昨日は月食でしたが、こちらでは晴天で細い状態で登ってきた月がだんだんと丸くなっていく様子を眺めることができました。
が写真はスマホで撮影したものしかないのでこんなところ
実は、この時間帯はリリィの容体が急変したりでゆっくり外を眺める時間がなかったのもありまして。
昨日の19:57分くらいにリリィは肉体を離れていきました。
2011年の10月に我が家にやってきてますので、10歳と1ヶ月くらいでした。
去年、一度乳腺にできた腫瘍を摘出したところ、悪性と知らされておりまして。
その後再び乳腺に腫瘍がいくつかできているのを感じ、今年の1月に病院に妻と連れていくと、専門の検査をして、全摘出か様子を見ていくかを選択したほうがいいと言われたとこでした。
全摘出は内臓を引っこ抜く感じになるので肉体にかなりダメージを与えるとか言われ。
まだ小豆よりも小さいくらいの感じだったので、全摘出でも行けるかもしれない、取りあえず検査をしてからどうするか決めよう
と言ってた矢先に妻が入院、そのまま介護、死去という流れになりリリィの病院検査を行う時間なく1ヶ月以上が過ぎます。
その後改めて触ってみると、数も増えていて1ヶ月でかなり育ってしまってました。
この状態では、全摘出は負担がかかる。
と判断し、家で様子を見つつ過ごしていたとこなんですよね。
一個二個だったらいいんですが、手で触っただけで複数あるのが感じられてしまうくらいでしたので。
獣医の先生からも「肺に転移したら助かりません」と言われてましたので、そうならないように祈っておりましたが。
今月に入ってから、呼吸が苦しそうになってきて、鳴き声をあげるのも辛そうになってきました。腫瘍は触るといつも気が滅入るのですが、様子を見ないわけにはいかないのでチェックするとゴルフボールくらいの大きさになっているのと、他複数もビー玉以上になってる感じでして。人間で言うならかなり大きな腫瘍が育っている形になります。
腫瘍が大きくてもそれなりに元気に過ごしていたんですけどね。
数日前までは、普段は横になっていても机の上に登っていたりと、行動範囲は広かったのですが昨日からは上に登る元気もなくなってきて、食事もあまり食べたがらない状態に。
実はなんとなく予測はあったのですよね。
満月に魂は引っ張られていくというもの。
そして、納骨の際に妻の元にいくのであろうな、と。
とはいえ、そんなことはただの「予感」ですから昨日はリリィが少しでも楽になれるベッドを探しに行ったり、新たな食料を買いに行ったり。
少しだけゼリー状のものを口にするので、その種類を豊富に取り揃えてみたりしておりました。
結局、そのベッドには一回寝てから元あったところに移動したので。
今はママとノアがストーブ前で使ってますが。
17時くらいに急に爪研ぎ用の箱に入って息が荒くなっていたので
「そんな狭いとこに入ったら窮屈やろ」
と引っ張り出したところ、息が荒くなっており瞳孔が開いております。
これはまずいと思い、落ち着くまでヒーリングしたり撫でたりしておったところ。18時くらいにはちょっと落ち着いて自分でベッドの上を移動して向きを変えるくらいになりまして。
安心したら急に自分がまだ晩飯食ってないことに気づき、ちょっと飯を食います。
その後また様子を見ると、猫ベッドの上を移動して方向を変えてたのでちょっと撫でて。
さっきみたいに息が荒くなってないので、「このまま今日は静かに過ごせるかな」と思い家の猫とかに餌やったり仕事したり、ついでに今週はユーチューブあげる暇がないけど原稿だけでも書いておくか。
と書いていると外のセンサーライトがポカっと灯ります。
また、うし男かもふ男がデッキにやってきたな、
と思ってちょっと外を覗くと誰もいません。
なんとなく仕事を中断したので、そのまま猫にシッコされないようにパソコン周りを片付け(毎回、ちょっとせきを立つ時でもガードしてます)リリィの様子を見にいくと。
呼吸が止まっています。
急いで名前を呼んで顔を抱き上げると、最後の呼吸と痙攣をして、そのまま動かなくなりました。
かろうじて臨終の瞬間には間に合いましたが、センサーライトはこれを知らせるものだったかと思ったり。
なんとなく、まだ起きるかもしれないとか思ってしまいます。
まだ暖かいし。柔らかいし。
妻の上着に包んで、妻の祭壇の前でしばしリリィの魂が安らかに向こうに行き、妻と共にいられるようにと祈り。
その際に妻がリリィを迎えにきたのは感じましたし、そのまま向こうのバラ園で一緒にいる姿を感じたりすることができましたが。
妻の死で散々泣いたもので、今年はもう泣くことはないかなと思いましたがやはり命が去っていくのは悲しいものです。
しばしリリィの思い出に浸っていたとこです。
リリィはロシアンブルーがj入ったような毛色でもふもふして触り心地の良い猫でしたよ。
リリィは義兄の畜舎で生まれた子猫で、親が育児放棄をして兄弟たちも妻が一緒に保護してきたのですが。
他の兄弟は皆亡くなってしまい、このリリィだけが生き残り生後2週間から3週間くらいで我が家に来た感じでしょうか。
他の兄弟がハイハイしてるくらいの時に、このリリィだけはのしのし歩き回ってたという妻の話もあったので元々他の子達より成長がよかったのでしょう。
で、妻が毎日ミルクをあげて育て。
ある程度になると、離乳食を与えてと妻がつきっきりで育てていったので。
リリィにとっては妻が母親同然でありましたね。この時は他の猫たちもムール、サフラン、ルーク、ミシェル、と皆おとなしいのばかりでしたので、新入りとして迎え入れられルークなどからも可愛がられておりました。
イタズラも多くしてまさいたけどね。
なんとなく家で一番小さい子だったので「腹を切るのはかわいそう」となって数年は避妊手術をしてなかったところ。
他の雄が皆玉とってるので安心かなと思ってたもので。
その際にムールによくアプローチしてたので2匹は仲良しでしたよ。
そこに、まりも、ターシャがやってきて。
その後ジャスパーとかやってくるとリリィの安住の地が減っていき、ターシャとは常時戦ってる状態に。
なのでしばらくはケージに昼はリリィ、夜はターシャを入れて交代制で過ごしていた時期もありましたね。
手術した際は腹の毛を剃られるのですが、リリィは神経質で毛が生えてくると舐めてまた毛を抜いてしまうので腹の毛が生えてきません。
そこで服を着せてみようとなったのですが
着せた途端に「もうだめだ」的になり、死にそうになって倒れて動かなくなります。
そして、どこかに去っていったと思ったら脱ぎ捨てて服をどっかに捨ててくるという技を使い始めるくらいに。
その時からアレルギーが出てきたので、餌の都合もありサロンへ移動します。
後にムールもやってきますが、ムールはシャアとテトの乱暴兄弟がやってきてからトイレにも行けてない状態っぽかったのでサロンに移動してリリィと仲良くやってもらうことにしました。
サロンでは地震の時も過ごし、僕が仕事してる時はよく膝上にやってきたりしてまして、昨年のオンラインワークショップ動画にちょくちょく登場してきております。
仕事中にこいつが登ってくるので、僕の太ももはいつも傷だらけ、ギタギタでしたよ。
後は人の髭を舐めたがるので僕の顎とか舐めてくるんですけど、ベロが痛くて、皮膚が削がれるようにヒリヒリするくらい。
このベロで自分の腹舐めてたら毛も生えてこんやろと思ったりしましたが。
ムールとの生活ではストレスも感じなくなったのか腹なめは減り、毛も生えてきたりしてました。
そして、妻の介護が必要になった際は、寝たきりの妻の足元にこいつが登って寝ようとするので、よく追い払っていたもんです。
エアクッションに爪で穴とか開いたら怖いがと言うことで。
妻が最後に家で過ごした時間を一緒に過ごしたのは、リリィでしたので。
なんとなく、リリィは妻の病気とリンクしてるようにも思ってましたね。
妻の一部になってるというのか。
それで、納骨の日が決まった時に、予感があったんですよ。
その時はリリィはまだ元気に動いてましたけど、納骨する時にはリリィは居ないという感覚が。
妻の骨とはいえ体が家からなくなる時に、リリィも我が家からいなくなる。
こういうのも意味があることだったりします。
が、あの世にいるとか、意味があるとか、そんなことはあまり重要ではなく。
ふとサロンを眺めたときに、リリィが腹だして寝っ転がってたり、ゴロゴロ言いながらよってきたり。
お気に入りの、なめこ人形を咥えて歩き回っていたりする姿が見られなくなるのは寂しいものです。
今日は外出作業をする予定だったので、朝からクヌギを切り倒しまして。
スズメバチが寄ってくるので、危ないから切ってしまうことにしました。
そして、大きく育ったコブシの木を短く切り揃えたり。
結構枝がたくさんあって、父と母と協力してもらってなんとか終了。
輪切りにして今年の冬用の薪としてとっておきます。
その後、桜の木下にリリィの墓を掘り埋葬しました。
庭にあまり花がないので、妻のためにいただいていた花束からいくつか失敬して供えて。
オカメインコ時代も病気で亡くなってしまいましたが、猫になっても病気で亡くなってしまい。
でも、妻が保護しなかったら10年前に存在しないものとなっていたわけなので。
この10年間、リリィもいい生活ができたと思ってもらえたらええがな。
と思うところです。もう少し一緒に過ごしたかったんですけどね。
あと20数匹、この感情を繰り返さないといけないのかと思うと、先々気が遠くなりますが。
とりあえずできるとこから一つづつって感じですね。
明日は東京から妻の友人たちが来られるということで、朝から僕は迎えにいったり移動したりで一日忙しくしてると思います。
なので、今日は早めにブログを書いて明日の準備などを行っていきますね。
20匹もいると1匹くらいいなくなっても変わらんでしょう、とか言われそうですけど。
1匹だろうが30匹だろうが、いなくなる寂しい気持ちは変わりませんよ。
後は、ムールが一人で寂しくないかと心配ですが。
ルークでも連れていって様子見てみるかな、とか思わんでもないです。
この辺は当人たちの都合のいい感じでと。
こういうことがあっても仕事はせねばなりませぬので、宣伝入れておきます。
そして、来週のワークショップなどは以下のところで。
・2021年 11月27日 日本の神界 ワークショップ
https://blog.goo.ne.jp/marunohi/e/8dac9b460a5b7c981f3d301677fd5d89
・2021年 11月28日 冬の見えない世界 ワークショップ
https://blog.goo.ne.jp/marunohi/e/38f1c575be66509547aaecb5a20f5fb0
【現在募集中のワークショプと夜会】
・2021年 11月18日 平日のきのこ狩り(エネルギー奪われないようにする)ワークショップ
https://blog.goo.ne.jp/marunohi/e/2d3f0ecf53c55d7b830953fc1a63c6d1
※しばらくはzoomを使った「オンライン」のみとなります
来月の予定も、来週くらいにはご報告しますね。
・ワークショップ・講演会動画 まるの日圭
<夜会>
http://marunohikafe.cart.fc2.com/?ca=87
<ワークショップ>
http://marunohikafe.cart.fc2.com/?ca=88
【ヘミシンク質問箱&ルリカさんに聞く!そして、「真名圭史に問う」、「宇宙人に聞く?」、「狐に聞く」コーナーへの質問募集中】
ブログでお答えさせていただく、質問コーナーになります。
文章の最初に「ヘミシンク質問箱」、「真名圭史に問う」、「宇宙人に聞く?」、「狐に聞く」のどれかをとご記入の上、コメント欄のほうへご質問入れてください。
ちょっぴりSなお答えやら、向こうの世界の存在的視点で聞いてみたいことは「ルリカさんに聞く」。「真名圭史に質問してみたいが」という個人的に意見を聞いてみたい場合は「真名圭史に問う」、宇宙人からの視点で物事を伺いたい時は「宇宙人に聞く」とコメント欄のタイトルにご記入されるか、スマホなどでは文章の一番最初にタイトルを書いてくださいね。
その上ご質問のほうよろしくお願いします。狐のばあいは、動物のあの世の話から、日常トークまでなんでも。
おいしいお菓子のレシピから、宇宙創世の話まで幅広くお答えさせていただきますが。
同じ質問が幾つもくると僕もだんだん困るので。質問されるまえに、下のバナーからリンクつながってます「ヘミシンク質問箱」やブログのカテゴリーで分けてますので「ルリカさんに聞く」「宇宙人に聞く」「狐に聞く」などのとこ読んでいただけると助かります。
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中央公論新社 |
リリィちゃん、今は奥様といっしょに過ごせているのかな?奥様からの報告もお聞きしたいところです。まるの日さんもお疲れでしょうから、しっかり身体を休めて下さいね。
リリィちゃん、奥様の所へ行ったのですね。
10歳ちょっとですか。
病気がちだったので、頑張りましたね。
一年前に、我が家のアキちゃんも、10歳ちょっとで亡くなりました。
一年経ち、やっと、気持ちの整理がついてきました。
つい、あの時ああしていればよかったとか、考えてしまうのですよ。
リリィちゃんは、奥様のお膝で、甘えているのではないのでしょうか。
まるの日さんには、感謝していますよ。
こちらではまるの日さん、あちらでは奥様、どちらに居てもきっとリリィさんは幸せですね!
拾ってもらって、奥様、まるの日さん、ニャンズたちと暖かい場所でたくさん食べて過ごせた時間はきっと幸せだったことでしょう。
写真が泣けます。
奥様のバラ園でも幸せに暮らしてほしいです。
お疲れさまでした。
リリィちゃんのことで、ずっと考えていたことがあります。それは、南阿蘇ツアー(2014)でワークショップをしたとき、みーさんも中に入って体験をシェアされてたのですが、「リリィのことが心配」と言われてたことです。
理由は、他の猫との相性のことだったような気がしますが、詳しくはわかりません。もしかして他の猫ちゃんと覚え間違いしていたらすみません。
余計なことなのですが、とても気にされていたようなのでなんでなのかな、って気になっていて、お見送りとして言葉に出させてもらいました。
まるの日さんが体験したことを淡々と描写されるのに触れることで、誰(何)かが肉体を離れることが永遠の別れではないことを自分のことのように感じていくことが、心の成長になると思いました。ありがとうございました。
初めてリリィちゃんに会った時はまだまだ小さかったですが、とても美しい子でしたね。
可愛かったな…。
10歳、まだ早いですよね。でもこればかりは致し方ありません。人知の及ばぬことですから。
今頃はきっとミーさんの腕に抱かれて甘えている事でしょう。
お疲れ様、リリィちゃん。
どうもありがとう!
心より哀悼の意を表します 合掌
まるの日さんのお家に来た頃のブログを思い出して、
胸がつぶれる思いがします。
あれから10年経って、こんな日が来てしまうとは…。
別れは本当に辛いものですね。
でも、もう苦しみがなく、
身軽になってこれからは大好きな奥様と一緒に
過ごせるのですね。
今度、奥様に会われる際はリリィちゃんの
あちらでの様子も教えてくださいね。
まるさんにとっては寂しいですが、奥様とリリィちゃんは再会できたようで良かったです。
でも、残される側としては、どんなお別れもやはり辛いですよね。
まるさんの寂しさが早く癒やされますように。