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2016年の大発会の大暴落

2016-01-04 23:30:01 | 経済
2016年の取引初めの本日1月4日大発会なるも、当然のように年始の景気の良い
取引を期待するどころか年明け早々に取引再開を待ってい居たかのように中国株を
始め世界中の株式が暴落しはじめた。まるで去年8月下旬の大暴落のようだった。

4日大発会は日経株式18450 去年比では-582の大暴落でした。
為替の方も一気に円高に振れて1ドル/118円まで進行しました。

去年2015年に米国FRBが金利引き上げを決定し12月中旬から続いたドル売りによる
円高傾向も年明けに加速したと考えられる。タイミング的なセオリーからいえば米国債に
投資するためのドル買いが始まるようだが、市場は逆に動いた。

その為かドル安が始まり日本の為替も円高に大きく振れた。
これまでのアベノミクスによる円安株高のトレンドはいつの間にか円高株安の逆トレンドに
変わってしまった。つまりは為替変動による海外資本元からの影響を受けやすい状況を
作り出してしまったようだ。

日銀による量的緩和政策から国内市場に海外から資本が入って来る段階が過ぎ、今度は
どのタイミングで海外資本が市場から出ていくかに局面がシフトしているようです。

ではではこれまでの3年ほどの年越しの為替相場を比較してみます。

・2014年の正月1ドル/105円前後
・2015年の正月1ドル/118円前後
・2016年の正月1ドル/120円前後から118円台へ


日銀黒田総裁は米国の金利引き上げが決定した直後に早期での対応として金融政策の
補完措置を発表したのだが、これは空回りに終わり、現在の年明けからの株安が
始まった段階においても同じように「更に思い切った対応をする用意がある。」と
発表したが去年の米国金利引き上げ時期と違う所は今年2016年が正念場であると
アベノミクスが佳境にさしかかると認めた。これまでの意気揚揚な感じは少なかった。

2017年には消費税増税10%が控えており、2020年には東京オリンピックが開催される
この流れを踏まえて為替が日本のオリンピックを見据えた短期国債に人気が集まり
より円高に振れると予想されるので円安株高のトレンドが効果を発揮するのも
今年までかな?なんて思ってしまう。

しかも2017年の増税10%により日本経済の先行き不透明感が強まれば、間違いなく
日本国債であっても金利は上がるであろう。ならば為替高に金利上昇というダブルの
追い風が吹くならば、日本市場の株式から日本国債に乗り換えも出てくるだろう。

皮肉なことに2020年の東京オリンピック開催がある為にアベノミクスによる円安株高
トレンドには短期国債までのリミットが生じてしまった。そんな訳で黒田総裁の云う
今年2016年が量的緩和政策の正念場であることは間違い無いかもしれない。

日本経済は二つ目の山場に差し掛かろうとしている。
世界的な戦争による特需待ちってのだけは避けたいものである。




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