっぱり理解できない人の言葉。

犬好きな人にご用心。

こんな気持ちに豆まき、豆まき!



  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!