ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

真夏の超大型犬

2017-08-03 | おうち
にぎやかに響くセミの鳴き声。
清々しい朝の光、記憶の中の夏の楽しい思い出。
連日、厳しい暑さが続いているが、夏の朝が好きである。

・・・と言うより、どの季節も朝がいいと思う私は、
枕草子「春はあけぼの・・・夏は夜・・・」とうたう清少納言を思えば、
美意識も観察眼も鈍感で、何て表現力に乏しいのだろうと思う。

超大型犬にとっては、夏はあけぼの・・・
せめて早朝だけでも、健康的に散歩を楽しみたいものだ。



ところが、この辺りでは午前4時頃は最低気温なのに27~28℃、
風がなければとても蒸し暑い。

この時期のZionの日常と言えば、
外に出るのは早朝と夜の短時間の散歩の時だけ。
あとは涼しい(寒い)部屋で大の字になったり、
時々何かに吠え、時々いたずらをして、一日を過ごす。
スイッチが入ると、遊ぼうと誘ってきたり、家の中で走り回ったりする。
することがなくなると、私の顔を見に来ては、いつ散歩に行く?と聞いてくる。
とっても、とっても、ヒマらしい・・・(笑)



7月のある朝、散歩後ひと眠りしたZionはハイテンション。
出勤しようとする主人と一緒に庭に出た。
勢いよく飛び出し、駆け回ったり、土を掘ったり、大暴れ。



追いかけると、飛び跳ねて逃げる。
こちらが方向を変えると、追いかけて来る。
小さな頃からしている遊びなのだが、これだけは飽きないらしい。



すばしこいところもまだまだ健在。
本気で追いかけても機敏にかわし、とても捕まらない。



もう、相手をしているヒマはないとバス停へ向かう主人を追いかけて、
Zionは、近くの公園を走った。
雑草もパワー全開、季節を満喫中。



7時40分、既に気温は29.5℃!
熱中症の心配があるので、すぐに連れて帰ったが、
小さなアドベンチャーは運動と言うより、
精神的な充足につながるように思えた。



家に戻り、すやすやと眠れば、
また、何かしたくて、Zionは作戦を練る。



ある日もまたある日も、昨日も・・・
朝のわずかなひととき、何故か、ここで暴れ回る。


  
今日も会いに来てくれて、ありがとう!