昨日の夕刊に、がん告知の記事がありました。
告知といえば、以前は家族が事実を医師からきいて
本人に伝えるか伝えないかということでした。
でも最近は早期発見で治癒率が高まったことなどから、
医師が患者本人に直接がん告知する例が目立ちはじめました。
そうなると「自分のがんを家族にどう伝えればいいのか」と
戸惑う患者が増えているそうです。
自分自身の闘病に加え、家族への配慮が必要になるなど
負担感も少なくないようです。
私も、先生から「がんですね!」といわれたとき
自分のことよりも家族に負担をかけちゃうなあと
申し訳なくて、情けなかったです。
ちびは受験の真っ最中
ただでさえナーバスになってたのに
さあこれから追い込みという時期だったので
ほんとに心が痛みました。
私は包み隠さず家族に話しました。
ショックを受けるかと思っていたおとうは
「がんでも、人間はそう簡単には死なないから大丈夫だよ!」と
ど~んと受け止めてくれました。
おねえも死ぬなんてぜんぜん思わなかったらしく
「そうかあ、しばらく大変だねえ、がんばって!!」と。
二人とも内心はわかりませんが、表面的には落ち着いていたので
助かりました。
離れているおにいにはメールで。
ちびは「☆が死んじゃうなら、勉強する意味ないじゃん!
どうしてこんなときに病気になっちゃったの~!!
お金だってかかるし・・・・・」と
かなり混乱してしまいました。
「がんでもそう簡単には死なないから!私は病気と戦うから
ちびは自分の夢のために受験勉強がんばって!!!」
入院中もちびのことが気になってしかたがありませんでした。
また、離れている親や親戚も心配してくれるのはありがたいのですが
いろいろ聞きかじったことを逐一電話してくれるのも
正直しんどいこともありました。
身内ががんとわかれば家族が動揺するのは当然のことですよね。
変に気をつかわずに、心配掛けるのは当たり前と割り切ることも
必要なのかもしれません。
私が逆の立場だったらどうだろう。
動揺せずに受け止められるかなあ?
まわりをみても、
自分が病気になったり
家族が病気になったり・・・・
みなさん何かしら抱えています。
人はひとりでは生きられません。
みんなで支えあって生きていけますように☆
いまのところ、私の治療も順調だし
ちびも志望校に無事入学でき
ルンルン高校生活を満喫しているみたいだし
がんばったごほうびですね、神様ありがとう☆