子どもの頃は台風が来るのが楽しみでした。
母がいざというときのためといって
おにぎりをにぎり、雨戸を閉めたり
準備が始まります。
停電用のろうそくなども用意して
待っているとそのうち雨風が強くなり
窓から大揺れに揺れている木や
横殴りの雨の様子を喜んで見ていました。
私の育った市では
めったに被害がでませんでした。
そのかわり陸上自衛隊の部隊があったので
同級生のお父さんが
近隣の県の土砂崩れの現場に向かい
何日も帰れないという話をききました。
しかしそれも何年かに一度といった
状況だったと思います。
それなのに今ではひと夏のうちに
全国的に何回も被害がでるような災害に
見舞われます。
京都の観光地が冠水するなんてびっくりです。
どんなに人類が進歩しても
いかに自然と共存するかという課題は
なくならないのだなあ、いやますます
重要課題になっている気がします。