ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

ピレネーと久住山 2

2014-03-30 | 阿蘇・久住
星生崎の岩場から久住山を望む。
3月23日の九重連山は青空に包まれて、春の雪が残っていた。



岩場を下り、画像左下にある避難小屋の前を通過し、
久住分かれから、右にそびえる久住山へ向かう。



久住分かれから眺める三俣山。
青々とした季節や氷景の季節とは全く違う表情を見せる。



Zionは自ら岩の尾根に進んで行く。



山にあいさつするように散策を楽しむ。



小さな小さなZion・・・どこにいる?
いた、いた、左下。



どこに行っても、監視は怠らない。



ちゃんとマークされたところを登って行く。



そして、正午、久住山頂上。
遠くまで霞む空、ここだけがふわっと浮かんでいる感じがした。



Zionはそんなことより、匂い嗅ぎに忙しいらしい。



匂いをつきとめることは、大切な仕事だけど、
ちょっと休んで、広がる壮大な山の景色を眺めてみたら?



ほんとだ・・・
Zionはしばらくの間、じっと見つめていた。


復路の西千里ケ浜からは、心配していた通り、
雪解けで泥沼のような登山道が最後まで続いた。



往路3時間20分、復路2時間30分。

登山口に戻ってきたZionは・・・
まっくろ、くろくま、泥くま、すごすぎ。

このくろくま、撮っておけばよかった。

撮影は、ペンタックスK30。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ピレネーと久住山

2014-03-27 | 阿蘇・久住
暗い高速道路に朝日が昇ってくる。
キラキラと輝いて、快晴だ。
23日、久住山( くじゅうさん・1,786メートル)に登ろうと
山日和を願いながら、九重連山に向かった。

8 時30分、牧ノ戸峠に到着すると、何とまだ雪が残っていた!



登山口から展望所までの上り道は雪深く、凍っている。
トレッキングシューズとアイゼンを装備するZionの足は、軽快だ。



青空の中に霞む阿蘇を見ながら、沓掛山(くつかけやま)を越える。
鎖やはしごのある大きな岩場は、犬には最大の難所。
Zionは顔にも泥をつけながら、うまく岩場を越えて行った。



沓掛山の頂上から見た久住山への尾根道。



緩やかな雪の道で、喜ぶZion。



もう、とことん汚れちゃえ~。



遊ぶ!遊ぶ!



そして、また歩く。



段々と、山の主のようなワイルドさを身につけながら・・・



歩く、歩く。



扇ケ鼻の分岐。



景色にすっかり溶け込みながら、遠くを監視する姿。



この先に何があるのだろう・・・
Zionは休むこともなく、冒険心に満ちる。



西千里浜ケ浜を放浪。

この乾いた感じ、今だけのこの場所の風情。
故郷のピレネー山脈の雰囲気を少しだけ感じるのは
私だけかもしれないが、それはワクワク、とても楽しい。



星生山(ほっしょうさん)が見えてきた。
星生崎から岩場を下ると、避難小屋、そして久住分かれ。



星生崎に近づくと、久住山が迫って来た。
さあ、行こう。
もうひと息だ。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




カメラと超大型犬

2014-03-21 | お散歩
愛用していたカメラが壊れてしまった。

ニコンが不調になり、連写機能重視で買い替えたソニーのモデル。
レンズも一つダメにし、別のレンズでも連写の画像はもう限界。
大切に扱っていたつもりだったが、
過酷な撮影環境に耐え切れなくなったのだ。
Zionの一瞬を輝かせてくれたことに感謝しながら、
私は次のモデルを選ぶことにした。



振り返れば、初めて自分で撮影したのは、
フィルム時代に父にもらったオリンパスの一眼レフ。
うまく撮れないながら10年以上愛用した。
全自動ズームカメラ(コンパクトカメラ)を経て、
時代はすっかりデジタルになっても、その味わいは心に残る。
また、手に取ることがあるかもしれないと思う。
フィルムがこの世からなくなってしまわなければ・・・



私のカメラ歴はわずかにそんなもので、知識に乏しい。

新しく選ぶ機種は、ボディもレンズも防塵・防滴、
タフであること、イメージセンサーの大きさや連写機能、
光学式ファインダーのあるものか、ミラーレスか。
ポイントはそのくらいなのだが、私にはそれが難しい。


( まま、価格のこと忘れてない?)


そうだった・・・かわいい価格よ、寄って来い。
高性能よ、寄って来い。

雪山にも泥んこにも砂ぼこりにも耐えながら、
ただ、きみが生きるその瞬間を表現するために。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ピレネーとポニー

2014-03-14 | お散歩
9日、日曜日の散歩は海の中道海浜公園。
少々飽きた感はありますが、公園の広さはやはり魅力的。
この日は、全国スイーツマラソン in 福岡 が開催されていました。



約4,000人が参加し、用意されたスイーツは280種類、25万個だったそう。



Zionは、自分もとばかりにコースの横を走ったりしながら、
ひたすら動物の森を目指していました。



以前、動物の森の奥で、野生のたぬきと出会いました。
それ以来、この辺りに来ては、たぬきを探すZionです。
この日、馬の放牧場には、2頭の若いポニーがいました。



特に1頭のポニーがZionに興味を示します。
柵沿いにZionが走ると、ポニーも走って来ました。



近づいたり、遠ざかったりしながら、駆け回るポニー。
Zionは誘うように猛ダッシュ!





Zion、わずかに飛行犬(笑)!



ポニーに向かって、遊ぼう!遊ぼう!と誘います。





お互いによい遊び相手になりそうな
Zionとポニー。



走るのも速くて、やんちゃで、そして優しそう。
何という名前だろう・・・

柵越しだけど、また、遊ぼうね。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




放置フンのやつあたり

2014-03-10 | 散歩と人
「 も~! またウンチだ!」
そう聞こえた次の瞬間、茶色い固形物が
園路に転がって来た。

冷たい風を和らげるような心地よい日差しの中、
歩く先2メートルほどの所で、それはコロンと落ち着いた。

公園の芝生の手入れをしようとしていた係員がぶつぶつ言っている。
頭にきて投げたのだ。


( 強い向かい風に吹かれたら・・・)


別の公園では、こんなこともあった。
大きなフンが放置されていることにムカついた管理の係員、
Zionを連れてたまたま通りかかった私に
目をつり上げて、こう言った。

「 あのデッカイの、おたくの犬のフンじゃないの? 体、大きいから!」

体が大きいから?
私は呆れ果て、めまいがしそうになりながらも
放置などしないことを冷静に言う。


( 一歩だけ、前に進んでみる・・・)


係員は我に返ったのか、謝罪の言葉。

どれも、やつあたりだ。

気持ちはわかるのだ。
同じように誰もが不快な思いをしている。

しかし、本当の意味の敵はここにあらず。
醜い言葉や態度からは、醜い仕草しか生まれないと思う。


( そして、また一歩・・・)


ボランティア活動、自分自身への言葉。
フンやゴミを拾う時、不快な気持ちでするなかれ。
美しさに近づこうとする気持ち。
それだけでいい。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




約束の西中国山地

2014-03-05 | 高原・山
広島県北広島町を訪れたのは、2月も終わりに近づく頃。
凍る聖湖 (ひじりこ)は、どこまでも続く雪原のようだった。
その中に勢いよく走って行った去年のZion・・・


( 去年の聖湖 2013.2.24 )

またそんなことがないように慎重になっていたからか・・・
湖や景色の美しさをすっかり撮り忘れた。



雪に埋もれそうなコーヒーハウス。
雪深く車は入って行けないため、近くに車を停めて歩く。



まっ白な背景は、凍る湖。
深い所では、まだ1メートルほどもある雪の森。
ここで遊ばせてもらうのは、本当に贅沢なことだ。





雪の抵抗をかわしながら走る。
くぼみに落ちる。 這い上がる。
小動物が残した匂いを追いかける。

命の息遣いは、深い雪の中で生き生きと鼓動している。



車に戻り、少し南下すると、
深入山(1,153メートル)への登山口がいくつかある。
Zionは待ちきれず、キュン!キュン!
麓の雪原の中に跳び込んで行った。



歩くたびに膝まで埋まる雪。
雪を楽しむ登山者たちも、さすがに息が上がっていた。



あれは何だろう?



風はない。



空を見る。



ただ、山々に包まれて・・・



遥か遠くに何がある?



君の目に映る全ての美しきもの。
その厳しさも優しさも感じながら・・・

君は、何を思っているのだろう。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!