白昼夢の話。
仕事中、ぼやっとしていると頭の中に一つの映像が浮かびだしました。
そのまま、時間もあったので最期までストーリー映像を見てみるとまあ面白い感じ。
ちょっとここで書いてみますが、意外とどっかで見たような内容です。
『人魚の泉』
その泉には人魚が住んでいました。
人魚は青い肌をしており、長い髪は体を覆うほど。上半身は若い女性の体ですが、腰から下は魚のうろこで覆われています。
水かきのある手で魚を捕まえてはむさぼり食い、そして、岩の上で歌を歌い。一人っきりで、そんな生活を何十年、何百年と過ごしていました。
ある日、木々の木漏れ日を浴びて、岩の上で気持ちよく歌っていると、上から網のようなものが落ちてきました。人魚はよけられず、その網に捕まってしまいます。
もがいて岩から落ちて、そして引き上げられた先には、一人の人間の女が居ました。
女は言います。
「お前を捕まえるために、私は死ぬ思いをしてやっと来たんだよ!」と。
少し前、女には男が居ました。
長年、共に生活してきた男です。二人は裕福な生活をしていました。お金にはまったく困らない生活をしていたのです。
ところが、男は女よりも若い娘に気を引かれ、そのまま若い娘の方へと行ってしまったのです。
「君の老いる姿が悲しい」
という台詞を残して。
女は激怒し、男を見返すために人魚を捕獲する事にしました。
人魚の血を飲み、永遠の若さを得ようと思ったのです。
何人もの屈強な男を雇い、
町を離れ、いくつもの山を越え、海を渡り、そして森の奥にあるこの泉に到着したのです。
女は、屈強な男達とそこで人魚を捕獲するべく罠を仕掛けました。
そして、それが成功したのです。
女は狂気しました。
その夜は森の中で祝杯をあげ、夜が明けるまで男達と共に欲望に身を任せていました。
そして、その騒ぎもある程度収まった頃、女は裸のまま、人魚の転がされているテントの中にやってきました。手には、料理を食べる時に使っていた銀のナイフを握っています。
「どうだい、私は美しいかい!」
そう言いながら、縛られた人魚の顔を持ち上げます。
「いつまでも若い姿なんて、いい御身分だ。お前はこれから、金持ちのオッサンどもに肉をむさぼられるのだよ。おまえを売った金で、私は永遠の生を若いまま、生きて行くのさ。」
そう言って、女は笑いました。そのまま、手に持っていたナイフを人魚の手に刺します。
そして、そこからあふれる血を、女は飲んだのです。
手から口を離し、口の周りに付いた血をぬぐいもせずに女は言いました。
「ははは、私はついに永遠の若さを手に入れた。」
女の脳裏には、自分を捨てたその男の姿が浮かんでいたのでした。
そして、日が昇ってから。女の姿が無い事に男達は気付きました。
急いで探し回ります。
人魚の居るテントに入った男は、ギョッとしました。そこには、干からびた魚の干物のようなものが、転がっていたのです。
泉の中には朝日に照らされて、光るものがあります。女の持っていたナイフが落ちているのを一人の男は見つけました。
すると、泉のほうから歌が聞こえてきました。それは悲しい女の歌。
朝日に照らされた岩の上には、人魚が居ました。
その姿はまるで、人魚を捕まえ来た女のような・・・。
と言う感じで。どっかに有りそうな話ですが、このストーリーが頭の中にすらすらと流れて最期まで出てきました。ちょっとショートホラーっぽいですかね。
まあ、もしも何かに送る場合はもっと手直し必要ですが、映像的に私には見えているので、あとは表現力の勝負になりますかね。
誰かマンガにするならいいかもですね。
仕事中、ぼやっとしていると頭の中に一つの映像が浮かびだしました。
そのまま、時間もあったので最期までストーリー映像を見てみるとまあ面白い感じ。
ちょっとここで書いてみますが、意外とどっかで見たような内容です。
『人魚の泉』
その泉には人魚が住んでいました。
人魚は青い肌をしており、長い髪は体を覆うほど。上半身は若い女性の体ですが、腰から下は魚のうろこで覆われています。
水かきのある手で魚を捕まえてはむさぼり食い、そして、岩の上で歌を歌い。一人っきりで、そんな生活を何十年、何百年と過ごしていました。
ある日、木々の木漏れ日を浴びて、岩の上で気持ちよく歌っていると、上から網のようなものが落ちてきました。人魚はよけられず、その網に捕まってしまいます。
もがいて岩から落ちて、そして引き上げられた先には、一人の人間の女が居ました。
女は言います。
「お前を捕まえるために、私は死ぬ思いをしてやっと来たんだよ!」と。
少し前、女には男が居ました。
長年、共に生活してきた男です。二人は裕福な生活をしていました。お金にはまったく困らない生活をしていたのです。
ところが、男は女よりも若い娘に気を引かれ、そのまま若い娘の方へと行ってしまったのです。
「君の老いる姿が悲しい」
という台詞を残して。
女は激怒し、男を見返すために人魚を捕獲する事にしました。
人魚の血を飲み、永遠の若さを得ようと思ったのです。
何人もの屈強な男を雇い、
町を離れ、いくつもの山を越え、海を渡り、そして森の奥にあるこの泉に到着したのです。
女は、屈強な男達とそこで人魚を捕獲するべく罠を仕掛けました。
そして、それが成功したのです。
女は狂気しました。
その夜は森の中で祝杯をあげ、夜が明けるまで男達と共に欲望に身を任せていました。
そして、その騒ぎもある程度収まった頃、女は裸のまま、人魚の転がされているテントの中にやってきました。手には、料理を食べる時に使っていた銀のナイフを握っています。
「どうだい、私は美しいかい!」
そう言いながら、縛られた人魚の顔を持ち上げます。
「いつまでも若い姿なんて、いい御身分だ。お前はこれから、金持ちのオッサンどもに肉をむさぼられるのだよ。おまえを売った金で、私は永遠の生を若いまま、生きて行くのさ。」
そう言って、女は笑いました。そのまま、手に持っていたナイフを人魚の手に刺します。
そして、そこからあふれる血を、女は飲んだのです。
手から口を離し、口の周りに付いた血をぬぐいもせずに女は言いました。
「ははは、私はついに永遠の若さを手に入れた。」
女の脳裏には、自分を捨てたその男の姿が浮かんでいたのでした。
そして、日が昇ってから。女の姿が無い事に男達は気付きました。
急いで探し回ります。
人魚の居るテントに入った男は、ギョッとしました。そこには、干からびた魚の干物のようなものが、転がっていたのです。
泉の中には朝日に照らされて、光るものがあります。女の持っていたナイフが落ちているのを一人の男は見つけました。
すると、泉のほうから歌が聞こえてきました。それは悲しい女の歌。
朝日に照らされた岩の上には、人魚が居ました。
その姿はまるで、人魚を捕まえ来た女のような・・・。
と言う感じで。どっかに有りそうな話ですが、このストーリーが頭の中にすらすらと流れて最期まで出てきました。ちょっとショートホラーっぽいですかね。
まあ、もしも何かに送る場合はもっと手直し必要ですが、映像的に私には見えているので、あとは表現力の勝負になりますかね。
誰かマンガにするならいいかもですね。
若さを望んだ、女の哀れな姿ですかね。
いゃ、幸せな姿ですかね。
ひからびた人魚がかわいそうですね。
でも、白昼夢で、このような話が、浮かんでくるとは、さすが、まるの日さん、たいした物ですね。
まるの日さんは、漫画原作とかの賞レースに投稿を考えてみるというのは、どうでしょうか。
まるの日さんは、漫画原作とかの賞レースに投稿を考えてみるというのは、どうでしょうか。
その男がもう少し考えてくれたら、こうならなかったのに。という話でもあります。
人の生死を左右するほどの事を、私たちは無意識にやっているのですよね。
その組み合わせが、今の生になるのかと。
マンガ原作、というのは、やはり何らかのインパクトが必要と思いますので、私の程度の話ではちょっと難しいかな、と思ったりします。
なので、エッセンスだけ汲み取ってもらえるといいですけどね。