昨晩はUNOをやると大敗するし、見たい番組も映画もなかったので、
コレクションのなかからもう古いドラマなんですが、
2008年にNHKで放映された 「フルスイング」 を引っ張り出してきて久しぶりに見ました。
元プロ野球選手で、若くして引退後30年間にわたり名打撃コーチとして活躍した、
高畠導宏氏をモデルにしたドラマです。
その彼が打撃コーチも辞めて、58歳で福岡の高校に教育実習に行くところからドラマは始まります。
特に第1話は、主人公 (ドラマでは高林) ばかりでなく、校長先生や、
指導役の天童先生、事務員の女性など、名ゼリフの宝庫です。
校長 「ねぇ高林さん、コーチと教師は似ていると思いませんか。
どちらも人を育てる仕事、人が育つお手伝いをする仕事です。
あなたがプロ野球で30年培ったことは、
行き詰まった教育現場に新しい風を吹き込むかもしれない。
私はそう思って、あなたの教育実習を受け入れた。
昨日あなたは生徒たちに将来の夢を尋ねたそうですね。
生徒と教師が生き生きとしている学校を作る、それが私の夢です。
思うようにおやりください。」
打撃コーチの職を失い、2週間の気分転換のつもりで教育実習に来た高林に対して、
その軽い気持ちを見抜いた指導教員・天童先生のセリフ。
天童 「あなた本気で教師になる覚悟はおありですか。
生徒とのつきあいは3年だけじゃないんですよ。
卒業したのちも生徒は教師を頼る。
生徒と一生つきあう覚悟。
それが教師の覚悟です。
あなたにおありですか?」
その天童を 「漬け物石」 というあだ名で呼び、高林への期待を語る女性事務員のセリフ。
事務員 「私ら事務員は先生にほんのこつ期待しとります。
学校ほど閉鎖的なところはなかぁ。
みなさん大学ば卒業してすぅぐ先生になるでしょう。
社会に出た経験のなかけん、なんというか、小さかぁ。
金魚鉢の金魚のくせして、自分ばクジラみたいに思っちょる。」
実習生の高林が副担任として入っているクラスで、
誰にも心を開かず一言もしゃべろうとしない森君についての、
担任の時任先生とのやりとり。
高林 「コーチ時代、コーチの仕事は教えんこと。それが私の信念でした。」
時任 「コーチなのに教えないんですか?」
高林 「むりやり教えても選手はかわいそうじゃ。
選手が苦しんで悩んで、タカさん指導してください、言うてくるまで待つ。
大きな耳、小さな口、優しい目で待つんですわ。
森君も待つことにしました。
人には必ずそのときいうもんが来るから。」
時任 「でも森君は絶対に口を開きませんよ。」
高林 「そんな子どもがおりますか。
わしは子どもらがかわいい。
あの子らの味方になってやりたいと本気で思っております。」
教育実習、最後の授業で。
高林 「2週間前、わしはこの教室で夢は人生のなかで一番大事なものじゃと言うた。
今もそう思っとる。
なぜならね、夢は君らを強くする。
夢は君らを励ます。
夢は君らが迷ったとき道を照らす星になってくれるんじゃ。」
最後に、生徒たちの夢を書いたノートを見せながら。
高林 「ここに君らの夢がある。
まだ若い夢じゃ。
できたての夢じゃ。
形のないもんだってあるが、かまいやせんぞ。
君らの夢がわしの宝じゃ。
これからわしゃ君らの夢を応援するで。
どこにおっても、何をしとっても応援する。
東京に戻っても、プロ野球のコーチに戻っても君らの夢を応援する。
ええか、君らの夢を応援しとる人間が、
この世に最低1人はおるっちゅうこと、ぜひ覚えておいてほしい。
そしてな、もし挫折したり、挫けそうになったときには、
ぜひそのことを思い出してほしいんじゃ。
2週間ありがとうございました。」
けっきょく2日かけて全6話、全部見てしまいました。
号泣![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
大掃除もせずに何やってんだかなあ。
コレクションのなかからもう古いドラマなんですが、
2008年にNHKで放映された 「フルスイング」 を引っ張り出してきて久しぶりに見ました。
元プロ野球選手で、若くして引退後30年間にわたり名打撃コーチとして活躍した、
高畠導宏氏をモデルにしたドラマです。
その彼が打撃コーチも辞めて、58歳で福岡の高校に教育実習に行くところからドラマは始まります。
特に第1話は、主人公 (ドラマでは高林) ばかりでなく、校長先生や、
指導役の天童先生、事務員の女性など、名ゼリフの宝庫です。
校長 「ねぇ高林さん、コーチと教師は似ていると思いませんか。
どちらも人を育てる仕事、人が育つお手伝いをする仕事です。
あなたがプロ野球で30年培ったことは、
行き詰まった教育現場に新しい風を吹き込むかもしれない。
私はそう思って、あなたの教育実習を受け入れた。
昨日あなたは生徒たちに将来の夢を尋ねたそうですね。
生徒と教師が生き生きとしている学校を作る、それが私の夢です。
思うようにおやりください。」
打撃コーチの職を失い、2週間の気分転換のつもりで教育実習に来た高林に対して、
その軽い気持ちを見抜いた指導教員・天童先生のセリフ。
天童 「あなた本気で教師になる覚悟はおありですか。
生徒とのつきあいは3年だけじゃないんですよ。
卒業したのちも生徒は教師を頼る。
生徒と一生つきあう覚悟。
それが教師の覚悟です。
あなたにおありですか?」
その天童を 「漬け物石」 というあだ名で呼び、高林への期待を語る女性事務員のセリフ。
事務員 「私ら事務員は先生にほんのこつ期待しとります。
学校ほど閉鎖的なところはなかぁ。
みなさん大学ば卒業してすぅぐ先生になるでしょう。
社会に出た経験のなかけん、なんというか、小さかぁ。
金魚鉢の金魚のくせして、自分ばクジラみたいに思っちょる。」
実習生の高林が副担任として入っているクラスで、
誰にも心を開かず一言もしゃべろうとしない森君についての、
担任の時任先生とのやりとり。
高林 「コーチ時代、コーチの仕事は教えんこと。それが私の信念でした。」
時任 「コーチなのに教えないんですか?」
高林 「むりやり教えても選手はかわいそうじゃ。
選手が苦しんで悩んで、タカさん指導してください、言うてくるまで待つ。
大きな耳、小さな口、優しい目で待つんですわ。
森君も待つことにしました。
人には必ずそのときいうもんが来るから。」
時任 「でも森君は絶対に口を開きませんよ。」
高林 「そんな子どもがおりますか。
わしは子どもらがかわいい。
あの子らの味方になってやりたいと本気で思っております。」
教育実習、最後の授業で。
高林 「2週間前、わしはこの教室で夢は人生のなかで一番大事なものじゃと言うた。
今もそう思っとる。
なぜならね、夢は君らを強くする。
夢は君らを励ます。
夢は君らが迷ったとき道を照らす星になってくれるんじゃ。」
最後に、生徒たちの夢を書いたノートを見せながら。
高林 「ここに君らの夢がある。
まだ若い夢じゃ。
できたての夢じゃ。
形のないもんだってあるが、かまいやせんぞ。
君らの夢がわしの宝じゃ。
これからわしゃ君らの夢を応援するで。
どこにおっても、何をしとっても応援する。
東京に戻っても、プロ野球のコーチに戻っても君らの夢を応援する。
ええか、君らの夢を応援しとる人間が、
この世に最低1人はおるっちゅうこと、ぜひ覚えておいてほしい。
そしてな、もし挫折したり、挫けそうになったときには、
ぜひそのことを思い出してほしいんじゃ。
2週間ありがとうございました。」
けっきょく2日かけて全6話、全部見てしまいました。
号泣
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大掃除もせずに何やってんだかなあ。