まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

福島大学音楽科卒業・修了記念演奏会

2011-02-10 17:24:50 | 人間文化論
福島大学 ・ 人間発達文化学類 ・ 芸術文化クラスの音楽の学生たちによる、

卒業・修了記念演奏会が3月に開催されます。

ところがなんとっ

当日はまた別件と重なってしまい、今年も私は聴きに行けないのです。

美術のほうにはこのところちゃんと顔を出しているのに、

なんだか音楽の皆さんとどうもタイミングが合いません

一昨年聴きに行ってものすごくよかったので、

ぜひ聴きに行きたいと思っているのですが、

なんで私の都合の悪い日ばかりを選ぶのでしょう

というわけで今年も私は聴きに行けませんが、

皆さん、私の代わりに彼らの4年間の集大成を聞き届けてあげてください。

詳細は以下のようになっております。



「福島大学音楽科学生・院生による卒業・修了記念演奏会」

      日時:2011年3月13日 (日)

      会場:13時

      開演:13時半

      場所:福島市音楽堂大ホール

      入場:無料



音楽のみんな、残念ながら私は聴きに行けませんが、

この4年間磨いてきた業 (わざ) を存分に発揮して美と個性を表現し、

みごとな文化を花開かせてください

冬の定番メニュー

2011-02-09 16:25:36 | がんばらないダイエット

石原流朝だけ断食では、朝はしょうが紅茶、昼はそば、夜は何でも食べていいとなっています。

昼のそばは、ざるそばがベストなのですが、

冬のこの時期は大学生協のメニューからざるそばがなくなっています。

ざるそばの代わりに一杯のかけそばでもいいのでしょうが、

それだとなんとなく淋しいので、冬場は昼飯に困ってしまいます。

そんな中、いつもあるわけではないのですが、

生協の特別メニューで 「ほうとう風うどん」 というメニューが出てくることがあります。

それがあるときには私はこれを、うどんではなくそばにしてくれるように頼んで、

特別に 「ほうとう風そば」 を作ってもらっています。

黄色いスープはかぼちゃスープで、その中に里芋、ゴボウ、大根、にんじん、玉ねぎなど、

さらに野菜がたっぷり (特に石原先生オススメの根菜類が多い) 入っています。

本来 「ほうとう風」 と名づけられているのは、ほうとうに見立ててうどんを使っているからなんでしょう。

ですので最初 「うどんではなくそばに変更してくれ」 と頼んだときは、

これは企画メニューですので変更はできませんと断られたのですが、

私がいつもそばばかり食べていることを知っている麺コーナーの方が上のほうに話をつけてくれたらしく、

次回うかがったときに 「そばに変更することも可能になりました」 とあちらから声をかけてくださいました。

おお、なんて素晴らしいんだ、福大生協!

というわけでこの特製 「ほうとう風そば」 が私の冬場の定番メニューです。

うどんだと540キロカロリーですが、そばにしているのでだいぶカロリーオフになっているでしょう。

そしてこれだけ根菜類もたっぷり入っているのですから、ダイエットにもあっちにもいいはずです。

これでたったの400円です。

とても理想的なお昼ご飯と言えるではないでしょうか。

エアコン復活!

2011-02-08 16:44:34 | 幸せの倫理学
我が家も引っ越して5年目を迎えております。
引っ越しのときに頭を悩ませたのがリビングの冷暖房をどうするかでした。
ちょっと広めの作りにしてしまったために、
床暖房にしようとすると莫大な費用がかかってしまうし、
どっちみち夏場はそれとは別にエアコンも必要だし、
でもエアコンだけで福島の冬をしのげるのだろうか、
エアコンにするとすると2台設置しなきゃいけないのか、それとも1台ですむのかなど、
わからないことがたくさんありました。
ヤマダ電機の親切な販売員さんと何度も打ち合わせをしたりしながら、
けっきょく当時最新の、一般家庭用でも最も強力な、
しかもお掃除ロボットつきというナショナルのエアコンを1台設置することですませたのです。
入居後数年のあいだはそれで問題ありませんでした。
夏の一番暑い日や冬の一番冷え込む日などはちょっと、
エアコン1台じゃやっぱり厳しいかなと思う日もないわけではありませんでしたが、
基本的にはこれでなんとかなっていたのです。

ところが昨年の冬から部屋が全然暖まらなくなってしまったのです。
昨年の冬は久々の本格的に寒い冬でしたから、
これくらい寒くなるとやはりエアコンではムリなのかなあと最初は思っていたのですが、
どうもそれだけではなさそうです。
エアコンの吹き出し口から出てくる空気が、手をかざしてみても全然暖かくありませんし、
部屋がまったく暖まっていないにもかかわらず、すぐに運転休止してしまったりします。
なんかエアコンの調子悪いなあと思いつつ、「なんでも先送り主義」 の私は、
ほったらかしにしたまま、なんとかあの冬を乗り越えてしまったのです。
夏が来たときもエアコンの働きぶりはイマイチでしたが、
冬ほどの不便はなく、そこそこ冷やしてくれてはいましたので、
あいかわらずそのままにしておきました。
うちでカントの読書会を開いたときに、
ある方が (この方についてはそのうち書きます) 汗をダクダクかいておられたのが、
ちょっとだけかわいそうでしたが、
何か手を打たねばというほどではありませんでした。

そして、この冬が来たのですが、昨年よりもさらに寒い感じです。
リビングにいるときは毛布を羽織っていなくてはいけないくらいですが、
今はもうできるだけリビングには行かないようにしています。
一昨日のシステム手帳の写真は写りが悪かったと思いますが、
あれはリビングではなく寝室のベッドの上で撮ったからです。
最近では研究もブログ更新も寝室でやっているのです。
読書会ももううちでは開催できず、ぢゅんちゃん宅ばかりを使わせてもらっています。
さすがに心配になってカバーを開いてフィルターを見てみますが、
お掃除ロボットはちゃんと活躍しているようでフィルターにホコリが付着していたりはしません。
しかし、リモコンのお知らせボタンを押してみると、
室内温度が29℃とか30℃と表示されます。
「そんなにあったかいわけないやろっ!」 とリモコン相手に大声でツッコんでしまいますが、
何度やっても結果は同じです。
そして先週、年明け2回目の風邪をひくにいたり、
これはやはりどこかが故障しているにちがいない、このままではマズイと判断し、
とうとう重い腰を上げて修理を依頼することにいたしました。

その修理の方が昨日やってきてくれたのです。
やはりエアコンの不調でした。
といっても故障というようなものではありません。
原因はフィルターでした。
私が一見してキレイじゃんと思ったフィルターは、
たしかに毎回お掃除ロボットでクリーニングされて、
わかりやすい綿ぼこりなどは除去されているんですが、
小さいゴミがフィルター全体にびっしりとつまっていたのです。
そのために本体がいくらがんばって暖かい空気を吹き出そうとしてもそれが外に出ていかず、
そして熱が機内にこもってしまうので、室温がもう十分上がったと判断して運転を中止してしまう、
という悪循環が生じていたということなのだそうです。
ですから、修理といっても歯ブラシを使ってフィルターを水洗いしただけです。
こんなことなら私にもできたでしょう。
しかし、たったこれだけでエアコンは完全に生き返りました。

ものすごく暖かい風がバンバン出てきます。
部屋が広すぎるから、福島の冬が寒すぎるからこのエアコンでは暖まらないんだと思っていましたが、
全然そんなことはありません。
昨日は久しぶりにまた冷え込んだ日でしたが、
フィルターを洗って運転し始めたら、すぐに部屋は暖かくなって、
むしろ暑いぐらい、修理の人と 「もういいから止めましょうか」 と話すくらいでした。
このふた冬のあいだに我が家を訪れてくれて寒い思いをさせてしまった皆さんを、
全員またお迎えして、この暖かさを味あわせてあげたいくらいです。
家のなかが暖かいって本当に幸せなことですね。
歯ブラシ1本でこの幸福が手に入るのなら、とっくの昔にやっておけばよかった
あのインフルエンザもひかずにすんだかもしれない…。
まあでもこれをいい教訓として、全自動の機械だからといって安心したりせず、
幸せのために自分でも少しは働こうと思います。
ああ、それにしてもあったかい

相撲はスポーツか?

2011-02-07 19:52:45 | 人間文化論
大相撲の八百長問題、連日大騒ぎでしたが、とうとう春場所が中止ということになったようですね。

相撲春場所中止、理事長ら「相撲史上、最大の汚点」

記事によると、日本相撲協会トップの放駒理事長は6日の会見で、
「相撲の歴史に最大の汚点を残す結果となった」 と語ったそうですが、
思わず笑ってしまいました。
日本人は誰もそんなふうに思っていないと思いますが…。
これまでも数限りなくその手の噂は飛び交っていましたね。
ウィキペディアの 「八百長」 の項目を見ると相撲に関する疑惑が延々と記されています。
ウィキペディアでは1963年以来の疑惑が挙げられていましたが、
それ以前のことに触れている以下の記事も面白かったです。

「情にほだされ…八百長を一生悔いた先人の遺言」

この記事の中で玉の海が語っている 「八百長」 は、金銭授受とは関係ないものだと思われますが、
こうしたことはずーっと昔から相撲につきものだったのではないでしょうか?
例えば、プロレスで八百長が行われていたとして、それを咎める人がいるでしょうか?
私の中では、プロレスほどおおっぴらではないのですが、
相撲もある程度、八百長によって成り立っているんだろうなあと思っていました。
というのは、相撲界のシステム自体が八百長なしには存立しえないように思うからです。
番付制度というのが諸悪の根源だと思うのですが、
あれのせいで勝ち越しだの負け越しだのということで一喜一憂しなくてはなりません。
普通のスポーツであれば、勝ったり負けたり、
1部リーグから2部リーグに落ちたりということは当たり前に行われますが、
相撲の場合、一度ある地位に上るとそこから落ちることがものすごく嫌われます。
その最たるものが横綱で、横綱は一度なってしまうと大関に戻ることができないんですね (たぶん)。
これはとてもかわいそうなルールだと思うのです。
勝てば上がる、負ければ下がるというごく普通のシステムにしておけばいいのに、
こんな不合理なシステムを導入しているのですから、あちこちにムリが生じるに決まっています。
だから、相撲の場合は構造的に八百長を行わざるをえないんだろうなあと思っていたわけです。
優勝争いは真剣にやっているのだろうと信じたいので、
優勝争いと関係ないところで、勝ち越しや残留がかかっているような場合には、
ずーっと昔から八百長はごく普通に行われていたのではないだろうかと思うのです。

なにかの番組に呼ばれていたスポーツライターの玉木正之氏が、
相撲とは 「スポーツ」 と 「興行」 と 「神事」 の3つの側面をもつのだと言っていました。
私もその通りだと思いますが、この3つは究極のところ相容れません。
特にスポーツは他の二者との共存を拒む核を有しています。
それは、「ルールに則った公正な勝負」 という部分です。
したがって、すべてのスポーツにとって八百長は許しがたい倫理違反となるのです。
それゆえ、これだけ長い間、常に八百長 (疑惑?) と結びついていた相撲は、
そもそもスポーツの側面をちゃんと保持しえていたのか疑問をもたれてもしかたのないところです。
(私としては上述したように、「優勝争いのレベルでは公正に戦われていたと信じたい派」 です。)

さて、相撲は今後どういう方向へ進むべきなのでしょうか?
3つの側面をそのままにした改善策はありえないだろうと私には思えます。
大きく言って2つの方向性しかないと私は思います。
スポーツとして純化していくか、
「日本の国技」 としてあくまでも興行であり神事なんだよということを訴えていくかのどちらかです。
現状を維持し抜本的改革をしなくてすむ方向は後者でしょう。
相撲は神事であるので、女性が土俵に上がってはいけないといった前近代的なしきたりがあったり、
番付制度の下でみんなができるだけ格落ちとかしなくてすむように、
ちょっとした談合もやっておりますが、
これらはみな日本のよき伝統ですので御寛恕のうえ今後とも大相撲をお引き立てのほど、
よろしくお願い申し上げます、と国民全体に向かって理解を訴えていくのです。
外国人力士の受け入れもやめてしまったほうがスッキリするでしょう。
こうなったら公益法人ではいられなくなるかもしれませんが、
これが一番手っ取り早いお手軽な改革の方向性だと思います。

私のお薦めとしてはスポーツとして純化していく方向性です。
以前書いたように、相撲って数ある格闘技のなかでも、
スポーツとして最も洗練されたルール体系をもっていると思うのです。
相手を一度でも土俵から押し出すか転がせば勝ちというのは、ものすごくクリアで公正です。
剣道や柔道の一本みたいな曖昧なところがありません。
しかも、とても平和です。
女性にもオススメと言えるのではないでしょうか。
この、スポーツとして、格闘技としてよくできている部分を前面に押し出していけば、
すぐにもオリンピック種目になれるだろうと思うのです。
たんなるトーナメント戦にして、後は過去の戦績によるシード権だけにしてしまえば、
番付制度なんてまったく必要なくなります。
そうすれば勝ち越しだの負け越しだののために八百長なんてする必要もありません。
「伝統」 とか 「国技」 といった桎梏を振り払えば、
スポーツとしての相撲には無限の可能性が開かれているように思えるのです。

まあ、日本相撲協会の人たちがいくら話し合っても、
そういう方向性が選ばれることはないんだろうなあ。
それにしても、これから全容解明しようと意気込んでいる日本相撲協会の皆さんは、
現役時代、本当にご自分が八百長に関与したことはなかったのでしょうか?
あるいは自分の周りでそうしたことが行われているのをまったく見たことはなかったのでしょうか?
「最大の汚点」 というのはたんに証拠のメールが復元されてしまったという、
ただそれだけのことを意味しているにすぎないように思えてならないのでした。
この問題を考える上で、「八百長とは何か?」 ということもきちんと定義しておくべきですが、
それはまた別の機会に。

仕事の友 (その6) ・ システム手帳

2011-02-06 21:54:06 | お仕事のオキテ

とっても久しぶりのこのシリーズです。
すっかり忘れ去っていましたが、ちょうど1年ぶりに再開です。
ご覧いただいている写真が私のシステム手帳です。
2005年から使っていますから、もうかれこれ丸6年これにお世話になっています。
もはやこれなしには私の生活は成り立たないと言っていいでしょう。
もちろん、これを使っていてもスケジュール管理に失敗して、
ありえないミスをやらかすことはあるのですが、
しかし、この私が未だ解雇もされずに人並みの社会人生活を送っていられるのは、
この手帳のおかげ以外のなにものでもありません。
まさに 「仕事の友」 なのです。

これにする以前は、毎年1年ずつの手帳を使っていました。
COACHのやつとか、文科省が毎年配布してくれていたやつとかですが、
そういう1冊ずつの普通の手帳は、次の年への移行期にしばらくの間、
今年のやつと来年のやつを2冊持って歩かなければならないのが面倒でした。
それと、スケジュール管理や時間管理を
もうちょっと真面目にやらなければいけないなと感じてもいましたので、
レフィルにいろいろな選択肢があるシステム手帳にあこがれてもいたのです。
しかしながら、システム手帳ってたいていバカでかくて分厚いですよね。
常に持ち歩かなければいけない手帳があんなにデカイのはやだなあと思って、
なかなかシステム手帳に移行できずにいたわけです。
で、あるとき本気で探し歩いてやっと見つけた自分の理想のシステム手帳がこれなのです。

大きさとしてはバイブルサイズで最もポピュラーなタイプなのですが、
一般的なシステム手帳みたいにレフィルに対して本体 (カバー?) のほうが、
やたらとデカイということがなく、
バイブルサイズとは思えないくらいコンパクトです。
測ってみるとペンホルダーを除いて19.0cm×11.3cmでした。



そして、なんといってもスリムです。
リング径がたぶん13ミリなので、閉じても厚さは1.5cm未満です。
私はバッグもわりとスリムなのを愛用しているのですが、
そのバッグの中にすんなり収まってくれます。
冬場などはコートのポケットにも入ってくれるほどです。
ちょっとこの写真では伝わりにくいかもしれませんが、
ハリー・ポッターと比べてみました。



メーカーとかブランドとかまったく気にせず、
システム手帳売り場で一番気に入ったのを買ったのがこれだったのですが、
あとでよく見てみたら、Bindex と書いてありました。
Bindex というのも私はまったく知りませんでしたが、
システム手帳のレフィルとかも文房具売り場に並んでいる大半は Bindex です。
私がずっと使っているレフィルももちろん Bindex のものです。
で、インターネットで Bindex を調べてみるとどうやら、
日本能率協会マネジメントセンターが作っているシステム手帳のブランド名のようなのです。
(それともそういう別会社があるのかHPではよくわかりませんでした。)
日本能率協会と言えば、もともと 「能率手帳」 というのを作ったことで有名ですね。
どうやらただの文房具屋さんや手帳屋さんではなさそうですが、
手帳の世界では日本における老舗中の老舗と言っていいでしょう。
長年、システム手帳を作り続けていて、
こういうスリムでコンパクトなやつの需要もあるということを調査したのでしょう。
実際、数年前に科研費の共同研究でご一緒したある女性研究者が、
私のとまったく同じシステム手帳を持っていらっしゃいました。
その方もハンドバッグにすんなり収まる大きさと厚さが気に入ったとおっしゃっていました。

このシステム手帳の良さを最大限活かすためには、
レフィルを買ってきても、1年分全部入れてしまったりしてはいけません。
というか、たぶん1年分全部入れたら、
ページをめくるのが困難になるほどパンパンになってしまうでしょう。
だいたい半年分くらいでしょうか。
私の場合は基本的には前期・後期、半期ごとのスケジュール管理になりますが、
過去のやつは早々に別のバインダーに移していき、その分追加補充するようにしています。
今は1月分はまだ残っていて、先は5月分まで入っています。
ある事情により過去のデータもある程度は必要なのと (そのうち書くかも?)、
そろそろ新年度の仕事やゴールデンウィークの予定も入りつつありますが、
まあだいたいこれくらいあれば十分事足りるわけです。
どんなレフィルを使っているかについてもまた書く機会があるかもしれません。
まだまだスケジュール管理、時間管理がうまくいってるとはとうてい言えませんが、
とにかく、このシステム手帳は私にとって欠かすことのできない 「仕事の友」 と言えるでしょう。

飲み会でアナグラム発見

2011-02-05 12:33:31 | 人間文化論
先日ある飲み会で、初めて一緒に飲む方々と同席する機会がありました。

そのときにアナグラムに気づいてしまったのです。

アナグラムというのは、ある単語の文字を入れ替えることによって別の単語に組み換える遊びです。

『ハリー・ポッター』 シリーズの中では、

トム・マールヴォロ・リドル (Tom Marvolo Riddle) が自分の名前のアナグラムを作って、

「私はヴォルデモート卿だ」 (I am Lord Voldemort.) と名乗っていましたね。

私が発見したのはそんなに複雑なアナグラムじゃないんですがコレです。



「石渡」 と 「岩下」。



フッフッ。

大したことないけど、なんとなくうれしい

ポリティカル・コメディ 「チョイス!」

2011-02-04 16:10:39 | 教育のエチカ
「チョイス!」 という映画をあまり期待せずに借りて見たんですが、とても面白かったです。
政治を題材にしたコメディっていろいろありますが、
なかなかよくできたほうだと言っていいんじゃないでしょうか。
映画の冒頭から、civic responsibility (市民の責任) だとか、
social contract (社会契約) といった単語がバンバン出てきます。
選挙制度や民主主義についての授業作りをするときにひょっとすると使えるかもしれません。
極限的状況を設定してみて1票の重みを考えさせようという映画です。
若干説教臭いところがあるのはポリティカル・コメディとして仕方のないところでしょう。
でもそれがそんなに鼻につかず、むしろヒューマンな笑いと涙で見終わることができます。

主人公は、ケヴィン・コスナーが演じる、アメフトと釣りとバドワイザーをこよなく愛する、
典型的かつぐうたらで政治にまったく無関心なアメリカのダメオヤジです。
舞台は大統領選挙当日という設定なんですが、
彼は陪審員に選出されるのがイヤで有権者登録をしていないほどです。
「投票なんかに意味はない、何かが変わるなんて幻想だ」 というのが彼の主張で、
大統領選に誰が出馬しているかすら知りません。

その娘をマデリン・キャロルという子役が演じているのですが、彼女がサイコーです。
この子を見るためだけでもこの映画を借りる価値はあるでしょう。
家出してしまった場末の歌手の母親と、幼なじみにも解雇されてしまうほどダメな父親とのあいだに、
なんでこんなリッパな子が生まれ育ったんだろうと思うくらい、娘のモリーは優等生です。
親と一緒に大統領選挙に行きレポートを書くことという宿題を果たすため、
父親に代わって父親の有権者登録をすませておくほどです。
小学校の授業では 「投票はなぜ大事なのか?」 というスピーチをみんながするのですが、
彼女のスピーチはむちゃくちゃカッコいいです。

「文明がたどる道は常に同じ。
 屈従から自由へ、そして豊かさへ。
 充足の後には無関心が生まれ、再び屈従へと。
 この悪循環を断ち切るのです。
 過去に学ばぬかぎり歴史は変わりません。」

物語は、大統領選がものすごいデッドヒートで、共和党の現職大統領と民主党の候補が完全に互角、
けっきょく、投票機のトラブルやらなにやらで無効扱いになってしまい、
後日再投票をしなくてはならなくなった主人公の1票ですべてが決まるという展開になっていきます。
この映画、邦題は 「チョイス!」 ですが、原題は 「Swing Vote」 です。
swing には、「回転させる」 → 「向きを変える」 → 「決定的な影響力をもつ」 という意味があるようで、
「Swing Vote」 は 「勝敗を決する1票」 という意味になるようです。
その1票を獲得するために両候補が、自らの信念も党の基本方針も捨て去って、
彼ひとりのためのキャンペーンを張っていくというドタバタが描かれていきます。
しかし何よりも、父と娘の愛憎入り交じった関係の描写が秀逸で、
ダメで無責任な父親に辟易し心底嫌っていながらも、
父親を弁護するために涙ながらにスピーチする場面で見せるマデリン・キャロルの複雑な表情は、
必見だと言えるでしょう。
社会科、公民科の教員を目指している皆さんにはぜひお薦めいたします。

福島大学卒業制作展覧会

2011-02-03 16:26:06 | 人間文化論

福島大学・人間発達文化学類・芸術文化クラスの美術の学生さんたちによる、

「卒業制作展覧会」 がまた開催されます。

昨年はたいへん楽しく拝見させていいただきました。

今年もぜひ行ってみようと思っております。


            記


「福島大学卒業制作展覧 The Graduation Works Exhibition」

期 間:平成23年2月23日(水)~27日(日)

時 間:10:00~19:00(最終日は16:00)

場 所:福島県文化センター3階展示室

                   ※入場無料※


そして、なんと!

卒展の公式ブログも発見してしまいました。

ブログのデザインもポスターと同じになっています。

やっぱりプロの人たちが作るとカッコいいっすね。

制作過程のあれやこれやが綴られています。

ブログを読んでおくと、当日はより一層楽しめるのではないでしょうか。

ゆっくり見られるように時間の余裕をたっぷり取って見に行ってこようと思っています。

2010年の脳死・臓器移植

2011-02-02 18:16:47 | 生老病死の倫理学
2010年は改正・臓器移植法が施行され、家族の同意だけで脳死・臓器移植が可能となり、
日本の脳死・臓器移植にとって画期的な年となりました。
8月9日に改正臓器移植法の下で初めての脳死・臓器移植が行われて以来、
私もしばらくのあいだはケースが増えるたびにお伝えしていましたが、
予想通り、あっという間にニュースバリューはなくなって、
マスコミで大々的に取り上げられることも少なくなっていきました。
それくらい改正後は多くの脳死・臓器移植が日常的に行われるようになっていったのです。

臓器移植ネットワークのサイトで調べてみると、
2010年には32例の臓器移植が行われたようです。
1997年に臓器移植法が制定されて、昨年改正されるまでのあいだ、
脳死・臓器移植の実施件数がどれくらいだったかについては以前に書きましたが、
もう一度載せておきましょう。

1997年  0件
1998年  0件
1999年  4件
2000年  5件
2001年  8件
2002年  6件
2003年  3件
2004年  5件
2005年  9件
2006年 10件
2007年 13件
2008年 13件
2009年  7件
2010年  3件 (改正前まで)

トータルで86件です。
13年間でたったの86件。
それが、改正後ほんの半年足らずのあいだに29件も行われたのです。
13年もかけて達成した実施数の約3分の1の数をたった半年で稼いでしまったのです。
やはり本人の書面による意思表示 (いわゆるドナーカード) というのが、
どれほどネックになっていたかというのがわかると思います。
家族の同意だけでいいとなると、こんなにできてしまうんですね。
この調子で一年間着々と脳死・臓器移植が行われていくすると、
2011年はいったい何件になってしまうのでしょうか?

私は今回の改正に賛成ではありません。
本人の意思確認なしに臓器摘出すべきではないと思うのです。
改正後も、というよりもドナーカードが不要となった今こそ、
あらかじめ家族で互いの意思を確認し合っておくことが必要だと思っています。
また、改正の一番のポイントであった、15歳未満での臓器提供はいまだ行われていません。
読売新聞によると、昨年末までに脳死していたのではないかと思われる子どもは11人いて、
そのうち6人については臓器提供に関する打診が行われたのだそうですが、
いずれも家族が同意しなかったのだそうです。
残りの5名のなかには虐待の疑いのある子どももいて、
そのような場合は移植をしてはいけないことになっていますから、
打診自体されなかったとのことです。
15歳未満の子どもについては特に慎重な運用が必要と思われますので、
未だ行われていないということはむしろ誇るべきことだろうと思います。
とはいえ、いずれ15歳未満での移植も実施されるでしょうし、
そのときはしばらくはニュースにも取り上げられるでしょうから、
この制度が今後どう運用されていくのか、注意深くウォッチしておく必要があるでしょう。

細いねー VS 飲み会リバウンド

2011-02-01 12:15:13 | がんばらないダイエット
先週ある方に 「細いねー」 と言われました。
いやいや、そんなことありえませんから
50kgもなかった大学時代は 「細い」 と言われたこともありましたが、
福島に来てからは 「脱いだらスゴいんです」 のお腹がどんどん出っ張っていく一方でした。
昨年、若干 「がんばらないダイエット」 に成功して70kg台から65kg弱まで戻しましたが、
それでもどう見ても 「細い」 とは言い難い体型です。
しかも、この1月の怒濤の飲み会攻勢によってリバウンドしていること間違いなしです。
何をどう見間違うと 「細いねー」 なんていうことになるんでしょうか?
それとも新手のほめ殺しの一種なんでしょうか (しかし、なんのために?)。

さて、昨日は日本酒の師匠の店に行き、「純米酒飲み放題」 で1月の飲み会祭を締めて参りました。
はっきり言ってもうヤケになっています。
リバウンド?
そんなの関係ねえ
って感じです。
久しく体重計に乗っていないから今、何kgぐらいになっているか想像つきませんが、
2月になって飲み会ラッシュが落ち着いたら、
また 「がんばらないダイエット」 に取り組んでやるからいいやみたいな、
「明日できることは今日やらない主義」 が炸裂しています。
自暴自棄ってこういうことを言うんでしょうか?

そして、一夜明けて今日、2月の1日 (いっぴ) を迎えました。
しばらく飲み会の予定は入っていませんから、
「がんばらないダイエット」 を再開するにはいいチャンスです。
まず何はともあれ現状把握をしなければなりません。
しばらくほったらかしにしていた体重計を久しぶりに引っ張り出してきます。
さあ、「細いねー 「飲み会リバウンド」 の勝負っ。
どちらが勝つのでしょうか?


ジャーン

なんと64.8kg


ウソっ
目を疑いました。
リバウンドしてないじゃないですかっ
あんなに食って飲んで、昨日もシメのラーメンまで食べてきてしまったというのに、
65kgを超えていないんですか?
素晴らしいっ
さすがは 「石原式朝だけ断食」
夜は何をどれだけ食べてもいいというのは本当なんですね。
いやあ、ホッと一安心です。
「細いねー」 と言ってくださったあなた、
あなたの目に狂いはなかったのかもしれません。
これなら飲み会自粛令を出す必要もなさそうです。
よかった、よかった
石原先生には深く、深く感謝申し上げたいと思います
そして皆さま、2月になっても気兼ねなく飲み会にお誘いくださいっ