簡単に読めるインスタントブログ

ガチな内容やプチなネタまで幅広く載せるよ。HP開設前の準備的なブログだと思うよ。

東海地震の予知調査を取りやめになる。

2017-09-25 22:56:36 | 地震の予兆は当たらない
政府の中央防災会議の調査部会は「東海地震」の予測予知による防災対策は現時点で不可能であると

判断した報告書案を大筋で了承した。南海トラフ沿いの岩盤ではこれまでにマグニチュード8クラスの

地震が来ると前提に推測されていましたが、これに対して予測予知による確かな見解は出せないと結論づけ

ることになった。


もしも東海地震の予知がされた場合には首相から「警戒宣言」が発令され大震法に基ずく防災対策として

鉄道の運行を停止したり学校を休校にするなどの措置が取られるはずだった。

最近の北朝鮮のミサイル発射実験で話題になった「Jアラート」と良く似たシステムの地震災害版。

数年前からJAXAでは現時点の技術では事前の地震の予測は不可能であるとの見解は既に出ていた。

3.11震災後の地震と防災に対する関心の盛り上がりと注目度の高さから世間から地震の予兆となる情報は数多く集めら

れていたと思われるが、それらの全てが学術的な根拠にまで至らなかった。残念だがこう判断して良い物だと思う。

SNSの発達による地震の予知の可能性を大きくしたことは確かだ。しかしそれのどれもが勘違いや的外れで当たっても

それは偶然の産物に過ぎないということですな。




結論は解ってはいたが当ブログ企画のタイトル『地震の予兆は当たらない』と同じような格好となった。 

地震雲や海洋性動物の異常行動など、有名な地震の予兆は数あれど、そのどれもが必ずしも間違いでは無く多少は

予兆の傾向が有るのではと個人的には思うのだが、自然の摂理さえも否定されたようで少し寂しい気もする。

そもそも地震の起こる原理さえも定かでは無い中で、予兆や予知となると掴みどころが無く五里霧中になってしまう

のは想像出来てしまう。 今回の「東海地震」を予測予知しようとする試みはこの地域に南海トラフ地震による地殻

活動の影響で数年の内に岩盤がずれ地震が起こると前提にしたうえでの調査が、良い調査結果には結びつかなかった。

駿河湾周辺では南海トラフからの影響で次の大地震の起こる地域として、学術的な調査網の地震検問が敷かれて

いたが、それさえも突破して検問に引っ掛からずしてこの地域で地震が発生したことが、最大の敗因だと思う。


駿河湾に震源を置く地震に関してはかなりの高い精度で対応と調査がなされていたのだろう。しかし地震の事前及び

事後にして予知になりそうな手掛かりや情報が得られなかった。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする