ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

あの感動映画がもうすぐ!

2015-08-25 | エピソード
ピレファンとして、ずっと観たいと思っていたあの映画。
ようやく9月から全国で順次ロードショーが始まります。

少年セバスチャンと野犬ベルの物語
「ベル&セバスチャン」
(2013年、フランス)。

セシル・オーブリーのベストセラー小説を
自然と犬に人生を捧げるニコラ・ヴァニエ監督が映画化しました。
野犬ベルは、ピレネー犬。
私はただそれだけで観たいと思ってしまいますが、
美しく厳しい雄大な自然描写が映像としても素晴らしく、
見どころの一つになっているとのことです。



少しだけ、あらすじを紹介します。

舞台は1943年、ナチス占領下のフランス南東部。
アルプス山脈を擁し、スイス、イタリア国境と接するローヌ=アルプ地域圏。

6歳のセバスチャンは遠い親戚の叔母アンジェリーナに引き取られ、
スイス国境に近いアルプス山岳地帯にある小さな村に住んでいる。

村では、何頭もの羊がオオカミの犠牲になっていた。
しかし、残された足跡からみると、それは野生化した大型の犬らしいと言うのだ。
村の人々は、山のあちこちに罠を仕掛けた。
ある日、セバスチャンは山でボロボロに汚れた大きな犬に出会う。
すぐにその野犬と心を通わせ、ベルと名付ける。
そして、罠のあるところや秘密の隠れ場所を教えた。



ドイツ軍がセバスチャンの住む村にも進駐してきた。
ある時、山岳パトロール中のドイツ兵が興味本位で子連れの山羊を撃った。
セバスチャンはそれを見て、止めさせようとする。
邪魔をされたドイツ兵は、セバスチャンに暴力をふるう。
ベルはセバスチャンを助けるためにドイツ兵に襲いかかり、怪我をさせてしまう。
怒ったドイツ兵は村人を集め、この犬を殺すように命じる。



村にいる唯一のドクターは、ユダヤ人を山越えしてスイスに逃亡させる手伝いをしていた。
ある夜、オオカミに襲われた羊を守ろうとして、ドクターは大怪我をする。
雪山で歩けなくなったドクターをそりに乗せて山道を下り、
セバスチャンの家まで引いて来たのは、ベルだった。
ドクターは一命を取り留めたが、
あるユダヤ人家族の山越えの案内をすることが出来ない。
アンジェリーナが代わりに案内をすることになったのだが、
セバスチャンは、ベルを連れて同行すると申し出た。



危険な冬のアルプス越えにベルとセバスチャンは命がけで挑む。
それに気づいたナチスの捜索と過酷な冬の大自然が行く手を阻む。
果たして、ベルとセバスチャンは・・・!

孤児セバスチャンと野犬ベルの絆に心洗われる感動の物語は、
「ベル&セバスチャン」の公式サイトで
予告編や劇場案内を見ることが出来ます。

このお話は、日本では「名犬ジョリー」としてアニメ化され、1981年に放映されました。
「ジョリー」では、母親を探すために共にピレネーを越える旅に出るのでした。



昨年、久住山に登った時のこの写真は、
ベルのイメージも重ねて撮ったものでした。
ワイルドな雰囲気が好きな一枚です。

「ベル&セバスチャン」
ジョリーファン必見の映画ですね。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ターシャとウルフハウンド

2015-06-17 | エピソード
ターシャ・テューダー(1915~2008)。
米バーモント州の森に囲まれたコーギーコテージで
絵本画家として生計を立てながら、
ナチュラルガーデン作りと1800年代の暮らしを楽しんだ。
1992年頃から写真家リチャード・W・ブラウン氏の本によって
彼女のライフスタイルが広く知られるようになるが、
日本語版の写真集が初めて出されたのは、
1996年(ターシャ81歳)だったと記憶している。



2008年6月18日逝去、92歳だった。
今年は彼女の生誕100年。
福岡でも三越でターシャ・テューダー展が開かれた。

得意の妄想であんな女性になる気でいる私は、
展覧会の後、ある一冊の本を衝動買いした。
彼女の本は何冊も持っているというのに・・・

ターシャの犬と言えば、数匹のコーギー犬。
ともに暮らす愛らしい様子がどの本にもよく出て来る。
若い時代には、牛や馬などたくさんの動物を飼っていたことも紹介されているが、
バーモントの家で、超大型犬と暮らしたことがあるとは知らなかった。



アイリッシュ・ウルフハウンドのウナ。
しつけ教室では優等生だったが、家ではやんちゃをしては
ターシャに叱られた・・・と書かれている。

かわいいな。



こちらは、
公園で自分から駆け寄って来てくれたうさぎのボンちゃんと
嬉しすぎて、大暴れするZion。

一日中、落ち着いているように見えるけれど・・・
やんちゃなところも多々あるよね、超大型犬。
(実はそこも可愛い)

ターシャとアイリッシュ・ウルフハウンド。
微笑ましい一枚の写真。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




越えて、超えて。

2014-01-01 | エピソード
2014年。
時が刻まれてゆきます。

どんな時も一緒に歩いて来た道を
これからも、ただ一緒に歩きましょう。



通ったことのない丘も
さらりと越えて行きましょう。
息を弾ませながら。

きみが瞳を輝かせ見る夢を
一緒に見ながら。
一緒に探しながら。

越えて、越えて、超えて
行きましょう。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!





クリスマスの夜

2013-12-25 | エピソード
サンタクロースは、今年も忘れることなく、イヴに
フィンランドを出発したそうです。



サンタの一番、忙しい夜・・・
たくさんのプレゼントを持って、今頃、どの辺りを飛んでいるかな。
子どもたちだけなんて言わず、わんこにも持って来てね。
ぼくも、いいこにしています。



お散歩の後、ケーキを買いに行きました。



濃厚なミルクの香りがすると思ったら、それは生クリームでした。
少しだけペロッ。 おいしい~っ!
ラムの骨付きは、待ちきれないほど、いい匂いでした。



クリスマスの夜・・・
静かで、やさしい夜・・・

心をこめて、Merry Christmas !
Joyeux Noël



  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




旅立った命へ

2013-04-24 | エピソード
英国を旅すると、公園やちょっとしたビュースポットで
さりげなく置かれた素敵なベンチをよく見かける。
見晴らしや景色のよいところ、湖や水辺のほとり、道端、
古いもの、新しいもの、様々に・・・

それらには、生年から没年、名前などがプレートに刻まれている。



故人を偲んで、家族や親しい人が寄付をするという。
腰を下ろすと、よい眺めに気づいて、じ~んとしたり、
あまり深く考えると、ちょっとコワくなったりもするベンチである。

1990.3.12 ~ 2003.9.2

これは、先代ピレのミルキーの生涯。
自ら逝く時を選んだ・・・そう思えた
潔い生きざまを思い出す。

元気に過ごしていた13才の夏も
終わりに近づく頃、猛烈な残暑が押し寄せた。
残暑は、予想外にミルキーの体力を奪い、後肢への神経にダメージを与えたのか。
立てなくなってしまった。

往診では、馬尾神経の活性化を促すような手当てが施された。
筋肉も落ちずよく歩いていたのに、神経とは・・・

ミルキーは、歳を重ねることを感じさせない犬だった。
誇り高いままでいたかったのか・・・

まだ眩しい光が、夕方の蒸し暑い風の中で、穏やかに揺れた。

「今日は何だか元気がないね・・・ミルキー・・・」

話しかけながら、撫でる母のそばで、静かに、静かに・・・息は消えていった。

介護は、ほんの数日しかさせてくれなかった。
足が弱っただけなのに。
その日の昼まで食事もしたのに。
誰もそんなことになるとは、思ってもみなかった。

白い被毛を神々しいほどに光らせて、自ら選んで去って行った。
そんな気がした。

たくさんの花を咲かせていた庭のハーブに包まれて・・・



そして、先日のこと・・・またひとつの命が、天国へと旅立った。
ふかふかした艶やかな被毛は温かで、眠っているかのようだった。
君もまた、いつものルナぽんのままで逝きたかったに違いない。

様々な生きざまを見せて、旅立って行く命・・・
精一杯、生きた命は、みんな尊い。

その尊さを知るたびに思う。
生きているものは、ただ、精一杯、生きるだけ。

何気ない日を愛おしもう・・・
闘いの日は闘おう・・・
毎日、笑い合おう・・・

愛犬とともに。


今日も会いに来てくれて、ありがとう!




迷惑な話

2012-09-16 | エピソード
小さな頃、抱っこ出来る時期は、あっと言う間に過ぎ去りますが、
わきを抱えて、立たせることが出来ました。
一緒に写真を撮る時、顔が近くに来て、よかった。
でも、こればっかりは、今では出来ません。

4か月の頃。
今もよく走っている百道浜で。



5か月の頃。
懐かしき薔薇の階段の前で。



5か月半の頃。
懐かしきおうちの庭で。
抱えて、何とか真っ直ぐに立たせることが出来たのは、
せいぜい、この頃まででした。



昨年、3才の頃。
ハウステンボスで、一瞬のばか力を出し、ここまで抱えました。
Zionは、かなり嫌そうです。



そして、9か月前、引越しをした当時。
腰も膝も曲がりつつ、これが限界になりました。
Zionは、ムッとしています。



それでも、抱っこしたくて、しつこく挑戦していますが、
もう、抱えようとすると逃げられます。

Zionにとっては、こればっかりは迷惑な話なのでした・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



じ~んとする犬の話

2012-07-29 | エピソード
犬と一緒に暮らしていると、日常のストレスは
少なくなるように感じます。



それでも、やりきれない思いや悶々とする気持ちは・・・

感動的な映画を観たり、本を読んだりして、涙を流す。
気持ちをリセットするのに良いそうですね。

泣いた後、意外にすっきりするのは、
ストレス反応である物質(副腎皮質ホルモン)が、
涙と一緒に体外へ出て行くからだそうです。



何に感動するか、何に泣けるかは、人それぞれですが、
私は、例えば「タイタニック」よりも「フランダースの犬」 (笑)。

最後のネロとパトラッシュが天使に導かれる場面や
パトラッシュが出て来る色々な場面は、
思い出しただけでも涙がポロポロ・・・
動物、特に犬が登場する話には、初めから
泣いてしまいます。



最近、5つの短編集を読みました。

事故。 雨に濡れ冷たくなった愛犬。
ペットロスに苦しみ、崩壊してゆく夫婦。
ある夜、庭に、雨でもないのに、びしょ濡れになった仔犬が迷い込んで来た。
どう見ても、かかりつけだった獣医が見ても、亡くなったあの仔・・・
仔犬の日から、亡くなる日までの日々をおさらいするかのように
時を超えて成長していく。
夫婦は、奇跡だと半信半疑ながら、やがて悟る。
あの仔が帰って来た本当の意味を・・・



ほか4編。
犬たちのひたむきな心に触れる
じ~んとする短編集でした。

ストレスなんか何もなくても、心をリセットして
明日も笑顔で・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!



古い絵の中から

2012-05-26 | エピソード
昨日の続き・・・
洋書の中には、こんな絵も載っていました。

1950年のフランスの雑誌の表紙です。
紳士もピレたちも、どこか誇らしげで、楽しい絵です。



これは、1769年に描かれたという絵画。
まだ幼そうなピレと馬・・・心通う場面でしょうか。



そう言えば、こんなシーン、Zion にもあったわ



ぶぶっ。 全く、違いましたね・・・


そして、アメリカ ・メリーランド州のある家庭で撮影された写真。



この家の幼い子に、本を読んであげている(かのような)・・・
ピレの優しさを物語る一枚です。

ピレの子守りの様子を伝えるお話は、たくさん残っています。

私も前に一つ書きましたが、
きっと、多くの家庭では、
心温まるお話が、またひとつ、
今日も生まれていることでしょう。

  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!


大和へ

2011-09-26 | エピソード
九州・阿蘇の大和が天国に旅立った。

2002.12.10~2011.9.25


圧倒的存在感だった。

いつも、みんなのまとめ役、堂々とした優しい大和くん・・・

南阿蘇にあるランで出会ったね。

1才だったZion、もっと一緒に遊びたかったよ。


出会った頃のZion(左) と 大和くん(右)


あの時のまま・・・

きっと、天国でもマイペースで、
ブルドーザーのように突き進み、脱走を図り、
とても優しく、微笑んでいるに違いない。

あなたのことは、いつまでも
忘れない・・・

ありがとう、YAMATO・・・



今日も会いに来てくれて、ありがとう

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