ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

街の散歩の楽しみ方

2018-02-07 | 散歩と人
おたふくの口の中をくぐって神社に入る人、人、人。

寒さ厳しい節分祭、初めて櫛田神社の豆まきに行ってみた。

その間、Zionは主人と近くを散歩することになっていたので、
私は意を決して人混みの中に紛れ込んだ。



ご利益にあずかろうとする人々で埋め尽くされる境内。
福をつかもうとする人々に降り注がれる福豆。
人の波にへこたれそうになる季節の風物詩。

やっと外に出て、主人とZionを見つけると、
Zionは散歩どころか、私の姿が見えなくなった場所から動こうとせず、
50分近くの間ずっと待っていたのだそうだ。

ちゃんと言い聞かせておけばよかった・・・ごめん、ごめん。
Zionは嬉しそうに歩き始めた。



赤煉瓦文化館の前を歩いていると、1階の素敵な扉の中から人の視線。
ずっと、ずっと、こちらを見ている人がいる。



道路を渡ると、Zionは自ら扉に向かって歩いた。
扉が開いて、笑顔、笑顔、笑顔。

Zionは、窓やガラス戸から中を覗くのが好きだ。
おそらく小さな頃から、このような経験が楽しい事として記憶されているのだろう。
しかし、だからと言って、愛想はないのである(笑)。



街の一角、どこか落ち着く散歩道。



凍るような北風、今はあまり人が来ないことがラッキーな屋上ガーデン。
また、ここで少し遊んだ。





この後、Zionは貴賓館カフェの重厚な入口の前で立ち止まった。
動かないと言ったら、動かない。

ここには入れないと言い聞かせていると、中から人が出て来て、
声をかけられたり、写真を撮られたり・・・

ふと、思う・・・Zionは人の笑顔が大好きなんだろうな。

建物やお店の中に入ろうとしたり、ドアから中を覗いたり・・・
それは、街での散歩のZionなりの楽しみ方らしい。



約2時間歩いて、また櫛田神社に戻ると、豆まきが終わり人が少なくなっていた。
Zionもおたふくの中をくぐらせてもらった。

大きな口を開けて笑うおたふくから出て来たZion。

みんな、みんな、福が訪れますように。


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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