ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

油山の足跡

2018-01-12 | 高原・山
10日、この冬一番の寒波が押し寄せた。

市内はみぞれやちらちらと雪が舞う程度だったが、
油山の方を眺めると、3日たっても展望台の辺りは真っ白。



散歩コースは油山。
中腹にある駐車場までの車道は積雪のため閉鎖、歩いて上る。
歩けば歩くほどに、登山道も遊歩道も雪に覆われていた。
平地とこんなに違うなんて・・・!



いつも遊んでいた場所は・・・



足跡ひとつなかったよ!



わ~い、わ~い!
足跡つけまくりだっ!



先月、Zionは10才になった。
無条件にはしゃぐ年代は過ぎているが、楽しそうに駆け回った。



目的があれば、スイッチが入る。
そんな時のZionは、人にも大きなエネルギーを運んでくれるようだ。



草スキー場の急斜面にも一番乗り。
次に来た人は、Zionの足跡に大きな動物の姿を重ね、驚くかもしれない。



なんて思っていたら・・・
登山客もまばらな雪道、続く谷にイノシシのような足跡を発見。
もし出会ったらと思うと、やっぱり怖い。

Zionがいる、大丈夫、大丈夫。
Zionの気配をまき散らせて、山を下りる。

途中、草スキー場へ行くらしい親子連れに出会った。

「あの足跡は、ぼくだよ。心配いらないよ!」

すれ違う時、Zionがそう言ったような気がした。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ほどよい山歩き

2017-03-06 | 高原・山
3月4日、5日のこと。

Zionは山歩きが好きだ。
いつも違う何かがあるのだろう。

たとえ傾斜地を上った先に何かがなくても、
何故か上ってしまうZionである。



油山市民の森はよく整備されているので、
どの遊歩道を選んでも、ほどほどに歩きやすい。



と言っても、ここは急すぎるだろう・・・



なぜ、ここを行く?



何となくだよ・・・
そんな声が聞こえてきそうな木漏れ日の中。



とても楽しそうだったので、次の日も油山へ。
今度は、山頂への遊歩道に入っていくZion。
侮ってはいけないが、導くような表情につい乗ってしまう。

山頂までは人の足で約1時間。
これまでに何度か登っているが、このコースは初めてで、
Zionが高揚しているのが分かった。



山道ではペースが速く、ほとんどマーキングをしない。
道が開けてきた所で、先を行くパーティに追いついた。
よかった、この人たちについて行こう・・・

山頂でも、Zionは特に休みもせず、
水を飲んで、元気に下山のコースへ。



犬の前肢には体重の3分の2がかかるため、
下りは前肢への負担が心配になる。
登山者がいないところではリードを長めにして、
出来るだけZionに自ら足元を選ばせて歩いた。

無事に出発点まで戻って来ると、
Zionはまだ帰らないと言った。

踏ん張って動かない。
地面に伏せる。

周囲にいる人々が笑っているよ。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!





力が無力になる時

2017-02-14 | 高原・山
久しぶりに油山に登った。
Zionが3、4才の頃は週に何度も訪れ、足腰を鍛えた場所だ。
草むらや茂みを避け、色々な遊歩道を見つけてはよく歩いた。

ある年の春、数日続けてマダニがZionの被毛に付着してきた。
山なので、常連客の情報からもいることは知っていたが、
それまで一年を通して、私は見かけたことがなかった。
一時的な大量発生かもしれないが、しばらくは避けよう・・・
以後、年に2~3度、冬に訪れていたのだった。



日陰にわずかに残る雪、清々しい散歩道。



雪の日、草スキー場で遊んだこともあった。
この日は、濡れた冷たい枯芝が陽だまりで光っているだけ。



無邪気なZion。



走り出すZion。



斜面を駆け上がり、弾むZion。



ハイテンションの一瞬、へん顔のZion。



次はどの道に行く?
そう言っている気がした。



「行く」は、Zionの一番好きな言葉だから。



そして、歩いても、歩いても・・・
まだ、帰らないと言って踏ん張るZion。
いつもの光景だ。
引っ張りっこなら、Zionが勝つ。



また来ようね、今日は帰ろう。
夕方、猫ちゃん探しに行こう。
明日もいっぱい歩こうね。
繰り返す言葉、通じる心。
こんな時、力は無力。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!





草原の山

2015-05-18 | 高原・山
T邸の庭デザインに伴う外構工事のチェックと
S邸の花植えのため、広島市を訪れました。

Zionには3時間ほど待ってもらうことになるので、
おとなしくお昼寝出来るよう、朝、県北の深入山に寄りました。



雪の深入山には何度か登っていますが、新緑は初めて。
気温は13℃、風はひんやり、いい感じ。
Zion用の水4リットルをザックに入れ、人の少ない東登山口から出発、
頂上まで1.4キロのハイキングです。



4月の山焼きが中止されていたので、
山はどんな状態なのか心配でしたが、とても美しく、
登山道もきれいに整備されていました。



頂上では、西中国山地の山々は霞みに覆われていました。
少し下りたところの岩の上から。



下りは、南登山口を目指して草尾根コースを歩きます。
風は涼やかなのに、陽ざしが降り注いで暑くなってきました。
解放感が広がるこの場所が好きです。



リードが見えなくて旅人のようなZion。

穏やかな道のその先は・・・
急な傾斜の登山道が続いています。

1,153メートル、緩やかな草原の山を侮ることなかれ、
このコースの上りはなかなか大変、雪の時でも汗が出ました。
下りはまだ楽ですが、油断すると転げ落ちそうでした。



Zionが美味しそうに残りの水を飲み干します。
麓の木陰は、上着を脱ぐと肌寒いほどの風が吹き、
いつまでも休んでいたいほどでした。



新緑が美しい深入山。
草原の山を守る人々にも敬意と感謝。

マダニはいないのか、Zionに付着してくることもなく、
その意味でも気持ちのよい山でした。

そして、仕事中のこと。
Zionを涼しい車の中で待たせると、不満モード全開。
買い物の時など、ひとりで待つことは出来るのに、
みんながそばで何かしている時に自分だけ閉じ込められるのが大嫌い。
こちらを見ながら、何度もクラクションを鳴らすのでした。

ブッブ~ ブッブ~

そう言えば、小さな頃からそうだった・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




雪山の凍る風

2015-02-26 | 高原・山
西中国山地の青白く連なる山々。
ドーム型の草原の独立峰、深入山(1,153メートル)にやって来た。
冬は雪山入門コースとしても人気のある山だ。



積雪は1メートルほど、南登山口から尾根を登る。
滑ったり、深くはまり込んだりして、前進を阻む傾斜。
スノーシューを履いていても、引き返す人もいた。



Zionは寄り道しながら、駆け回る。
誰も踏み込んでいない所に行ってみては、
深みに挑むように走った。











そして、また登った。
私が遅れると、Zionは戻って来てくれた。



もうひとがんばり!
でも、空を見上げると、雲行きが怪しい。
凍るような風が吹いて来た。
しかも、もの凄い強風だ!
低い姿勢になっても、飛ばされそうになった。
Zionが下ろうとした。
撤退しよう!

転げるように山を下った。



不完全燃焼だけど、これでいいと思った。
仔犬のように見えるZionを見て、私も笑った。
いっぱい、笑った。



Zionのアイゼン。
爪のあとが凛々しく残る足跡。

山は色々なことがあるね。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




約束の西中国山地

2014-03-05 | 高原・山
広島県北広島町を訪れたのは、2月も終わりに近づく頃。
凍る聖湖 (ひじりこ)は、どこまでも続く雪原のようだった。
その中に勢いよく走って行った去年のZion・・・


( 去年の聖湖 2013.2.24 )

またそんなことがないように慎重になっていたからか・・・
湖や景色の美しさをすっかり撮り忘れた。



雪に埋もれそうなコーヒーハウス。
雪深く車は入って行けないため、近くに車を停めて歩く。



まっ白な背景は、凍る湖。
深い所では、まだ1メートルほどもある雪の森。
ここで遊ばせてもらうのは、本当に贅沢なことだ。





雪の抵抗をかわしながら走る。
くぼみに落ちる。 這い上がる。
小動物が残した匂いを追いかける。

命の息遣いは、深い雪の中で生き生きと鼓動している。



車に戻り、少し南下すると、
深入山(1,153メートル)への登山口がいくつかある。
Zionは待ちきれず、キュン!キュン!
麓の雪原の中に跳び込んで行った。



歩くたびに膝まで埋まる雪。
雪を楽しむ登山者たちも、さすがに息が上がっていた。



あれは何だろう?



風はない。



空を見る。



ただ、山々に包まれて・・・



遥か遠くに何がある?



君の目に映る全ての美しきもの。
その厳しさも優しさも感じながら・・・

君は、何を思っているのだろう。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




冒険の雪の森

2014-01-23 | 高原・山
水曜日の朝、わくわくしながら窓の外を見た。
未明に雪が降ったはずだけど・・・

庭には、雪の置き手紙。
「 とりあえず来たよ。 雪より 」

積もるのを楽しみにしていたのに、この辺りでは
雪遊びじゃなくて、泥遊びになってしまう。

そこで、Zionとふたりで、大宰府北部の山の方へ行ってみた。
交通渋滞を乗り越え、山に近づくと道は雪だらけ。

四王寺の森は、し~んと静まり返っていた。

森を抜けると、見晴らしのいい丘がある。
わ~っ、思った通りだ!







追いかけっこの誘いにのると、Zionは
際どい危険な所ばかりに行きたがる。
伸縮のロングリードがいっぱいに張り詰める。
走りまくる私。 注意、注意。
雪は、崖さえ優しいスロープに見せるから。



ほとんど見えない周囲の山々。
雪と雪になり切れない結晶の白く蒼い世界。



美しいけれど、雪は景色の特徴も隠してしまう。
案の定、私は帰り道の森の中で、少し迷った。
来た道なのに、違って見える・・・



こんなところ通ったっけ?
この分かれ道はどっち?

先に行くZionは、黙々と導く。
Zion、頼むよ。



ふ~っ、ちゃんと戻ってきた。
普段は簡単な散策の道なのに、ちょっと焦った。

犬は正確な方向感覚を持っていると言うけれど、
頼りになるものだ、感涙。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




雪にエアケイ!

2014-01-20 | 高原・山
日曜日、九州のわんこたちは、雪を探していました。
天気予報の雪だるまのマークは、どこへ行った?
ない、ない、雪。

ここに少しだけあったよ~っ。
天山の日陰~なところ。



見つけたよ。 少しだけど、雪。
わ~い!



理由なんてないけど、走ってしまうよ。





テニス全豪オープン4回戦をTVで見ました。
世界ランク1位のナダル選手を相手に
いいプレーを見せる錦織圭選手。
結果は負けちゃったけど、素晴らしい試合でした。



ぼくも雪に向かって、エアケイ!
決まった~っ!

すみません、影響されやすくて。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




正体不明につき・・・

2013-12-17 | 高原・山
例えば、一緒に暮らしていたりすると、
どういう生きものか分かっているから、
特に、興味の対象にはならないのかもしれないが・・・



そんな経験のないZionにとっては、
とにかく、確かめたい存在らしいのだ。



Zionの気持ちを想像してみる。

あいつは、何者なんだろう・・・
匂いを嗅いで、データを分析しなければ!
ついでに、触ってみたい。
ただ、それだけなんだけどな。



あいつは、すばしこく、ジャンプ力が並はずれている。
でも、ぼくだって、負けない、とお~っ!



あら、木に登っちゃった。



Zionは、ロックオンしながらも、時々、木の根元の辺りを見ている。
何を見ているのか・・・初めは分からなかった。



それは、足場を確認していたのだった。
Zion、木に登るのか!チャレンジするのか!



追いかけたい気持ちと慎重な判断。



そこのあなた、正体不明につき、
確認させて頂きたいのですが!

気持ちを伝えるのは、難しいね。



  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




宝満山の木霊

2013-11-06 | 高原・山
大宰府の鬼門を守る霊峰・宝満山 (ほうまんざん・830メートル)。
これまで散策したことはありましたが、
初めて山頂を目指しました。

竈門(かまど)神社からのルートで、距離は3キロほどなのですが、
これでもかと続く急な自然石の段々を延々と・・・
とにかく、とにかく、登るのです。
筋トレか



阿蘇・中岳の崩れ落ちた岩の上も登ったZion、
ここでも、同じ目標、心を合わせて。



3合目あたりに、水場と休憩所がありました。
下りて来る人たちは、汗びっしょりです。



5合目から7合目は、名物の百段がんぎ。
筋トレと言うより、もはや修行。

8合目・・・汗が流れます。
Zionは、大きなストライドを生かし、
下半身のバネを使って、上手に登って行きます。







山犬の余裕の笑顔・・・おそるべし。



9合目・・・ロープが設置された岩場をクリア。
つるつるさえしなければ、どこでも躊躇なし。





ここを登れば、もうその先は・・・





やった~! 頂上だ!



突き出た岩の先端で(こわ~)。
Zionは、ずっと、眼下に広がる森を見ていました。



山頂の気温は17℃。
曇っていてよく見えませんが、晴れていれば、
脊振山地、博多湾や玄界灘、三郡連山、英彦山、九重山、
有明海と雲仙岳も見えるそう。

宝満山は、本当に人気のある山です。
いったい何十人の人と出会ったでしょう。
人の姿が見える度に、ストップ、つけの状態で待ち、すれ違いますが、
たくさんの人に声をかけてもらい、幸せなZionです。



爽やかな笑顔の学生さんたちと一緒に。



森に誘われて。



上り2時間15分、下り2時間、山頂での休憩45分。
急な石段に鍛えられ、少しだるい大腿四頭筋。

下山途中、けろっとしているZionも、雨の兆しの湿度を感じると
冷たい岩の上で、少し休みました。



張りつめた弓の ふるえる弦(つる)よ
月の光に ざわめく おまえの心 ・・・

もののけ姫の歌を口ずさむと、
神秘的な世界がよみがえります。

あの迫力はないけれど、
森の木霊(こだま)と話をしているような
不思議な・・・Zionでした。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




森林浴と犬

2013-10-31 | 高原・山
朝の空気を思いきり、吸い込んで、
27日、4回目の天拝山(てんぱいざん・258メートル)は、
森林浴の恵みにあふれる散策でした。

息が上がりながらも、キラキラ輝く木漏れ日の美しさ・・・
リードが光の加減で見えない時、
Zionは、まるで旅人のよう。



天神さまの径から登り、9合目の分かれ道から天拝湖までの往復は、
這う方が効率的な急こう配もあり、アップダウンに富んでいます。

木の根の階段、葉っぱの匂い、土の感触、小動物の気配・・・
その心地よさと冒険心が、Zionを先へ先へと
駆り立てるようでした。



心地よさと言えば、森林浴も影響しているのでしょうか。

植物が自らを守るために造り出し、
発散する揮発性物質、フィトンチッド。
害虫忌避や殺菌、消臭などの効果は、よく知られていますが、
特に樹木においては、森林生態系の自浄作用を持ち、
人がこれを体内に入れれば(森林浴)、健康効果があると言われています。

注目したいのは、大脳皮質を活性化させるという効果。

これにより、体の調整力が高まり、精神や自律神経が安定、
呼吸器や肝機能が向上するということですが、
犬にとっては、どうなのでしょうか。



残念ながら、その事に関する研究論文を見つけることが出来ませんでした。

イヌも、本能的な欲求・情動を司る大脳辺縁系(旧古皮質)と
思考や理解、適応などを司る大脳皮質(新皮質)を持っています。
大脳辺縁系は、ヒトもイヌもあまり変わりませんが、
大脳皮質は、ヒトだけが大きく発達しています。

もしも、犬の大脳皮質も活性化させることが出来るなら、
普通に公園を散歩する時よりも、森の中では、
犬の脳波は、さらに多くのα波を示すでしょう。

少なくとも、Zionの心は、すっかり、リラックス。
また9合目の分かれ道まで戻って来て、山頂に登り、九州自然歩道を下山、
歩行距離10キロ、3時間半の散策を満喫しました。



一度も休まない疲れ知らずのZionも、さすがにお腹は空いたよう。
この後、持って来たお弁当の鶏ももの唐揚げ風とチーズを
美味しそうに食べました。


( 鶏ももの唐揚げ風・・・パリッと焼いた鶏ももにおからパウダーをまぶし、軽くソテー )

針葉樹やクスなどのフィトンチッドが降り注ぐ光の中・・・

私たちには、Zionの楽しそうな姿が、
何より元気になれる森の散歩でした。



  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




空を飛べる山頂

2013-09-30 | 高原・山
23日、3回目になる天山(1,046メートル)。
中腹から見る景色は、夏の名残りを漂わせていました。



前回と同じく天川の登山口から、のんびりと登ります。
Zionの排泄は、勿論、前もって済ませていますが、
山では、街の公園などのようにそこかしこに犬の匂いがない上、
目の前の課題に専念するためか、マーキングもすることなく、
心を合わせて、山道を踏みしめていきます。



山頂は、ススキが穂を揺らして、秋を告げていました。



Zionは、しばらくの間、遠くの山々を見つめていました。



幾重にも重なって続くブルーの山々。
リードを少し長くして、なだらかな草原を走ると、
風が後押ししてきて、空を飛んでいるよう。
そんな気持ちになる山頂です。



遠く霞む空、日差しが暑くなってくると、
数人が休んでいた岩陰で、一緒に休ませてもらいました。
気さくな会話が、心温まるひとときでした。



同じ場所でも、いつも違って見える景色。
一枚として同じに撮れないきみと山の風景。
光は、不思議だ・・・



山は、いつも優しく迎えてくれるとは限らないけれど、
今度は、どんな光の中で、きみと歩くだろう。

登山口に戻って来ると、若く弾けそうな山ガールたちが
出発しようとしていました。

楽しそうな笑い声・・・

その笑顔もきみの笑顔も・・・笑顔は、
光そのもの。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




涼しい渓谷

2013-07-23 | 高原・山
少しでも、涼しいところを求めて・・・
朝4時に家を出て、車で1時間40分。
週末、熊本県・矢谷渓谷に行ってみました。

朝の6時前は、日常の散歩では、もう暑いけれど、
ここは、涼しかった・・・



歩く道、歩く道、冷たいところがいい。



斜面を全速力で駆け登ってみたり・・・



冷気に誘われて・・・



水辺を散策してみたり・・・



やっぱり、退散・・・



まぁ、そう言わずに・・・



ひ~っ。



水の中に入るのは、きらい。
2度目は、頑として、動かないよ。



それでも、涼しく2時間半、散歩して、8時半には帰りました。

先日の地元放送局の滝すべりの紹介では、午後1時半で22.4℃、
木々に囲まれた水辺は、日中でも涼しそうです。

Zion の夏・・・
本番は、これからだよ。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




雪山の怪獣

2013-02-28 | 高原・山
深入山 ( しんにゅうざん ・1153メートル) は、
好きな山のひとつである。

雪はかなり少なくなっていたが、
スノートレッキングは何とか楽しめそうだ!

登山口に着くなり、Zionは・・・
雪山の 珍獣 に変身した。



あっと言う間に、ギアは5速 !
自己最高速度を更新か!



体全体からほとばしるオーラが怪しい。



嬉しい!楽しい!を超え、本能に突き動かされるように、
雪の斜面を駆け登って行った。



登山道は途中からわからなくなったので、
稜線の近くを真っ直ぐに登った。



私のブーツも優れものだと思っていたけれど、
スノーシューを持って来た方がいいようだ。



Zionは道草を食っては、追いかけて来た。



後肢で立てば、もはやクマ。



逆光で走れば、白いオオカミ。



ほとんどは、雪山の怪しいケモノ。



雪が青いと思ったら・・・
空がどこまでも、どこまでも、照らしていた。



西中国山地の山々は、穏やかで優しい表情だ。



「また来るよ」
Zionがそう言ったような気がした。

雪山は、素敵な素敵な場所らしい。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




自然の息遣いを感じて

2013-02-27 | 高原・山
凍る聖湖 ・・・
静かに冷たく、美しい。

Zion! STOP

呼びかけながら、つけていたロングリードの端に追いつき、
力いっぱいに引いた。

ああ、どうか、間に合ってと祈りながらも、
私の頭は、氷が割れて、湖に落ちたZionを
引き上げる準備をしていた。



Zionは、何とか止まった。
氷の上に乗ったものの、無事だった。 冷や汗~。

かき氷状態のところもあったので、
この場所が丈夫だったのは、本当に幸運だったのだ。

止められて、訳が分からず、ふくれるZion。



湖の方に来ないよう、森の奥へ行こう。
興味の赴くままに、自由に走って遊んだら・・・
もう、笑った、笑った~。



時には、気になる所を掘ってみたり・・・



そして、また、好きな所を駆け回ったり・・・



森は起伏に富み、遊ぶ上でも、
自然の恵みがいっぱいだ。



何か、気配を感じたのか、じっと、五感を働かせている。

自然の息遣いは、Zionには、刺激的で
わくわくするに違いない。



で? 今度は、たぬきか?
ま、まずいっ。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!