ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

貴方に会えてよかった

2013-12-12 | 散歩と人
愛犬と散歩をしていると、初対面の人と
言葉を交わす機会に恵まれます。
ほっこり、嬉しくなる言葉、その反対の気持ちになる言葉・・・
何を思い、どんな言葉で伝えるか・・・
人としての一面を感じます。



犬種や外見の特徴を話題にする人・・・
世話の大変さを話題にする人・・・
性格や精神面のことを話題にする人・・・
骨格と体型を分析する人・・・
思い出話をする人・・・
いくらかと聞いて来る人・・・

批評系、感動系、人の視点は様々です。

「犬ですか?」 と聞いて来る人には、
「そうとも言います」 と答えるし、
ユーモアは心が潤います。

「この犬は何年生きますか?」
「大型犬の寿命は短いんでしょ」
悪気もなくサラリと聞いて来る人が苦手です。
軽くかわしてしまいましょう。



美しか~。

貴方に会えてよかった・・・

Zionに頂いて、嬉しかった言葉は沢山ありますが、
この言葉には、感動し続けています。
そして、Zionも私も、幸せな気持ちになります。

そう言っている時の人の表情は、とても素敵だから。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ラグビー少年へ

2013-10-28 | 散歩と人
夏以外、本当によく遊ばせてもらっている海の中道海浜公園。

3才半頃までは、遊びの中心は、
ランで多くのわんこと走りっこをすることでしたが、
今では、広大な公園を気ままに彷徨い歩き、
そこで出会う色々なことを楽しんでいるZionです。

この日は、ラグビーでした。



少年たちとコーチが真剣に練習しているところへ・・・
あのボール、楽しそう。
ぼくも、まざりたいな。



行っちゃえ~っ!



わ~い!ゲームが始まった!ぼくもいれてよ~っ!



だめだって・・・ちぇ~。



でも、ぼくもラグビーしたい!



そのボール、ぼくがもらった~っ!



コーチ、前方から真顔で迫って来るもののけに
目がテンに・・・



さすがのコーチも、ここでもののけの動きに対応出来ず・・・



もう少しで取れたんだけどなぁ・・・
連れ戻されながらも、楽しそうなZion。



Zionは、お兄ちゃんたちと一緒に走り回りたくて、
この後もずっと、チャンスを伺っているのでした。



練習をじゃまして、ごめんなさいね。



みんな、優しくて、かっこいいね!


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




あらぬ嫌疑

2013-10-09 | 散歩と人
私が小さい頃、近くに住んでいた男の子は、
嵐が来ると必ず、マントを着て、おもちゃの刀をかざし、道路に出て、
「 いつでもかかって来~い!」
空に向かって、叫んでいました。
しばらくすると、母親に連れ戻されるのですが、
その一連の様子を面白がって眺めていたことを
台風が来るたびに、思い出します。



台風24号が接近して来た時、迎え撃つ準備は万端、
「 いつでもかかって来~い!」
私もつい、呟いてしまいましたが、
足早に、控え目に通り過ぎてくれ、ほっとしました。



ところで、最近、ガッカリな出来事がありました。

朝の公園で、Zionがころんと排泄をしました。
主人がリードを持っていたので、その場所を足で掻かないよう
少し移動させ、私がまさに始末をしようとした時、
通りがかりの年配の男性が、放置するなと言ってきました。



意味が分からず 「 は?」

どうやら、その男性は、犬とリードを持っている人ばかり見て、
私に気がついていないようでした。
「今、取っているところですよ」 と言うと、
男性は、袋を持った私に気づき、厳しい表情から一転、
笑顔を見せて、立ち去って行きました。

ポカ~ンとしてしまいました。
「失礼しました」 くらいは添えるべきでしょう。
人として・・・



南の海では、また、新たに台風のたまごが2つ、
生まれているそうです。
一難去って、また一難か。

「 いつでもかかって来~い!」


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




人の好意を断る時

2013-04-06 | 散歩と人
人さまが好意でしてくれることを断らねばならない時、
はっきりと No Thank You が言えないことがある。



先日、少し遠くの公園まで往復16キロを歩いた。
帰る途中、さすがに暑くなって、のらりくらり歩いていたら、
Zionに興味を持った方が、わざわざ家から出て来て、
ひとしきり話をした後、庭で水を飲んで行くように勧めてくれた。



ちょうど、すぐそばの公園か自動販売機の水を飲ませようと
思っていたところだったが、折角の好意なので、水を頂くことにした。

蛇口にホースが付いていたので、水入れを持って来てくれたのだが・・・
それは、植木鉢の下に敷く受け皿で、泥まみれ。
ジャ~ッと水を注いで、「さぁ、どうぞ~!」



う、うう~っ、それは・・・
汲み置きや自分のヨダレが入った水も飲まないのに、
いくら何でも飲ませる訳には・・・
清潔感の基準が違うことを上手に説明するには・・・
どうしよう・・・何て言おう・・・

が、答は簡単だった。

Zionはぷいと避けて、スタコラと立ち去る準備。

私 「い、いらないそうです~ありがとうございました~失礼します」
ホッとする次第。



散歩中、おやつをくださろうとする犬の飼い主さんにもよく出会う。
おやつは食べさせていませんのでと断っても、
なお、くださろうとする方には・・・



こんな時も、Zionはぷいと避けて、スタコラと立ち去って行く。

私 「興味がないんです~ありがとうございます~失礼します」
ホッとする次第。

実際、Zionはおやつにほとんど興味を示さない。
犬はどの犬でも、いつでも何でも食べると思っている人には、
このことを理解してもらうのは、難しいのだろうか。

きっぱりと No Thank You が言えない時、
私は結局、Zionのストレートな態度に
いつも、助けられている。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




白獅子の狛犬

2013-02-22 | 散歩と人
博多の鎮守神として親しまれるお櫛田さん、
櫛田(くしだ)神社。

毎年、節分には厄除の豆まき、7月には山笠などの祭事が行われ、
多くの人で賑わいます。

さすがに、これらの祭事には寄りつけませんが、いつだったか、
宮司さんが、Zionをとても歓迎 してくださって以来、
時々、訪れるようになりました。

休憩所でくつろいでいると、参拝に来た男性が、
目を丸くして近づいて来て、こう言いました。



「白獅子の狛犬になれそうだね」

こまいぬ

なるほど。
門の横に、キリリとすわり、
それが仕事だと言い聞かせれば、
頑固一徹、魔除けをするかもしれない・・・?
いや、無理ですが。

前に、獅子舞みたいと言われたこともありましたが、
考えてみれば、犬というものは皆、家族にとっての
狛犬や獅子舞みたいなものかもしれません。

人は、犬に対して本当に微力なのに、それでも犬は、
時には邪気を追い払い、いつも家族の無病息災を願い、
そこかしこから、幸せを見つけては、
無償で運んで来てくれる。

こちらが気づいている以上に、細やかに。

態度の方は、少々・・・もとい、
ずい分、大きいようですが。



↑  ↑  ↑
ところで、キャナルシティ には、中型犬以上は入れませんっ。
家に帰って、何気なく HP を見ていたら・・・と書いてあった~。
運河のまわり、歩いちゃった。
ごめんなさい。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




気になる滑舌

2012-11-21 | 散歩と人
時には、街での散歩もよいものだ。

超大型犬とは入れない洒落た店に、すっかり疎くなり、
ついでに、おしゃれにも疎くなったというか、どうでもよくなった。
街を歩くと、そんな自分に少し喝が入る。



Zionにとっては、どうかと言うと、
散歩なら、どこでも、とても楽しそう。

とある店のディスプレイに、素敵な靴。
いいなぁ・・・

でも、タウン用の可愛らしいスニーカーなど、Zionとの散歩では、すぐに破れる。
履きやすいバレエシューズタイプのものも、信じ難いけれど、
気がついたら、底がなかった。
ブーツが好きだけど、長く歩くには、やはり疲れる。

結局、軽いハイキング用の山靴が、普段の愛用品になるのだ。



やっぱり、丈夫で、Zionと楽しく歩けるものが一番。
これこそ、私にとってのおしゃれだ。
いや、言い訳はやめて・・・
せめて、あたふたせずに、颯爽と歩こう。
そう、努力しよう・・・

前方から、こちらに向かって声が聞こえる。

「シロちゃん~っ」

はぁ? こけそうになりながら、記憶をたぐる。
あ~前に出会ったことのある方が、覚えていてくれたのだ。

Zionのこと、シロちゃんと。



名前を聞かれると、私は、普通に 「シオンです」 と言っているのに、
シロと聞こえることが多いらしい。

そう言えば、先日は、名前を聞いてきた女性に 「チロンちゃん」 と覚えられた。

私は、そんなに滑舌が悪いのかっ。

図書館の辺りまで来ると、少し暗くなったけれど、フウの実を拾った。

寒くなったね。

雨が降った土曜日のこと。




今日も会いに来てくれて、ありがとう!




ちゅ~するおばさん

2012-10-22 | 散歩と人
油 山の森。
近くの山だが、いいところである。
鳥の声、虫の声、流れる水の音、風の音・・・



そして、キラキラする木漏れ日の中を今日も歩く。

いつも何も考えていないが、なお無心に
Zionと一緒に歩いて、歩いて・・・



少し汗をかいた頃、中年の女性に出会った。
久しぶりにピレを見たと感激し、Zionを思い切り、もふもふ~。
そして、何と、ちゅ~~である。

これまでのところ、強烈に抱きついたりされない限り、
Zionは、人の心を受けとめてきたが ・・・



そう言えば、前に、若い女性が、とても思いつめた表情で、
いきなり、Zionに顔をうずめてきた時でさえ、
私はびっくりしたが、Zionは、しっかりと受けとめていた。

その女性が 「ありがとうございました」 と言って去って行った後、
少し、心配になった・・・大丈夫だろうかと今も思う。

しかし、ちゅ~~は・・・どうする、Zion



ぷは~~っ  ブルブルブル~~ッ

振りはらった挙句に、よだれをお見舞いした~っ。
Zion、そこまでするか~っ。

相手の年齢は関係ないとは思うが、
犬は正直である。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




縁起のいい例え

2012-10-02 | 散歩と人
門番ごっこ~。
どこかのお屋敷の警備犬ふう・・・?



休日、山も高原も悪天候な時、
夏以外はよく、ホームグラウンドで遊んでいます。



台風の影響で、空は暗く、時折の強い風は、肌寒いくらい。



しばらく走って、Zionが水を飲んでいると、
わざわざ、見に来た女性が、こう例えました。

「獅子舞みたい~っ」

えっ

もしかして、この方~っ



この方は、初めてです~っ。



白くま、ライオン、モロ、ファルコンに続いて、
仲間入りしました、獅子舞

日本の各地で、色々な形の獅子舞が見られますが、
この獅子舞なんか、似てるかも・・・
うふふ。



それにしても、獅子舞とは、縁起がいい。

・・・何故か、とても気に入りました。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




あなたで大丈夫なんですか

2012-08-02 | 散歩と人
Zionと一緒に歩く時、
Zionのストライドに合わせて、なるべく最大歩幅で歩くようにしている。

自分の最大歩幅を保って歩こうと思えば、
下腹部を引き締め、上半身を引き上げることが必要になるため、
普通に歩くより、腹筋や背筋が鍛えられる。



Zionは、興味をそそられるものが特にない時は、ゆったりと歩くので、
周囲からは 「あれなら女性が連れて歩ける」 と見えるようだ。

それは、一部分は当たっている。

しかし、例えば、一瞬、小動物が彼の視界のどこかに入った時・・・



それまでの弛緩した筋肉をひるがえす時のすさまじい瞬発力に
こちらも瞬時に反応できる体力がなければ、
激しく引きずられるか、ノーリード状態を許すことになってしまう。

一瞬の出遅れにより、電柱に激突し、骨折した男性もいる。
人や車の事故にもつながるかもしれない。

私自身も、先代ピレの時代に、神社の長い階段の上から、
見事に転げ落ちた経験がある。
(リードだけは放さなかった~)

ゆったりとしていても、甘く見てはいけないことがよく分かっているだけに、
気力だけでなく、日々、体を鍛えなければと思う。



人の見方は、様々なもので・・・

先日、前から歩いてきた男性に
「貴方で大丈夫なんですか」
と言われてしまった。

貴男よりは力、強いです

と言ってやれば、よかった。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




犬を触っても大丈夫ですか

2012-07-24 | 散歩と人
犬を触る前に「触っても大丈夫ですか?」
そんな表現をする人は、多いように思う。

私は、いつも 「大丈夫ですか?」の意味を考えてしまう。
おそらく、大半の人は、「触りたいが、貴方の犬は噛みつきませんか?」
という意味で使っているように感じる。


(7/1~15開催の博多の祭り・博多祇園山笠で)

Zionは、老若男女、苦手な層はなく、
大勢の園児や旅行者に囲まれても、小学生に大きな声を出されても、
平静を保っているので、そんな裏付けから
「はい」と答えているのだが、



「触り方が間違っていれば、どうかわかりません」
と答えた方がいいのか と思う事がある。

先日、触っても大丈夫かと聞いてきた男性は、
顔をZionに埋め込むようにして、むぎゅう~っと相当きつく抱きついた。



Zionはヒーンと声を出し、嫌悪感いっぱいに、体をそらせて離れたが、
初対面でそんな接し方をすれば、犬によっては、
身を守るために、噛みつくかもしれないと思った。
我慢強いZionにだって、絶対はない。



人は、犬を撫でると幸せホルモンと言われるオキシトシンが分泌され、
安らぎを感じたり、幸福を感じたりすることが、分かっている。
犬と暮らす人は、様々な健康効果があることも報告されている。


(高校生クイズの予選会場で)

では、犬にとって撫でられることは、どうなのだろう?

犬と暮らす多くの人が感じているように、犬もまた
きっと、オキシトシンが出ているに違いない。
(スウェーデンの学者による実験では、人の膝の上で
撫でられたマウスにオキシトシンの分泌が確認されている)

中には、知らない人にでも誰にでも、
触られるのが好きという犬もいるだろうが、
多くは、信頼関係を結んだ飼い主に撫でられるのが、
幸せなはずである。



Zionも時には、伸びて来る手を黙って避けることがある。

「触っても大丈夫ですか?」と聞かれる時、

「自分が触ることを犬はストレスに感じないだろうか?」
と犬の気持ちを察する人の方に、Zionが心を開くような気がするのは、
私の思い込みだろうか・・・


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




心を受けとめて

2012-06-24 | 散歩と人
気温が高い夏場は、走ることが少なくなる。

この時季は、なるべく涼しい時間に、長く歩くと良いのだろうが、
雨に阻まれ、どうしても変化に乏しくなる。

広大な場所でロングリードにすると、少しは走るかっ。



走った~。
頭が上がっているので、テキトーな走りだが・・・



早朝に降った雨は上がり、何とかもった土曜日、
午前中の海の中道海浜公園は、貸切に近かった。
でも、風がない~っ。



やはり、あまり走りたくもないらしい。



散策を楽しもう。
しかし・・・
だんだん蒸し暑くなってくる。



蒸し暑いと、Zionの集中力も落ちてくるので、
6キロ歩いたところで、撤退。

空はもやもや、距離も伸びない梅雨どきの散歩・・・

途中、ディスクスポーツをしていたお兄さんが
駆け寄って来てくれた。



人の心を受けとめるZion・・・

その瞬間に出会えた気がした
とても印象的な一枚。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




負けず嫌いなお兄さん

2012-04-02 | 散歩と人
桜の道を歩きました。

先週末、一気に咲き始めた福岡城址のソメイヨシノ。



ぼくの歩く道に、どこまでも広がって、
日差しを和らげてくれました。
そこへ・・・




野球の練習を終えたお兄さんたちが、やって来ました。

「同じ恰好で並んでみよう~」
ぼくの横で、四つん這いになりました。

「うわ~っ。 負けとうやないか~っ」

次から次に、お兄さんたちが横に並び、
「お前も負けとうやないか~っ」



「おれも負けとう~」

悔しそうだけど、写真を撮る姿は、とっても楽しそう。



立ったら、きっと同じくらいだよ。
180センチくらいかな。
引き分けだね。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




未知との遭遇

2012-03-26 | 散歩と人
冷たい北風が真冬のような日曜日でした。

強風で凍えそうな海の中道、
公園に入るや否や思いました。
帰ろうかっ。



木の枝の影で、しぶい・・・というか不気味なZion。
仙人かっ。

何者か分かりづらい姿で走っているのは・・・



綿菓子? 羽が妙に多いツル?

でも、一番、訳が分からなかったのは、この男の子か。



ぼうぜん・・・



ひたすら、ぼうぜん・・・



男の子は、今夜、きっと夢を見るに違いない・・・
Zionに乗って、空を飛ぶのだろうか・・・

お父さんに抱っこされて、連れて行かれても、
ずっと、ずっと・・・見つめているのでした。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




挨拶してくれてありがとう

2012-03-07 | 散歩と人
小さな子どもからおじいちゃんまで
散歩で出会う色々な人・・・
これまでも、記事にしてきました。

面白いこと、傷つくこと、感動すること・・・色々あります。
今日は、ミックスの中型犬と飼い主さんのお話です。



昨日の散歩道、
その犬は少し緊張しながら、Zionに興味を示していた。
私はZionにストップをかけ、「こんにちは」 と声をかける。
中型犬が飼い主をぐいっと引っ張り、Zionの鼻先に来て、尻尾を横に振った。
Zionもそれに応え、穏やかにあいさつ。



すると、行動の意味を無視して、中型犬の飼い主が言った。
「わあ!怖いよ~!咬まれるよ~!」

咬みつくほどに激怒したり、パニックになる状況ではない。
Zionは、生き物を傷つけたりはしない。

犬と暮らすのならば、犬の行動を観察するべきである。
何を見ているのだろう?

私は、心ない人の言動にZionが傷つかないよう、
そして、相手の犬にも、ほめるつもりでこう言い、立ち去ったのでした。



「あいさつしてくれて、ありがとう」

Zionだけでなく、犬の心は、とても繊細だと思うのです。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




美しい心

2011-11-04 | 散歩と人
今朝は、悶々とするような出会いから始まった。

近くの公園で、朝露で濡れたZionの足を拭いていると、
池の周りを掃除していた男性が近寄って来て、
マナーの悪い飼い主のことを訴え始めた。



排泄物の始末をしない・・・
ブラッシングをして毛を放置する・・・

きれいに掃除したばかりの所を汚される怒りを
誰か犬の飼い主にぶつけることで、気持ちを晴らしたかったのだろう。
怒りは、当然である。

黙って聞いていた私に、男性は少し、申し訳なさそうになり、
掃除中のゴム手袋のまま、Zionの頭を撫でようとした。

それは、マナー違反・・・
触り方にもマナーがあることを言わなければ!と思った。

が、その一瞬よりも素早く、Zionが避けたのだった。



悶々としながら、歩いていると、
「シオンく~ん」
近くのカトリック幼稚園に通う女の子と母親だった。

初めて出会った時と同じように 「さわらせてもらってもいいですか」 と母親。
いつも、触れるか触れないかのところで、愛しむような女の子・・・
そして、Zionをじっと見て
「行って来ます」



「行ってらっしゃい」
Zionもまた、女の子を見ていた。

親子の美しい言葉や動作に心が洗われる。
会えてよかった。
女の子は優しいだけでなく、
動物の心も分かる人になるかもしれないと思った。



そして、もうひとつ・・・

前に、ある公園で、声をかけて来た老夫婦。
夫婦は、Zionのことを美しいと言って下さり、
おばあちゃんが 「あなたも触らせてもらってごらんなさい」 と何度も勧めるのに
頑固に触らないおじいちゃん・・・
その理由は・・・?

「ワシの手で触ったら、犬が汚れるっ。 ワシは触らんっ!」

Zionが美しいのではなく、おじいちゃんの感性が
美しい・・・と思った。


  


今日も会いに来てくれて、ありがとう

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