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心霊写真特番を放送しなくなった。

2017-07-30 23:22:17 | オカルト
お盆が近くなり暑く寝苦しい夜が続くようになると風物詩のように心霊写真や怪談を紹介するTV番組が放送されていた。

しかし最近は心霊特番の中でも心霊写真特集を放送しなくなった。 今やデジタルカメラが全盛の時代にあって

フィルムカメラで撮影された写真の存在さえも知らない若い者も多く、例えフィルム撮影の原理を教えても馴染みが無いモノの

ように感じてしまうのかもしれない。 今では紹介されなくなった心霊写真の中でも「アステカの祭壇」は有名であり、この写真が

余りにも恐ろしい霊現象の為に心霊写真が放送されなくなった原因と噂されている。 


「アステカの祭壇」とは全く関係の無い別々の場所で、関係の無い人により、バラバラの時間帯に撮影された無関係の写真でありながら、

全く同じ祭壇のような形の赤い影が写真に写り込む現象の事だ。その写り込んだ原因不明の赤い影の形からアステカの祭壇と呼ぶように

なった。霊能者の多くはこの「アステカの祭壇」をあまりにも霊象が強過ぎるとしてTVで放送する事を恐れ、強い嫌悪感を示した。



しかし私の個人的に聞いた話だと、この写真に写り込む祭壇のような形の赤い影は、カメラ内のフィルムを抑えるクリップ部分が錆び

付いたり写真を撮影して長時間放置した為に、フィルムを抑えるクリップの影がフィルムに写り込んでしまったものだと聞いた。

ネット情報だと写真のフィルム現像工程の時に出来るミスプリントだと説明されていた。カメラ構造か現像工程で出来るモノか差異は

あれど、「アステカの祭壇」の恐るべき霊現象はカメラとフィルム写真を知る事で原因が解明されていた。



フィルム写真現像のミスプリントは心霊写真と言う一つのジャンルを作り出し、人々の興味や関心を引いて心霊という間違えた方向に

進ませたのは揺るぎなき事実だ。 そしてその一部が霊能者や心霊鑑定人などのキナ臭い話になり、虚偽の実態が明らかになる

「アステカの祭壇」のTV放送を恐ろしく思ったのはお金絡みの霊能者達で在った所に恐怖と立場の利害関係を一致させている。 

心霊写真の商売が潰れるのを恐れたのだろう。

心霊写真は霊能者の恥ずかしい自己本位な考え方(心)を霊として映し出したものだったのかもしれない。


今ではイカサマ心霊写真として有名になってしまった「アステカの祭壇」は結果的に、悪質な霊感商法を撃退して社会正義になった。

しかしイタチごっこのように新たな高齢者を狙った詐欺犯罪として「オレオレ詐欺」が蔓延してしまった。なんとも阿漕な世の中だ。







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