まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

毎年恒例・どげんかしたったい2016

2016-03-31 12:08:12 | お仕事のオキテ
毎年春休みか夏休みに、荒れ放題の研究室を 「どげんかせんといかん」 と思い立ち、

1日か2日かけて、とりあえず机とテーブルまわりだけどげんかするんですが、

数ヶ月のうちに崩壊して 「エントロピー増大の法則」 のなすがままになってしまう

というのがこのところ毎年の恒例行事となっております。

2014年だけはとうとう一度もどげんもすることができずじまいでしたが、

昨年は4月に入ってから何とか 「どげんかしたったい!」 と宣言することができました。

ところがそのすぐ翌月には 「崩壊の前日」 と呼ぶべき状態に陥り、

研究室でゼミを開くことができなくなりました。

そのときゼミ生たち (このあいだ送別会で活躍してもらった女子3名) には 「早かったね」 と囁かれ、

たいへん悔しい思いをしましたが、けっきょくそのまま崩壊への道をひた走ってしまいました。

本来、研究に勤しむべき机 (実際には事務仕事のほうが多いけど) はこう↓ですし、



本来、学生たちとともにゼミを行うべきテーブルはこう↓です。



アカン感じですね。

けっきょくその後一度もここでゼミを行うことはできませんでした。

このあいだ卒業した子たちはそれでも数回は研究室でのゼミを経験できたわけですが、

新4年生はまだ研究室のテーブルに座ったことがありません。

このまま新学期に突入し、2014年の悪夢が再びかと危惧しておりましたが、

新年度は諸々の雑用がいっぺんにふりかかってくるので人生最高に忙しくなるのは目に見えており、

書類や文具を探すのに毎回何十分もかけているような現況ではとても対応できないのは明らかです。

というわけで年度終わりの昨日、今日、重い腰を上げて研究室の掃除に取りかかることにしました。

作業は遅々として進みませんでした。

その間に、ずっと探し続けていたハサミを発見したり、

逆に今ごろ見つけてはいけなかったような書類が発掘されたりなどいろいろありましたが、

何とかここまで漕ぎつけました。



どげんかしたったい

机やテーブルの上に何も載ってないって素晴らしいっ

まあ、一番奥の机の上の物は、しまうべきスペースがもう残されていないので、

もはやどこにも行き場がなくどうしようもありませんが、机がひとつ空いただけでも万々歳です。

これで研究と事務の効率は格段とアップするでしょう。

ゼミの指導も、研究書や辞書をすぐに参照しながら迅速に行うことができます。

毎年思うんだけど、これをこのまま維持できたらなあ。

でも前期って必修の授業が多いから、

そのプリントとかワークシートがすぐに積み重なってたまっていっちゃうんだよなあ。

特に今年は初めて 「キャリア形成論」 の世話教員を引き受けることになったから、

自分が講義した回だけでなくすべての回のワークシートが全部この部屋に集まるんだよなあ

はたしてこの状態をいつまでキープできるのか、乞うご期待です

グダグダなゼミ送別会

2016-03-30 14:42:23 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
もう卒業式も終わり新学期も始まろうとしているところですが、卒業式ネタの前に、
今から2週間以上前、3月の半ばに開催したゼミ送別会のことをご報告しておきます。
2月の卒論発表会の日に卒論・修論完成記念打ち上げパーティをやりましたので、
送別会はもうやらなくてもいいかなとも思っていたのですが、
たしかその打ち上げのときに、今年のゼミ生たちはまだ我が家に来たことがないということが発覚し、
せっかくだから最後に我が家にお招きしたほうがいいかなと考えて、
急遽送別会を開催することになりました。
これまでだったら学類3年生や院1年生たちにお店の手配とかは任せて、
私はただお店に行って飲みたいだけ飲んでいればよかったのですが、
我が家でやるとなったら私が仕切らなければなりません。
なかなかみんなの日程が合わず日程調整だけでも相当すりへってしまい、
けっきょく全員の都合がつく日はなく、3年生は誰も参加できない日に、
卒業生・修了生ばかりで (院の1年生は辛うじていたけれど…) 開催することになりました。
そうなるとよけいに準備は私1人でやらなければならなくなります。

しかしながら当日はとても慌ただしい日でした。
3月の半ばといえばそうです、確定申告の締め切り日でした。
確定申告をしに税務署に行ったあと大学に行き、
その日中に終わらせなきゃいけない事務仕事を猛スピードでやり、
さらに翌日は橘高校での講演会だったので、そのための資料を作成して印刷し、橘高校に届け、
それからやっとMAXふくしまに買い物に行くことができました。
みんなを18時に呼んでいたのに、買い物から帰ってきた17時50分の時点でこんな感じです。



もう何ヶ月も前からこのリビングのテーブルは仕事場と化していて、
有象無象の書類が散乱していて、ここで個食すらしたことはありません。
そんなところにみんなを呼んでパーティをしようだなんてムチャにもほどがあります。
みんなを呼んだらここもキレイになるんじゃないかなあなんていうのは甘い空想でしたね。
一人暮らしなんですから、キレイになるもならないも私次第なわけです。
でけっきょく、全員が揃った時点で何一つ料理ができていないどころか、
掃除も終わってないなんて、こんなことは初めてでした。
こういうときに限ってみんな時間に正確で、この写真の10分後にはみんな来てしまいましたが、
もう開き直って、「今日はみんなで準備しよう!」 と宣言し、
部屋の片づけも料理も手分けして手伝ってもらいながら、何とか開催にこぎつけました。

最初にサラダを2品出しておくつもりでした。
お刺身サラダ春菊のごま油和えです。
さくで買ってきた刺身を薄切りにするのは一番料理を作っているという女子に任せ、
私は春菊のごま油和えに専念していましたが、
春菊の用意が調ったところで肝心のごま油が切れていたことに気がつきました
で、即座に院生にMAXまで買い出しに行ってもらいます。
時間を稼ぐために別の女子たちにイチゴとKeriKeriのバゲットの準備をしてもらいます。
こうして皆さんの手をお借りして何とか4品揃えたところで、
やっと修了生が持ってきてくれたモエ・エ・シャンドンで乾杯となりました。
(こんな調子だったので今回はほとんど写真撮影はしておりません…)
私も安いスパークリングワインを用意していましたが (だからイチゴがあるわけです)、
やはり本物のシャンパンとの相性は抜群です。
あとはみんなが持参してきてくれたお酒を各自飲みながら、
さらにポテチなどの乾き物も買ってきてくれていたので、それらで何とか飢えをしのぎながら、
次の料理が出来上がるのを待ちました。

次は、いろいろ野菜の重ね蒸しです。
これも私の定番料理ですね。
野菜類の下ごしらえは学生に任せて、私は各種の野菜と豚肉をミルフィーユ状に重ねただけです。
こちらの料理は何度も作ったことがありましたが、なぜかいつも写真を撮るのを忘れていたので、
今回はこの料理だけはちゃんと写真に収めておきました。



火にかける前はこの大鍋の3分の2くらいまでの量がありましたが、
20分ほど煮るとこれぐらいの量に減ってくれます。
それを大皿に盛りつけていきます。



いつも底の方が少し焦げ付くので、お皿に移すとちょっと焦げた部分が上になってしまいます。
若干見てくれは悪いですが、味は保証付きです。
大量の野菜が一気に消費されました。

最後はこれも写真には撮りませんでしたが、寄せ鍋です。
ここまでの料理の流れとうまく合っていませんが、
メニューをゆっくり考える間もなかったのでいたしかたありません。
MAX1軒でしか買い物する余裕がなかったので食材も限られてきちゃいますしね。
でもいちおう鍋の師匠の本を参考にして、しょうゆベースのだしを作り、
本格的な寄せ鍋にしようと努力はしたつもりです。
食材を刻むのは4年の女子たちに任せ、修了生はここまでたまった食器類を洗ってくれ、
もうひとりの院生は、今度は洗剤が切れてしまったので再びMAXに走ってくれて、
本当にこの日は最後までみんなで力を合わせてパーティをやり切りました。

私は指図するばかりで、実働はみんなに任せっきりでしたが、精神的に疲れたようです。
みんなが帰ったのは23時前でしたが、その後いつの間にやらソファでぐっすり眠っていました。
みんなをわざわざ呼んだのにもかかわらずきちんとおもてなしできませんでしたが、
まあこれはこれでみんなの記憶に残るのではないでしょうか。
グダグダな送別会で申しわけありませんでした。
これから社会に出てからも上司には過剰な期待をかけたりせず、
自ら課題を発見し、自分の力で解決して、ひとりたくましく生きていってください。
ご卒業、ご修了、おめでとうございました

福島にゆかりのある6人展

2016-03-29 19:49:37 | 人間文化論
こんな招待状を頂戴しました。



awai ~福島にゆかりのある6人展~

■4/4 (mon) - 4/10 (sun)

■11:00-18:30 (最終日17:00まで)

■あかね画廊 (東京都中央区銀座4-3-14 筑波ビル)


だそうです。

招待状をくれたのはうちの学類のスポーツ・芸術創造専攻、芸術文化クラスに学び、

私の 「文化創造論」 を取ってくれたのち、大学院にも進学して 「地域文化創造特論」 も取り、

「てつがくカフェ@ふくしま」 にも何度か参加してくださっている高橋実那さんです。

ハガキの裏にはこんな一言も添えられていました。



せっかくお誘いいただいたのですが、残念ながらその週はもう大学が始まっていますし、

週末には 「第36回てつがくカフェ@ふくしま」 もありますので銀座には行けそうにありません。

6人のうち3人は大学院生で、私はこのあいだの 「IN展」 も見逃してしまいましたので、

可能であれば何としてでも見に行きたかったのですが、東京開催ではしかたありません。

それにしてもうちの卒業生たちが現役の芸術家としてバリバリ活躍していて、

互いに連携してこうして東京で展覧会を開いてくれるというのはとても嬉しいことです。

関東在住の皆さん、私の代わりにぜひ足を運んであげてください


P.S.

この手描きのイラスト、必要最小限の線でささっと描かれているにもかかわらず、

ご本人の特徴をよく捉えていて見事な出来映えです。

できることなら土日に訪問し、このイラストをもとに高橋さんを探し当ててみてください。

ノーベル建築デザインショー

2016-03-28 09:06:33 | お仕事のオキテ
この週末は東京に行っていました。

で、昨日ノーベルファッションショーの必要性についてお伝えしたわけですが、

その記事をアップした直後に散歩に出かけてみたら、

ノーベル建築デザインショーを見かけたのでビックリしてしまいました。

こちらです。



外濠公園から外濠をはさんで外堀通り沿いに建つ東京理科大学を望んだ景観です。

ビルの壁面に何か書かれています。

アップにしてみましょう。



 ノーベル生理学・医学賞
   大村 智 先生 (東京理科大学大学院出身)」


と大書されています。

大村智先生といえば、寄生虫感染症の特効薬イベルメクチンの開発により、

昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞した方ですね。

わざわざ受賞記者会見の最中に電話をかけてきた安倍総理に対し 「あとでかける」 と一蹴したとか、

開発した薬の特許料で北里研究所を立て直した等々の、

権威に媚びない痛快なエピソードで一躍有名になった方でもあります。

そのお名前と偉業が東京理科大の建物の壁面に記されていました。

どうもこれは垂れ幕とかではなく、壁に直接書かれているようです。

思い切ったなあ、東京理科大。

もちろん東京理科大出身者のノーベル賞受賞は初めてのことだそうですし、

それどころか私大出身者としても初めての快挙ということだそうなので、

壁に直接刻んでしまいたくなる気持ちもわからないではありませんが…。

ともあれ、これぞまさしく 「ノーベル建築デザインショー」 とでも呼ぶべき珍百景ではないでしょうか。

思わず耳を疑う女子高生たちのまさかな会話・第3弾

2016-03-27 07:44:43 | 性愛の倫理学
2013年の10月に 「思わず耳を疑う女子高生たちのまさかな会話」 という記事をアップしました。

Twitter 上のつぶやきをまとめた同名のページから、私のお気に入りをセレクトして引用した記事で、

これまでに何度も歴代1位のアクセス記録を更新してくれた、

私のブログのなかでも断トツに人気の高いページです。

昨年の8月に、それにあやかろうとして、

「思わず耳を疑う女子高生たちのまさかな会話・第2弾」 をアップしましたが、

こちらはまだそれほど爆発的な人気を博すには至っていないようです。

それにもめげず第3弾をお届けします。

このところ2週間ぐらい更新をサボっていたらアクセス数が落ち込んでしまったので、

テコ入れへの期待を込めての女子高生頼みです。


●最近の女子高生がLINEとかで 「お風呂行ってくるから離脱することをフロリダと言う」 ということをしって私は爆笑しています。レベル高い。


●レジ並んでた女子高生が 「甘い派?辛い派?」 「甘い派!」 「じゃあチョコレートと煎餅だったらどっち派?」 「どっちも嫌ーい」 「分かるー!じゃあ何派?」 「ポテチ派!」 とかいう全然繋がってない会話してて笑いそうだった(・ω・) 両方嫌いなのに聞く。甘い派なのにポテチ派。謎。笑


●電車の中の女子高生の会話 A 「うわ、今日夜ご飯 ちらし寿司だ」 B 「そーなの?なんで?」 A 「え、だって今日七夕じゃん」 B 「あーそっか」 …いや、ひなまつりだよ。


●女子高生 「店員に目の前で5千、6千、7千、8千円、と勘定されるのが好きじゃないんですよ…」 パツキン娘 「えっ どうして?」 女子高生 「手品師だったらどうしようとか考えません?」 パツキン娘 「ええ…それは…ないと思う……」


●電車にて 女子高生A 「バレンタイン手作りとか面倒いよねー」 女子高生B 「だよね! それなのに男子は返しが既製品とかズルくない?!」 A 「ズルいよね! そう言えば去年男子が手作りで返すの流行ったよね、マジキモくない?w」 B 「キモいーw 既製品がいいよねw」 一体どうしろと…


●ラーメン屋にいた女子高生と店員の会話 女子高生 「Withoutニンニクで」 店員 「はいどうぞ、ラーメンうずらとニンニクです!」


●隣の女子高生が電話で ツタバ、ツタバって!ツタバにおる! って言いよってこいつ滑舌悪いって内心バカにしとったら TSUTAYAの中にあるスタバって!って向こうの方が一枚上手やった


●車窓から東○インを見ていると横にいた女子高生二人組が 「このマンション綺麗!ホテルみたぁ~い!」 と話していてホテルだよ!と言いたい気持ちを抑えた。


●電車の中の女子高生が髪を切った友達へコメント。 「えー!どうしたのー!! 悪く言えば狩野英孝、よく言えばめっちゃ可愛い!!!」 これは…褒めてるの?独特なセンスに脱帽した月曜朝です、おはようございます←


●隣の女子高生二人が5月に行く航空券の手配をしている。5千円ってスゴくない!? 往復で見てる? なに往復って? 向こうに住むなら帰りいらないじゃん、でも住まないなら、帰りの分もいるじゃん? あーなるほど。って会話だったんだけど、コーヒーふきそうになったり、ちょっとホンワカしたり。した。


●今日外食してる時に隣にいた女子高生2人が 「サンタさんは小6で終わったわwww そっからお父さんに直接欲しいもの言ってるwww」 「私もwww」 みたいな会話してたんだけどその隣に小さい男の子がいることに気づいた瞬間 「…まさかお父さんがサンタの上司だったとはな」 って真剣な顔で言っててもう


●~~バス停で見た今週のハイライト~~ 女子高生1 「下町ロケット見た!?」 女子高生2 「見た見た!!小泉純一郎の演技すごい!!!」


●今日の帰りの電車で自分の両サイドが空いてる所に女子高生2人が来て、端に避けたら俺の座ってた席に女子高生の1人が中々座らなくて先に座った子が 「どうしたの?」 って聞いたらその立ってる子は 「ぬくもりが消えるの待ってる」 って言った。


●電車にて女子高生 「LINEのグループって絶対1人既読つけないやついるよねwww 20人グループなのにいっつも既読19しかつかないもんwww」 お前だよ


●さっき電車で二人組の(たぶん)女子高生が話してた。JK1 「もうすぐ誕生日だよね? プレゼント何がいい?」  私 (聞いちゃうのか…まあいいけど…)  JK2 「どこでもドア」  私 (!?!?)  JK1 「おっけ!」  私 (!?!?!?!?)


●薬局でいつものようにデリケアMズを買おうと塗り薬のコーナーの前にいったら、手をつないだ女子高生が2人いて A 「ふぇみにーにゃにゃんこう」 B 「ふぇみにーなにゃんこ」 A 「にゃんこ・・・」 B 「にゃん・・・」 という会話をして笑って去っていったので僕も笑顔になりました


●女子高生が 「大学行ったら何したい?」 「バイトしまくって海外旅行行きたい」 「わかるー」 って会話してて 「大学とは……」 という気持ちになった。


●後ろにいる女子高生っぽい人が 「よく性格悪い女嫌いとか言ってる男いるけどさ~性格悪くなかったら女じゃねえから」 って言っててなるほどなって思った


●バスに乗ってきた巨大な虫に対して女子高生が 「お前誰だよww 定期持ってんのかよ」 って言ってて吹いた


●南武線の女子高生の会話 「何かさ~、川崎でハロウィンやるらしいよね~」 「それって~、渋谷とか、六本木のまねだよね~」 「・・・。 ちゃうわっ!」


●店のオレンジジュースと氷がなくなったからドンキでオレンジジュース10本と氷6.6kg買ってたら、後ろの女子高生が 「オレンジジュース屋さんかな??」 とか会話してたんだけど、汗だくのハゲがオレンジジュース屋さんなんてやって売れるとでも思ってんのかよ。


●11人の女子高校生集団のおしゃべり A:お父さん,出張中は食事はずっとテンヤモンばっかりで嫌やったというてた。 B:‥‥?‥‥テンヤモンって何? A:‥‥さあ?‥‥全然知らんけど,添加物一杯ってことちゃうかな? C:うわぁ‥‥体に悪そう! 誰も 「店屋物」 を知らん世代らしい。


●昨日の電車で女子高生がノーベル賞の話をしてた。 「ノーベル賞も、もっと色々あればいいのに~、ノーベルファッションショーとか!(本気)」 「それショー違わない?」 だって。地味に肩ふるわせて笑った。その発想はなかったよ( ・x・ )


●電車乗ってたら女子高生が 「どこで降りるんー?」 「なんか北朝鮮みたいなとこ」 って話してて、いったいどんな駅で降りるんだと思って見てたら、北朝霞で降りていった。なるほどね。


●さっき女子高生が A 『ねぇ!カズユキでキャベツ食べ放題だって!やばくね?』 B 『は?どこだよそれ?』 みたいな会話をしてたんだけど、あれ多分とんかつの和幸の話してたんだな。


●女子高生A 「あっみて!うどん屋さんだ、十割そばもあるって!ねぇどうする?」 女子高生B 「え、十割そばなのにうどん屋っておかしくない?」 A 「え?」 B 「九割そばで一割うどんならわかるけど、それでも蕎麦屋さんじゃね?」 A 「」


こうやって読んでくると、女子高生というのは無知と勘違いと自己矛盾、

そして独自の造語とたっぷりの毒舌でできているんだなあ、ということがわかりました。

おっ! うちの院生がこんなところに

2016-03-26 17:47:05 | 人間文化論
今週配付された 「リビング福島」、1面はこんな特集でした。



「箸、正しく持てている?」 という特集記事です。

おや?と思ってよく見てみたら、やはりうちの院生さんたちの記事でした。



昨日うちの大学院を修了したばかりのお2人です。

右側の井間さんのことは以前にこのブログでご紹介しました。

研究の一環として 「ただしいおはしのもちかた」 というDVDを作成した方です。

今年度のうちの大学院 (人間発達文化研究科・地域文化創造専攻・地域生活文化領域) は、

私のゼミ生2人も含め全員社会人ばかりで、

食品学のN先生のところにもまったく同じ経歴 (栄養教諭) のお2人が師事していました。

左側の籏野さんは、郷土食を学校教育に取り入れ、

飯舘村から避難してきた女性たちを講師に招いて子どもたちに味噌造りなどを教えてもらうなど、

たんなる食育にとどまらず、福島における復興教育の独自の形について研究された方です。

今回の記事は、このお2人が講師となって開催された、

「リビング親子料理&正しい箸の持ち方教室」(主催/福島ヤクルト・福島リビング新聞社)

の様子を伝えたものでした。

したがって、全体のタイトルは 「箸、正しく持てている?」 ですが、

紙面の右上のほう、記事の書き出し部分の小見出しは、

「”食べるものを作る” 体験で好き嫌いのない子に」 となっています。

このお2人は院生時代もずっと二人三脚 (N先生も入れて三人四脚) で一緒に研究していましたが、

これからも2人で互いに協力し合って福島の食育を支えていっていただければと思います。

修了、おめでとうございました

アルツ、キタ━━━━(>_<)━━━━ッ!!!!

2016-03-25 12:42:31 | 生老病死の倫理学
先日、久しぶりにカラオケに行ってきました。

ある人がマッチ (=近藤真彦) の歌を歌ったところから懐メロ大会になっていきました。

年代検索で私が中学生~大学生だった1970年代から80年くらいまでの曲を探して、

片っ端から歌いまくって楽しみました。

私の定番からは 「あんたのバラード」 とか 「雨」 とか 「メモリーグラス」 など。

今回初めて歌った 「また逢う日まで」「喝采」「ハッとして!Good」 等々。

あの頃の私のヒーローといえばもちろんジュリーですから、「酒場でDABADA」「ダーリング」 等々。

何曲歌ったかわからないくらい歌いまくっていたらあっという間にお開きの時間がやってきました。

最後に締めの1曲ということで、どれにしようか相当悩んだ挙げ句、

けっきょくジュリーの 「時の過ぎゆくままに」 をセレクトしました。



三億円事件を扱ったドラマ 「悪魔のようなあいつ」 の主題歌でもあった名曲ですね。

最後は 「許されない愛」 みたいな絶唱系の歌で締めたかったのですが、

すでに喉がつぶれかけていたので、しっとり歌い上げる曲で静かに締めることにしたわけです。

一番を歌い終わり、二番に入ったところでちょっとヘンな感じを覚えました。

「♪からだの傷なら なおせるけれど

 心のいたでは いやせはしない♪」

この歌詞に既視感というか、なんかついさっき歌ったばかりのような感じを覚えたのです。

一番を歌っているときはまったくそんな感じはしなかったのに、

「からだの傷」 と 「心のいたで」 の対比に、ああこれやっぱいい歌詞だよなあと思ったのですが、

まったく同じことをついさっきも思っていたようなかすかな記憶がよみがえってきたのです。

で、歌いながら歌詞の途中でギャラリーの皆さまにおそるおそる尋ねてみました。

「ねぇ、これってもう歌ったっけ?」

そうしたらみんなやっと気づいたかという顔で、

「歌ってましたよ。最後にまた入れたから、よっぽど好きなんだろうなって思ってました。」

と言われてしまいました。

ガビーーーン

こんなことは生まれて初めてです。

カラオケで自分が何歌ったか忘れて、同じ曲を2回も入れてしまうなんて

しかも最後の最後、何で締めるか考えに考えた末に選んだ曲がすでに歌った曲だったなんて。

いよいよアルツハイマーが来たのかもしれません。

今回はかろうじて、曲の途中ですでに歌った曲だと自分で気がつくことができましたが、

そのうち自分が何歌ったかなんてまったく覚えていられなくなって、

何度も何度も同じ曲を歌い続けるようになってしまうのかもしれません。

ああ、恐ろしい。

そうなったらもう誰もカラオケに誘ってくれなくなっちゃうだろうなあ

東日本大震災および福島第一原子力発電所事故五周年

2016-03-11 14:46:00 | グローバル・エシックス
先月末に事務方から次のようなメールが来ました。

タイトルは 「東日本大震災五周年追悼式の当日における弔意表明について」。

内容はいたってシンプルでたったの3行。

「人間発達文化学類教員の皆様へ

 標記の件について、文科省から当日14:46に黙とうを捧げることに協力依頼がありました。

 つきましては、ご協力くださるようお願いいたします。」

フツー、文科省からの依頼という場合、

文科省からの通達のメールとか文書ファイルとかが添付されていることが多いのですが、

そうしたものも何も付されていませんでした。

協力依頼の内容に異議はありませんのでその時間には黙祷を捧げたいと思います。

ただ、今までこういう依頼が来たことあったかなあと思って遡ってメーラーソフトを調べてみましたが、

どうやら今回が初めてのようです (見落としの可能性は捨てきれませんが…)。

調べてみると、「東日本大震災○周年追悼式」 はこれまでも毎年行われていたようです。

そして、そのつど追悼式に向けて内閣総理大臣の談話が出され、その最後に、

「国民の皆様におかれましても、これに合わせて、

 それぞれの場所において黙とうを捧げられますよう、お願いいたします。」

という文が付記されていたようです。

これを承けて文科省も毎回、先ほどのメールのタイトルと同じ名前の通知を出していたようです。

この通知がいよいよ末端の私たちのところまで直接届いたということだったんですね。

なるほど。

まあいずれにせよ黙祷を捧げるつもりでしたのでご心配には及びません。

福島県民として一言申し上げさせていただくならば、

追悼式の名称が不十分であるように思いました。

震災と原発事故はまったく別物ですので、両方を併記して、

「東日本大震災および福島第一原子力発電所事故五周年追悼式」 という名前にしていただけると、

より素直に追悼の意を表すことができたように思います。

おっと、そろそろ時間が来たようです。

黙祷。

スペシャルティコーヒーの映画!

2016-03-09 09:28:17 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
先日、「スペシャルティコーヒー」 という言葉に噛みついてしまいましたが、

まさにその 「スペシャルティコーヒー」 のことを描いた映画を見てきてしまいました。

『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』 です。



公式サイトのほうではなく、「Movie Walker」 のほうの作品情報には次のように記されていました。

「スペシャルティコーヒーと呼ばれる風味豊かで消費者の満足を得られるようなコーヒーを追究する

 プロフェッショナルたち、その市場がもたらした変化や背景に迫ったドキュメンタリー作品。

 短編作品やCM制作を手がけてきたブランドン・ローパー監督が3年の歳月をかけて、

 ホンジュラスやルワンダといったコーヒーの産地、

 生産者と直接取引する 『スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ』 の生豆バイヤーや

 美しい所作でコーヒーを淹れる 『大坊珈琲店』 オーナーなど、

 世界各所のコーヒー文化を牽引する者たちに取材。

 彼らの高品質なコーヒーを消費者に届けようとする情熱を通し、

 コーヒーをめぐる新たな潮流に焦点を当てる。」

この映画を 「フォーラム福島」 でやると聞いて、

しかも福島の有名なコーヒー屋さんたちとコラボして、

美味しいコーヒーを飲みながらこの映画を見ることができると聞いて、

これはぜひ見に行かねばと思っていましたが、

まさかこの映画がスペシャルティコーヒーのことを描いた映画とは知りませんでした。

そうと知っていればあんな恥ずかしい記事は書かずにすんだのに…。

いや、そうでもないかな?

この映画を見た上でも 「スペシャルティコーヒー」 という言葉には違和感を感じたかもしれません。

言葉そのものを調べるという段階はいずれにしても必要だったのでしょう。

その上で、「スペシャルティコーヒー」 と呼ばれる究極のコーヒーが届けられるまでの、

豆の栽培・精製から焙煎、抽出までの裏側を、この映画を通して深く知ることができました。

アフリカや中南米で手摘みされた赤いコーヒー豆。

それが現地での手作業 (と足作業?) を経て緑色のコーヒー豆へと精製されていきます。

実はここまでの過程が何よりも大切で、

私たちが知っているここから先のプロセスは豆の真価を引き出せるかどうかだけの勝負で、

価値を貶めることはあっても高めることはできないのだそうです。

とはいってもその真価を引き出すためにプロフェッショナルたちは真剣です。

焙煎によってやっと私たちがふだん目にする褐色のコーヒー豆が姿を現します。

ここから先はスピード勝負で、豆を挽き、

ドリップ、サイフォン、エスプレッソ等さまざまな抽出方法で1杯のコーヒーとなります。

映画情報に触れたときは、この焙煎以降のプロセスが詳しく描かれた映画かと思っていましたが、

映画の半分以上は栽培、精製の現場を描いていました。

フェアトレードがテーマの映画と言ってもいいくらいです。

映画のなかではルワンダとホンジュラスの生産者たちが取り上げられていました。

そして、私が見に行った日はちょうど飯坂の 「カフェひらなが」 さんが出店していて、

ルワンダとホンジュラスのコーヒーを提供していました。

私は両方のコーヒーをそれぞれ100円引きの金額で味わいながら映画を鑑賞しました。

11日 (金) まで朝10時と夜7時半の2回ずつ上映され、

各回に 「珈琲 楓舎」 さんや 「珈琲舎 雅」 さん、「SAKAMOTO COFFEE」 さんなど、

福島の名だたるコーヒー屋さんたちが出店されるようです。



ゼッタイにコーヒーを飲みたくなってしまう映画ですので、これは素晴らしい企画です。

私の行った回もコーヒー好きたちでほぼ満員状態でした。

本格コーヒーは淹れるのに時間がかかりますので、

上映開始時間よりもだいぶ早めに映画館に着くことをオススメします!

提言・〈考える「倫理」〉の実現に向けて

2016-03-08 18:14:16 | 教育のエチカ
途中まで書きかけてほったらかしにしていた記事をまた大量に発見してしまいました。

そのうちのひとつです。

昨年5月の日本哲学会のワークショップでぢゅんちゃんが、

「シティズンシップと哲学教育 ―市民的公共性と学校的共同性をつなぐもの―」

というタイトルで提題発表をしていましたが (予稿レジュメ台本)、

その直後に、日本哲学会、日本倫理学会、日本宗教学会の協働でまとめられた提言が出されました。

日本哲学会のときには、そういう提言が出されるらしいということは聞いていましたが、

実際の提言の内容は、10月の日本倫理学会のシンポジウムのなかで初めて知ることになりました。

あの熊本大学で開かれた日本倫理学会ですね。

あのときはトイレの話豪華懇親会の話をアップしただけで、

肝心の学会内容に関する話は途中まで書いたところで (というかほとんど書かないまま)、

それっきりアップを怠っておりました。

というか、出された提言にリンクを張ろうとしていたのですが、

書き始めた頃は閲覧可能だったのに、その後なぜか一時閲覧不能になってしまったので、

その原因を探って、リンクが復活したらアップしようと思っているうちにすべてを失念してしまうという、

まあいつものパターンでそれっきりになっていたというわけです。

書きかけの記事を発見し、リンクも復活していたようなので、遅ればせながらシェアいたします。


*********************************************************************

先日の熊本大学で開催された日本倫理学会の共同討議では、

「倫理教育の未来に向けて」 と題するシンポジウムが開催されました。





このシンポジウムは、ウェブ上での説明によると、

「2015年5月に日本学術会議から出された提言

『未来を見据えた高校公民科倫理教育の創生-<考える「倫理」>の実現に向けて-』

を受けて、哲学系三学会の合同企画(日本哲学会、日本宗教学会、日本倫理学会)として開催される

連続シンポジウムのうちの一つです」 とのことで、

シンポジウムのなかではその提言の内容が詳しく報告されました。

当日はその骨子部分のペーパーが配られただけでしたが、

提言をウェブ上で確認してみると、全67ページに及ぶ壮大な文書となっています。

(提言のPdfファイルはこちら → ここ!

特に参考資料が充実していて、具体的な 「倫理」 授業の実践例やサンプル資料などが豊富で、

たんなる政策提言というよりも、実際の教育方法に対する実践的な提言となっています。

別に高校の 「倫理」 ばかりでなく、大学や専門学校における哲学・倫理学教育にも使えそうです。

日本の哲学系三学会による現時点での到達点ですのでぜひ一度ご覧になってみてください。

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以上、いにしえの発掘記事でした。

その後あんまりこの提言が話題になっている様子はありませんが、

〈考える 「倫理」〉 の授業が本当に必要とされる世の中になっていってもらいたいものです。

今夜は 「てつカフェ特別編」 前夜祭!

2016-03-05 19:10:09 | 哲学・倫理学ファック
いよいよ明日はてつカフェ特別編6です



ゲストの中間さんは明日の会のギリギリに到着ですが、

特別編世話人の東京組の面々はいつものように前日入りです。

今日このあと19時32分福島駅着の新幹線で着きますが、そこからホテルにチェックインして、

そのまま福島の街に飲みに繰り出すというのも毎年の恒例となりました。

特別編第1回のときから福島復興のために貢献していただいているわけですが、

毎回どこのお店にお連れするか悩ましい問題です。

去年は 「たすいち」、その前は 「庵ぐら」、その前が 「RAGU」 でした。

(さすがにそれ以上は思い出せません。)

今年は 「会津郷土料理 楽」 を予約してみました。

こちらはA先生に教えてもらったお店で、

東京からやってくるお客さまをご招待するにはうってつけのお店ではないでしょうか。

遅い時間からのスタートですので、明日の本番に差し支えない程度に飲んできたいと思います。

(と毎年思いながら飲み始めるのですが…。)

おっと、いけない。

もうこんな時間だ。

そろそろ駅にお迎えにあがりたいと思います。

皆さまとは、明日15時からホテル辰巳屋でお会いしましょう!

「公民科授業研究」 授業改善学生アンケート結果2015

2016-03-03 17:55:24 | 教育のエチカ
M田先生と2人でやっている 「公民科授業研究」 の 「教育改善のための学生アンケート」 結果です。
今年は変則的な開講でした。
これまではずっと公民科の教員免許取得を希望している3年生相手に開講してきました。
高校社会科が解体されて地理歴史科と公民科に分かれてしまって以来、
うちの学生たちは中学校社会科の免許を取っても高校の教員免許がオマケで付いてこず、
高校地歴科の免許も欲しい人は地理・歴史関係の単位を倍くらい取り、
さらに地歴科教育法と地歴科授業研究を取らなくてはならないし、
同様に、高校公民科の免許が欲しい人は公民関係の単位を倍取り、
公民科教育法、公民科授業研究の単位も取らなくてはならなくて、
中社、地歴、公民、全部の免許を取ろうとするとそれはもう大変なことになるわけです。
これまでは、社会科教育法は4セメ (2年次後期)、社会科授業研究は5セメ (3年次前期) に開講、
地歴科教育法と公民科教育法は5セメ、
地歴科授業研究と公民科授業研究は6セメ (3年次後期) に開講されていました。
3つが全部重なる5セメの負担は並みたいていのものではありませんし、
○○科授業研究という名の授業は実際に授業づくりをしたり模擬授業をしますので、
地歴科授業研究と公民科授業研究が重なる6セメも相当な負担だったわけです。
そんなわけで彼らの負担を減らすことと、教育実習前に模擬授業をやる機会を与えようということで、
このあいだのカリキュラム改革のときに、
公民科教育法と公民科授業研究は3セメと4セメに開くことにし、2年生対象の授業に変更しました。

今年はそれが適用される初めての年だったわけですが、
旧カリキュラムの3年生もいるので、移行期として2年生と3年生がいっぺんに受講する年となり、
これにどう対応するか難しい問題でした。
公民科教育法のほうは座学中心ですので受講者数が倍増してもどうということはありませんが、
公民科授業研究のほうは全員にマイクロティーチングを行ってもらっていますので、
20人の受講生が40人に増えてしまったら授業が成り立ちません。
M田先生と話し合って、公民科教育法はいっぺんに受けてもらえるけど、
公民科授業研究は時間を変えて2クラス開くしかないねとあきらめていたわけです。
ところが意外なことに、今年はなぜか4年生も2人取りに来てしまったのですが、
それを含めても2年生、3年生と合わせて受講生は全部で20人と例年並みの人数で収まりました。
どうしたことでしょう?
社会科、地歴科、公民科の教員を目指す人が減っているのでしょうか?
とりあえずこれならいつもと同じ人数ですから、わざわざ分けて開講する必要はありません。
というわけで、今年は2年生から4年生までが入り交じる混成クラスでの開講となりました。

以上を踏まえてアンケート結果を見ていくことにいたしましょう。
まずは5段階評価です。

「1.教員の授業に対する姿勢はよかったですか。
 (観点:授業の準備、授業への熱意、学生への対応等)」……………………4.58

「2.教育の方法は適切でしたか。
 (観点:質問への対応、発表・討論の機会、シラバスの記述内容等)」………4.63

「3.授業の内容は適切でしたか
(観点:魅力あるトピック、教材・教科書の適切性、参考文献の提示、
 授業の進度、シラバスに記述された目標の達成度等)」………………………4.53

「4.総合的にみてこの授業に満足しましたか。」………………………………4.53

昨年のアンケート結果が見当たらないのですが (これもアップし忘れているんでしょうか?)、
2年前と比べるとだいぶ落ちています。
まあ、今年はいろいろとイレギュラーだったためにバタバタしちゃったからかなあ。
しかし、それとは対照的に授業外学習時間は大幅に改善されていました。

【授業外学習時間】
3時間以上・・・・・・・・・・・10人(52.6%)
2~3時間未満・・・・・・・・・4人(21.1%)
1~2時間未満・・・・・・・・・5人(26.3%)
30分~1時間未満・・・・・・0人(0.0%)
30分未満・・・・・・・・・・・・・・0人(0.0%)
0分(何もしなかった)・・・・・0人(0.0%)

最近は5段階評価よりも授業外学習時間のほうに力を入れていますので、私としては満足です。
とはいえ、それでもまだ2時間未満という学生が4分の1は存在していますので、
来年度以降はさらに授業外学習時間を増やすことに力を入れていきたいと思います。

授業担当者からの追加質問として、
今年度から2年生で取れるようにしたことについての意見を求めました。
こちらとしてはよかれと思ってした改革でしたが、
肝心の学生たちがどう受け止めているかのほうが重要です。
聞いてみたところ、ほとんど好意的な意見ばかりでした。

【2年生】
●教育実習前に5分でも10でも授業ができて本当に良かったと思っています。

●私は2年生も受講できた方がいいと思う。教育実習前に2回経験を積むことができて良かった。

●内容としては2年でもできるものだと考える。人によっては実習が初めて授業案を作る、授業する、ということがあるそうなので、よい機会だ。

●2年生から受講できて良かったと思う。先輩や他の人の授業から多くのヒントをもらい、教育実習前の訓練になった。

●2年次からの受講については良かったと思う。3年次の実習に向けて今から授業案を作成したり授業をしたりすることは役立つと思う。今回は特に3、4年生もいたので検討会で意見を言ってもらえて参考になった。

●2年生のうちにやっておきたい!! 3年生もいるので、実習前のいい勉強になる。どういう視点で授業つくればいいか気付けた。

●教育実習前に学べる事のメリットはあるが、全体の質を向上させる為のうまい例 (3、4年生の) を見れないというのは、少しもったいないように思う。

【3年生】
●教育実習の前に授業の作り方を学べるので、とても実になると思います。

●教育実習前にこの授業をした方が、授業のすすめ方や準備することが分かって良いのではないかと思った。

●教育実習前に授業を体験できるので、良い練習になると思う。今年は、いろいろな学年の意見が聞けて良かった。

●2年生のうちから授業の構想がしっかりしていたので問題ないと思う。教育実習に向けて良いトレーニングになると思う。

●2年生の中でも、きちんと指導案が書ける人とそうでない人の区別がはっきりしていたな、という印象です (強く言うと、聞くに耐える人と耐えない人がいました)。教育実習前にマイクロティーチングで鍛えられるのはよいことだと思います。実習中に焦るよりは、先輩や仲間の授業スキルを 「盗む」 ことができると思います!

●2年次に降ろしたのは良いと思った。授業案の書き方や工夫、注意点など実践的に学ぶ授業がこの授業以外ない中で、実習に行く前にこういった経験は必要だと思う。今回、2、3、4年合わせての授業だったが、それぞれに刺激をうけた授業だったと思う。

●教育実習に行く前に、このような授業をすることは必要だと思うので良いと思う。今年は3、4年生もいたから、実習を経験したからならではの意見も多くあったと思うが、これが2年生のみの授業になると同じようにできるかはわからない。

●2年次にこの講義を受けることができる利点としては、地歴科授業研究と同時受講ではなくなるため、負担が軽減される所であると思う。反面、心配な点もあり、教育実習での実戦経験なしに受講することになるので、そこがどのように影響を与えるのかという点が心配である。来年度からは2年生が中心となるので、上級生の経験や手法を取り入れる機会が減ってしまうので、そこがどのように影響するのだろうか。

●3年生で実習に行っていきなり授業案を作れといわれるよりは、2年生のうちに授業づくりなどを学べた方が良いのかなと思いました。また、来年からは2年生のみとなるので、どこか1時間くらいは参考として3、4年生の授業を見てお手本とするようにするのも良いかなと思います。

●社会科の学生は、教育実習に行くまで授業案書かせてもらった事がないといった状況だったので、2年生のうちに経験できるようになったのはよいと思う。ただ、検討会での意見では、教育実習に行った経験からきてると思える内容のものもあったので、次年度からの検討会ではそうした視点も補えるものがあるとよいと思う。

【4年生】
●教育実習の前に多くの授業に携わる機会は貴重だと思うので、2年次から受講できた方がよいと思いました。

●2年生でも、十分にしっかりとした授業をすることができているのではないかと思いました。また、3、4年生から先に始めることで、2年生もやりやすかったのではないかと思います。

以上です。
2年生でこの授業を受けることについてはほぼ全員賛成と言っていいでしょう。
問題は来年度以降、2年生だけの授業になったときに検討会がきちんと成立するかという点ですね。
これは私たち教員の関わり方や工夫しだいといったところでしょう。
たしかに実習に行けばある程度、授業の作り方や注意点などがわかってくるでしょうが、
現状では、何もわからないまま実習校に送り込んでしまっていることになるわけで、
授業を成り立たせるために実習のあとにこの授業を行うというのはやはり本末転倒ですから、
実習前に少しでも力をつけさせてあげられるよう、こちらとしても努力したいと思います。
何にせよ来年度からは実習前の2年生だけでもこれまでのようなレベルに近づけるよう、
今までとは違うより濃やかな指導を考えていきたいと思います。

てつカフェ特別編チラシ配付

2016-03-02 16:54:22 | 哲学・倫理学ファック
いよいよ 「てつがくカフェ@ふくしま特別編6」、4日後に迫ってまいりました!

遅きに失したかもしれませんが、チラシを作成し学内各所に配付しました。



これまでの特別編のときはたいていポスターと同じものをA4サイズに印刷して配付していましたが、

フルカラーのデザインをそのままプリンターで印刷するとインクの減りが早いのはもちろんのこと、

インクで紙が丸まってしまって扱いに困ったりしていました。

そこで今回は、たまにぢゅんちゃんが作ってくれるチラシのデザインを借用して、

ブログ告知のときに使用した画像を配したりなどして、

ポスターとは別のシンプルなものを作成してみました。

ま、私たちてつカフェ世話人のデザインセンスのなさを露呈していますが、

ないものはないのですから仕方ありません。

誰かポスターやチラシを専門的に作成してくれる新しい世話人をスカウトしないとなあ…。

それはともかく、3月6日 (日) の15時から (いつもより1時間早め!) てつカフェ特別編です。

場所はホテル辰巳屋 (いつもより豪華!)。

お間違えなく。

たぶん今日配付される 「リビング福島」 のイベントInformationにも載ってるはずです。

チェケラッ!

「戦争と平和の倫理学」 授業改善学生アンケート結果2015

2016-03-01 19:08:24 | 教育のエチカ
なんだかもう3月に入ってしまいました。
今年度の授業が終了してもう1ヶ月過ぎてしまったのですね。
あっという間でした。
いつものように 「授業改善のための学生アンケート」 を実施し、集計もしてあったのですが、
「文化創造論」 の結果をアップしたあと、他の科目の結果をアップするヒマがありませんでした。
まずは、「戦争と平和の倫理学」 の結果をご報告いたします。
5段階評価から。

「1.教員の授業に対する姿勢はよかったですか。
 (観点:授業の準備、授業への熱意、学生への対応等)」・・・・・・・・・・・・・・・・4.81

「2.教育の方法は適切でしたか。
 (観点:質問への対応、発表・討論の機会、シラバスの記述内容等)」・・・・・・4.70

「3.授業の内容は適切でしたか。
 (観点:魅力あるトピック、教材・教科書の適切性、参考文献の提示、
  授業の進度、シラバスに記述された目標の達成度等)」・・・・・・・・・・・・・・・・4.66

「4.総合的にみてこの授業に満足しましたか。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4.68

一昨年よりも評価は下がってしまいました (1だけは0.01ポイント増ですが…)。
今年は最後のNVC (非暴力コミュニケーション) のワークをやるときに、
男性と女性でペアを組むように強制しましたので、それがマイナス要因だったのかもしれません。
自由記述でも何人かが、「男女でペアを組むのが面倒だった」 と書いてくれていました。
それはわかるし、そもそも男女でペアを組ませるべきだったかどうかというのも、
ジェンダー的に考えて難しい問題であるということはわかってはいました。
男だから女だからといってものの考え方が決まるわけではないということは十分承知した上で、
それでもNVCのワークをやると男性と女性で反応が全然違うという大きな傾向がありますので、
ワークの効果を高めるためにも、人によって受け止め方が違うということを体感してもらうためにも、
わざわざ男女でペアを組んでもらうことにしたわけです。
そのときのワークシートの感想では、男女でペアを組んだことによって、
こんなにも考え方が違うんだということがわかってよかったという書き込みが多々ありましたので、
私のねらい自体は間違っていなかったのかもしれません。
とはいえ誰と組むかペアを作るまでが大変だったようなので、
もっと機械的にペアを組めるような仕組みを考えてあげるべきだったのかもしれません。
再来年度以降、改善していきたいと思います (2年後のまさおさま、忘れずにこのブログ読んで)。
次に、授業外学習時間は以下のような結果でした。

【授業外学習時間】
3時間以上・・・・・・・・・・・28人(59.6%)
2~3時間未満・・・・・・・・12人(25.5%)
1~2時間未満・・・・・・・・・5人(10.6%)
30分~1時間未満・・・・・・2人(4.3%)
30分未満・・・・・・・・・・・・・・0人(0.0%)
0分(何もしなかった)・・・・・0人(0.0%)

こちらは一昨年よりも大躍進です。
過去最高の記録を収めた、昨年の 「倫理学概説」 も超えて堂々の1位です。
3時間以上学習した者のパーセンテージも微増ながら過去最高ですし、
2時間以上学習した者の合計はなんと85%を超えています。
まあ、本来2単位の科目を取るためには毎週4時間以上の授業外学習が必要なわけで、
その理念と比べるとまだまだかもしれませんが、
少しずつ単位の実質化に近づいていると言うことはできるでしょう。
これまでの地道な取り組みが実を結んだものとして、素直にこの結果を喜びたいと思います。

「文化創造論」 とは異なり、この授業では 「授業改善のための学生アンケート」 の自由記述欄で、
この講義を受けてきてどんな力が身についたり伸びたりしたと思うかを答えてもらいました。
記入欄が小さいのと、なぜそう思うか理由を述べよという設問を課さなかったので、
シンプルな答えが多いですが、以下のような回答が得られました。

●ニュースを見ている時に、報道されていることについてどう思っているのかを考える力が少しついたと思う。

●朝や夜の総合ニュースを積極的に観る機会が増えました。戦争関連のことに関しては特に、タイムリーな話と講義内容を頭の中で組み合わせて考えたりするのが日常的になっていて、改めてこの講義を受講して良かったと思いました。

●新聞で読んだ記事 (イラクとサウジなど) について、どのようにすれば平和に解決できるのだろうか、などと考えるようになりました。

●どういったことが平和なのか、平和的に問題を解決するにはどうしたらよいか、ということを自分の価値観と照らして考える力がついた、と思う。

●自分の意見を相手に伝える力、また相手の意見を聞いて自分の意見を考える力が講義内の活動を通して身に付いたと思う。

●自分の考えや意見だけでなく、他者にも意見はあるわけだから、他者を意識した生活を意識する力がついたと思う。

●戦争・平和について様々な価値観を学んだことで、自分の主観を抜いて戦争について考えられるようになった。

●様々な立場に立ち、その考え方、反論の内容はどんなものがあるかという想像力。

●面識のない相手と話し合う力や自分の意見をまとめて発言する力が伸びたと感じました。

●自分の社会的責任を痛感するきっかけとなり、あらゆる分野に関心がわいた。また、フラットな視点で判断する力がついた。

●相手(おもに敵とか)の意見について、真剣に耳を傾け、理解することで、相手のことも分かるし、さらに自分の意見を深めたり見直すことができるということがわかった。

●他人とコミュニケーションを取るにあたって相手の立場や心情を考えた上で行動する。戦争に対して全肯定・全否定といった極端な立場同士での相手理解の方法。

●最近の安保法案論争があり、それが正しいのか間違いなのか、通すべきか止めるべきか等をテレビや新聞等では活動や国会の様子ばかりしか取り上げていなかったが、戦争の肯定・否定を知り、国家の安全保障、自衛を考えるのに、何を要点として考えるべきなのかを判断する力がついた。

●自分を客観的に見て、物事を論理的に考える力。

●個人的なけんかから、戦争までレベルは違えども、問題の本質を理解し、解決策を見つけていくという力は同じだと学んだ。

●戦争について、平和について授業を受ける前に比べ、様々な考え、意見、見方ができるようになった。また、非暴力コミュニケーションを学び、感情を豊かにすることができた。

●非暴力であるためには、どうしたらいいのかNVCを通じて、事実を冷静に見る目がついた。

●平和的にいざこざを解決するためには何をすればいいか、どんな風に話せばいいかと考えるようになった。相手をよく見て理解しようとする姿勢を大切にするようになった。

●NVCを学んだことによって相手の感情を考えることや自分の感情を表に出すことが大事だとわかったし、授業の話合い等でも他の人と積極的に話す能力を養うことができたと思う。

●NVCを心がけることができるようになった。今までは自分の判断や事実の解釈にそれほどまで感情がからんでいるとは思わなかったが、そのことを理解したため。

●非暴力がトレーニングとして生活の中にも生かすことが出来るということ。

●戦争に対する考え方も身についたと思うが、一番は争いを生んだりするコミュニケーションの取り方や自分の感情を上手にコントロールする方法を学べたことが伸びた部分だと思います。

●自分だけでなく、相手の考え、気持ちというものについて、NVCを通して、理解が深まったし、コミュニケーション能力の一部として、役立つ部分があると思う。

●非暴力コミュニケーションについて学んだため、他の人の発言に対し、自分の解釈・憶測で返答することがなくなった。事実のみを扱う力がついた。

●攻撃的であったり、自分と考えが違うことで衝突したりするとしても、相手なりの考えがあるわけであり、それぞれ信じているものが違うので、頭ごなしに否定するのではなく、自分の主張を論理的に説明し、相手の主張にも耳を傾ける必要があると思うようになった。

やはり、最後に行ったNVCのワークが印象的だったようです。
これって何年前から取り入れたんだったかなあ?
最初のうちは見よう見まねで、上手く機能しない面も多々あったのですが、
経験を積み重ねるにつれてだんだん教育効果も高まってきたようです。
先のペア問題とかも改良しながら、今後さらなる改善をはかっていきたいと思います。
半年間つきあってくれた受講生の皆さん、ありがとうございました。
単位をもらえた人は、感謝の印にぜひ今週末 (3月6日) のてつカフェ特別編に来てください