まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

ざわざわする

2011-09-30 08:11:53 | 性愛の倫理学
第3回 「てつがくカフェ@ふくしま」 で男女の友情は成り立つのかについて話し合ったとき、
私は異性相手だとどうしてもどちらかが 「ザワザワしちゃう」 ので、
男女の間に友情は成立しないのではないか、と発言しました。
恋愛感情が湧き上がってきてしまうことを 「ザワザワする」 と表現したのですが、
なぜ自分はそういうふうに言ってしまうのか、自分で言いながら不思議に思っていました。
フツー、相手に恋愛感情を抱くことを 「ザワザワする」 とは言いませんよね。
なんで自分はこんな言い回しを使うんだろう?

と思っていたら、近頃その出所が判明しました。
マンガ 『おいしい関係』 のなかで主人公がそういう表現をしていたのでした。
書斎の掃除をしている最中に、まあ当然のごとく逃避行動としてマンガなどを読んでしまい、
それで見つけることができました。
ちょっと引用してみます。
主人公が 「プチ・ラパン」 のことを振り返る場面です。

「百恵…
 どこの店のコックなの? プロだよな?
 そうだよな
 何で気付かなかったんだろ
 こんな すぐわかること…」

「はじめは洋食屋
 すごいシェフのいる

 その人の料理はどんなかっていうと
 ピタッとした味
 天才肌のシェフ
 想いが深いっていうか
 心があるっていうか
 そういう味でさ

 本人は職人でカタブツで
 ヘンな人なんだけど

 その味に惚れちゃって
 大学中退で飛びこんじゃった

 でもまずっちゃった
 ざわついちゃったの
 ざわざわざわ」

「好きになったの?」

「うん
 仕事が手につかなくなった
 元も子もないわ
 とか思ったね」

「好きだって言ったのかよ!?」

「言えなかったのん
 彼の恋人が 美女すぎで」

という場面です。
正しくは 「ざわついた」 と使っていましたね。
マンガでは友人どうしではなく師弟関係ですが、
とにかく槇村さとるのこの表現が私の頭の中に残っていて、
「ザワザワする」 という言い方を使ってしまっていたのでしょう。
フツーの正しい言葉遣いではありませんが、
せっかくの安定した関係を危うくしてしまう感じが伝わってくる、
とても上手い表現だと思います。
ドラマでもこの表現が使われていたかどうかがよくわかりません。
上記の場面はドラマではまったくカットされていましたので。
気になるところですが、さすがに逃避ばかりもしていられないので、
ドラマのチェックはまたの機会にしたいと思います。

輪ゴム買い換えっ!

2011-09-29 12:36:05 | お仕事のオキテ
昨年、「輪ゴムの寿命」 という記事を書きました。
(増殖ネタもその1その2と2つばかり)
20年前に買った箱売りのものを未だに使い続けていて、
無くなる気配がいっこうになく、
しかもその前に輪ゴムの方がヘタってきてしまって、
ブチブチ千切れるようになってしまったというお話です。



千切れやすいため、その後だいぶ消費スピードが上がってきたので、
このままなんとか使い切れるのではないかと期待していたのですが、
昨年予想したとおり 「留めようとしているときに切れてしまう」 という状態になってしまいました。
これではもはやまったく実用に供することはできません。
というわけで21年の寿命にピリオドを打ち、
ぶち捨ててやることに決定いたしました。

しかし、やはり輪ゴムはたまに必要になりますから、
ただ捨てるだけではなく、新しいものを買ってこなくてはなりません。
で、スーパーや100均で輪ゴムを探してみるのですが、
写真のやつと同じ大きさの箱しか売っていません。
今まで気にしたこともありませんでしたが、あれは100g入りで、
どこの会社もあのサイズの箱売りを基本戦略にしているようなのです。
これでまた20年間同じことを繰り返すのもシャクだったので、
どこかでもっと小さいサイズのものが売っていないかと探し回っておりました。
そして、わりと大きめの文房具屋さん (黒岩のOffice Eight) でやっと見つけたのです。

といっても普通の輪ゴムはやはりあの大きさの箱でしか売っていませんでした。
少量で売っていたのは 「カラーバンド」 という色つきの輪ゴムのみです。



緑、紫、黄色、ピンクとたいへんカラフルです。
別にこんなにオシャレである必要はまったくないのですが、
少量で売っているのはこれか、あともう少し大きなサイズの袋になって、
カラフルなやつが1色ずつ100本入りになっているものしかありませんでした。
見た感じ100本でも多すぎるような気がしたので、
この一番少ないやつを買ってまいりました。
1袋48円です。
100gの箱は138円でしたから、それに比べると相当割高ですが、
あれだとどうせ全部は使い切れず、最後は留めようとするとブチッなんですから、
いくら高くてもこれで十分です。

代替品を買ってきましたので、これで心おきなくあの箱は捨てることができます。
捨ててしまう前にどれくらい残っているか調べてみることにしました。



やはり相当残っています。
かすかに別の色の輪ゴムも混ざっているのは、
よそからやってきた輪ゴムもこの箱の中に突っ込んでいたからです。
そもそも輪ゴムというのはそういうものなのです。
自分で購入してきたものも何度でも使えますし、
外からやってきたものも再利用することができるのがいいところで、
だからなかなか減らないわけです。
というわけで、あとから増えた分も含んでいるわけですが、
量ってみたら42g残っていました。
半分弱ですか。
この1年は相当消費ペースが上がっていましたから、
昨年の段階で 「3分の2か5分の3くらいは残っています」 という印象は
まちがっていなかったんだろうと思います。
21年間で58g。
いや、この箱は福島に来てから使い始めましたので、17年間で58gですか。
1年で3.4gの割合ですね。
ブチブチ千切れたりしなければ年間の消費量は2gくらいのものなんでしょう。
(もちろんこれは一人暮らしの場合です)

ちなみに今回買ってきた 「カラーバンド」 は、内容量が記載されていませんでしたが、
調べてみたところ、各色12本ずつの計48本、重さは7gでした。
3~4年で使い切れる量なんでしょうかね。
ゴムの寿命からしてもいい感じなのではないでしょうか。
この7gパックがどれくらいでなくなるのか、また数年後にご報告させていただきます。

長期ロード終了!

2011-09-28 22:47:36 | お仕事のオキテ
4日も更新をサボってしまいました。

こんなことは近頃では相当珍しいことだと思います。

何人かの方からご心配の連絡をいただいてしまったほどです。

まあ有り体に言うと飲んだくれていたというだけの話なのですが、

とにかく先週の木曜日以来イベント&飲み会が途切れることなく続いておりました。

夏休みの宿題 (といえばフツーは8月末日締切) も終わっていないというのに、

どうしても断ることのできない用が、昼にも夜にも容赦なく入ってしまい、

華麗なる飲み会ナイツの日々になってしまいました。

夜更け過ぎまで飲み続け、

翌日は二日酔いのまま起き出してイベントに直行するという毎日で、

ブログを書くヒマがまったくありませんでした。

昨日、福島に出張に来ている高校の同期生と飲み会を行って、

怒濤の日々にやっと終止符が打たれました。

「てつがくカフェ」 の打ち合わせの日は2人でワイン2本空けてもまだ足りず、

まったく覚えていない3次会まで行ってしまったらしいし、

ワイン祭りでは5時間半も立ちっぱなしで高級ワインを飲みつづけていましたし、



「てつがくカフェ」 のあとは当然 「サイトウ洋食店」 で打ち上げ、



さらにスペイン料理の 「アロス」 にも繰り出して、

けっきょく何本ワインを飲んだんだかまったくわかりません。

さすがに飲み疲れました。

「私のカラダはワインで出来ているの」 状態です。

しばらくお酒は控えようと思います。

とはいえ明後日から3日間、日本倫理学会のため富山に行ってきます。

富山に行ったらそりゃ日本海の美味しい海の幸とともにお酒を飲まないわけにはいかないだろうな。

富山から帰ってきたらすぐに後期の授業が始まっちゃうというのに、

こんなにアルコール漬けで大丈夫なのだろうか?

あ、その前に学会での提題発表がんばらなきゃ。

というわけでまたしばらくブログはご無沙汰してしまうかもしれません。

でもたぶん楽しく生きてると思うので皆さんご心配なく

てつがくカフェ @ サイトウ洋食店

2011-09-23 22:55:00 | 哲学・倫理学ファック
                   


いよいよ明日は 「サイトウ洋食店」 で哲学カフェです。

これまではあちこちのイベント会場を借りて開催してきたわけですが、

今回初めてカフェっぽいところで哲学カフェを開催できることになりました。

はたしてどんな感じになるのか今から楽しみです。

昨日は打ち合わせも兼ねて、ぢゅんちゃんと2人でサイトウ洋食店にお邪魔しました。

サイトウ洋食店は福島駅東口側の駅前通りからちょっと右に入ったところにあります。

中合デパートを越えて、うどん屋さんの 「なか卯」 の角を右に曲がり、

ほんの少し進むと右手に見えてくる 「カフェ・コパン」 の2階です。

お店は満員で、今回初めてカウンター席に座ることになりました。

カウンター席からは斎藤さんが料理を作っている様子がよく見えます。

20名分以上のオーダーを次から次へとたった1人でこなしていく姿を拝見しながら、

『おいしい関係』 の織田シェフを思い出していました。

『おいしい関係』 ってご存知でしょうか?

槇村さとる原作のマンガで、中山美穂・唐沢寿明の主演でドラマ化もされました。

そこに出てくるシェフは、パリの2つ星レストランで修業を積んだんですが、

料理に厳しく、でも人と上手くやっていくのが下手でどの店でも長続きせず、

けっきょく町の洋食店で雇われコックをやっているという設定です。

そのお店が 「プチ・ラパン」 というお店なんですが、

オムライスやチキンソテーなんかが売りの洋食屋さんなんだけれど、

夜にはけっこう凝ったメニューも出しているんです。

ドラマやマンガを見ていた当時は、私の知っている洋食屋とはあまりにかけ離れていて、

こんな洋食屋あるんだろうかと思っていましたが、

「サイトウ洋食店」 ってまさに 「プチ・ラパン」 という感じなんですよねぇ。

斎藤さんはとても人当たりがよくて、織田圭二みたいな冷徹人間ではないけれど、

大量の注文を次から次へとこなしていく 「お料理マシーン」 のような姿は、

やはり織田圭二を彷彿とさせるのです。

と言っても、あのドラマやマンガを知らない人には伝わらないだろうなあ。

1990年代だもんなあ。

うーん、誰かこの感覚を共有してくれる人はいないかなあ。

それにしても厨房を見ながら食事できるのってサイコーだなあ。

これからはカウンター席にしようっと。

そして、明日の哲学カフェ

あの空間でいったいどんな議論が交わされるのでしょうか。

とっても楽しみです。

福島で働きたい4年生の皆さんへ

2011-09-22 16:34:44 | お仕事のオキテ
以前このブログで取り上げた福大卒業生 (ダンス部) から連絡をもらいました。
彼の勤める製薬会社が、勤務地福島県限定での採用を決めたのだそうです。
その求人情報の告知のため、来週の火曜日、
福島大学の秋季合同企業説明会に来てくれるそうです。

【期日】 9月27日 (火) 午後の部のみ(14時より)
【場所】 福島大学大学会館 2F大集会室
【社名】 ブリストル・マイヤーズ (株)
【職種】 医薬品情報担当者 (MR:製薬メーカー営業)
【勤務内容】 病院・開業医を周り対象疾患及び自社薬の情報提供・情報収集を行い、
       薬剤の適正使用を啓発する。
【条件】 要普通免許、勤務地が福島県限定での採用
【対象】 4年生

普通、総合職採用だと勤務地はどこに飛ばされるかわからず、
彼なども、縁もゆかりもない盛岡で働き、そこで結婚することになったわけですが、
今回のような震災という事態を受けて、
福島で働きたいという意欲のある人を別枠で採用することになったようです。
彼によると、製薬会社の営業という仕事は、まったく何の予備知識や技術・資格もいらず、
やる気さえあれば誰にでもできる仕事だそうですので、
教員や公務員を目指していたような人でも是非受けてみてほしいとのことでした。
とりあえず企業説明会に出て、詳しいことを聞いてみてください。

もうひとつ、これはもうすでにご存知の人も多いと思いますが、
東京都教育委員会と福島県教育委員会が協定を結びました。
将来、福島県の公立小学校教員として採用されることを希望する者について、
東京都で50名を限度に採用することになったようです。

都教委と福島県教委の協定の締結について

福島県は震災や原発事故による児童の減少を理由に、
今年は教採を行わなかったわけですが、
そうすると将来的に教員の年齢構成等に極端な偏りが生じてしまいます。
そこで、現在教員数が足りておらず、しかし将来的には教員需要が減少していく東京都で採用し、
しばらくの間 (5年くらい) 東京で働いてもらったあと、福島に戻すという作戦です。
福島県の小学校を希望していた人には有り難い措置ですね。
この制度もぜひ活用してみてください。

もう10月になろうとしているからといって、
福島が震災に見舞われたからといって、
まだ就職を諦めてしまう必要はまったくありません。
最後まで粘り強く活動を続けていけば、必ず道は開けます。
特に、福島のために働きたいと願っている皆さん、
その熱意を未来に繋げられるよう是非がんばってください。

高田純次先生のスペシャルクイズ

2011-09-21 12:10:01 | 性愛の倫理学
書斎の整理をしていたら、私が人生の師と仰ぐ高田純次先生が監修された、
『適当手帳』 が発掘されました。
帯には 「使わなくてもいいよ。買ってさえくれれば」 と大書されており、
そのお言葉通りまったく使わずに書斎に埋もれていました。
この手帳は実用向きではありませんが、
毎日の日程スペースには高田先生の名言がちりばめられており、
さらにコラムには 「必ずできる! 年号暗記術」 や
「いざ! というとき役立つ語学講座」 などが配されていて、
ファンにはたまらない逸品です。

そのコラム企画のひとつが、
「アタマは柔らかく! アソコは硬く! スペシャルクイズ」 のシリーズで、
全10問の珠玉の難問が掲載されています。
皆さんもぜひ挑戦してみてください。
答えは明日コメント欄で発表します。


Q1.好きな人といると、あっという間にタッてしまうものは?

Q2.精子は生きています。じゃあ卵子は?

Q3.Hになればなるほど硬さの増す、黒光りする棒は?

Q4.ケーキ屋の娘はケイ子、ようかん屋の娘はヨウ子、では、まんじゅう屋の娘は?

Q5.チンチン電車から電車を取ったら何が残る?

Q6.お口でくわえると張り裂けるくらいに大きくなるけど、抜いちゃうとしぼんじゃうものは?

Q7.ベッドの上や車の中で身体から液を出しちゃう、愛情あふれる行為は何?

Q8.身体の真ん中あたりにあって、鍛えれば鍛えるほど強くなる、「キン」 の付くものは?

Q9.いざというとき硬くなって、コレが大きいと喜ばれる 「チ」 と 「コ」 が付く体の一部は?

Q10.たくさんの動物たちが並ぶ中、列の一番後ろでHをしてる動物は?


これらが高田先生のオリジナルかどうかは知りませんが、
こういう問題をスラスラ考え出せるおじいちゃんになりたいです。

パスタ祭り

2011-09-20 08:14:17 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
この連休、我が家はパスタ祭りでした。

「パスタの師匠」 に載っているレシピを片っ端から作っていたのです。

まずは 「スパゲッティーニ・アラビアータ」。



これは以前に 「ペンネ・アラビアータ」 を作ったときにトマトソースを多めに作り、

冷凍庫で保存しておいたので、簡単に作れました。

トマトソースから作ろうと思うとけっこう手間がかかります。

トマト缶を使うのですが、ホール・トマトを手でつぶしながら種を取り除くという一手間が加わります。

さすがは師匠、指示が細かいです。

本来はペンネで作りたいところですが、ペンネを切らしていたので、

常備しているスパゲッティーニ (太さ1.6mm) を使いました。

また、師匠はトマトソースに唐辛子を加えるだけのシンプル・アラビアータを紹介してくれていましたが、

今回は余っていたベーコンも投入してみました。

次は 「フジッリ・プッタネスカ」。



この螺旋状のショートパスタがフジッリです。

プッタネスカというのは 「娼婦風」 という意味です。

同じくトマトソース仕立てですが、アラビアータほどうるさくありません。

完熟トマト (中1個くし切り) にトマト缶 (100g) も加えて作っていきます。

唐辛子 (1本) の他にニンニク (みじん切り大さじ1/2) や アンチョビ (2切れ) が入るところが、

「アラビア風」 ではなく 「娼婦風」 と呼ばれる所以なのでしょうか?

あるいはオリーブが主役なのかもしれません。

本来は黒オリーブを使うべきでしたが、材料を書き出すときに書き忘れたため、

グリーンオリーブを使うことになってしまったのが痛恨でした。

最後は得意の 「ペンネ・ブルーチーズ」 です。



ゴルゴンゾーラの代わりに、そこいらのスーパーでも売ってるようなブルーチーズを使い、

リガトーニ (ぶっといマカロニ) の代わりに、ペンネを使っているので、

もはや師匠の教えの原型をとどめていないとも言えるかもしませんが、

弟子はこうやって一人前に成長していくのだと言っておきましょう。

材料さえ揃えばこれが一番お手軽です。

バター (8g)、ゴルゴンゾーラ (か適当なブルーチーズ25g)、生クリーム (100cc) を、

フライパンで弱火にかけゆっくり溶かしていき、

そこに茹でたリガトーニ (またはペンネ60g) を投入して、

さらに粉チーズ (パルメザンチーズ大さじ2) を加え (味を見て必要なら塩少々)、

最後に黒こしょうをふりかけて完成です。

どれも至極の味わいでした。

さすがは師匠です。

でもよく考えてみると師匠の教え通りに忠実に作ったものは1つもありません。

自分の都合に合わせてテキトーに改竄してしまっています。

まあ、それでも美味しくできたのですから、

これぞ 「藍より青く」 なんだと思っておくことにいたしましょう。

ずっと昔のふりだし

2011-09-17 18:39:23 | がんばらないダイエット
今日は例の被災した書斎の片付けをしていました。

といっても大まかな片付けはある程度すんでいて、

震災前からゴミためのようになっていた、その原因である有象無象のグッズを整理するという、

とってもちまちました仕事です。

先日は年賀状の整理をし、今日は写真の整理をしました。

昔のプリントされた写真が簡易アルバムにすら入れられることなく、

紙袋やらクッキーの缶やらに大量に突っ込まれたままになっており、

それらが無秩序に部屋のあちこちに平積みされていたのです。

それにしても写真の整理というのは笑いますね。

「これは誰だ?」 と問い質したくなるような爆笑写真が掘り出されてきます。

本日はそのうちの2枚を公開してしまいます。

昨日、「ふりだしに戻る」 という記事を書き、

ダイエット成功前の体重に戻ってしまったことをお伝えしましたが、

そんなのよりももっと前の私の真の 「ふりだし」 の写真を見つけてしまいました。

まずは大学時代です。

50kgあるかないかくらいで、いまどき栄養失調にもなってしまった頃の写真です。

ワン トゥー スリー



痩せてますねぇ。

しかもあの悪名高き 「パーマの王様」 と呼ばれていたくるくるパーマの頃です。

まるで別人のようです。

次はなんと海パン姿です。

ワン トゥー スリー



新婚旅行で行ったバリ島のホテルのプールサイドで撮ったものです。

この頃はもう55kgぐらいにはなっていたと思いますが、

それでもガリガリですね。

当時は水着姿になってこの貧弱な身体をさらすのがいやでいやでたまりませんでしたが、

今と比べたらはるかにいいではありませんか。

うーん、なんて細いんだっ

当時、私は妻に向かって 「ぼくの体重を抜かしたら離婚だ」 などと豪語していたそうですが、

そう言いたくなる気持ちもわからないではありません。

でも、そんな心配はまったくの杞憂でしたね。

人間、変われば変わるものです

こんな 「ふりだし」 にまで戻りたいわけではありませんが、

もうちょっとこの腹なんとかならないものでしょうか

ふりだしに戻る

2011-09-16 12:22:53 | がんばらないダイエット
今週、健康診断がありました。

毎年恒例のイベントです。

結果が出るのはまだ先ですが、体重測定の結果だけご報告します。

昨年は 「ちょっとはがんばるダイエット」 に一念発起し、いろいろやった挙げ句、

雑な測定のしかたではありますが、公式記録として64kg台をマークすることができました。

しかし、その後の1年間でまたいろいろありました。

なんといっても最大の問題は空腹感が復活してしまったことで、

これによって 「石原式朝だけ断食」 がつい破られてしまったりしています。

そして、あの震災によって電車が動かなくなってしまい、しばらく自動車通勤が続きました。

クルマだと 「立体駐車場3分間ダイエット」 はできるのですが、

1万歩も歩くことは絶対にできません。

また震災後にキリンNUDAがなくなってしまったのも痛かったですね。

ダイエット生の品薄問題とも重なって、ついつい本物のビールを飲む機会が増えてしまいました。

さらには、6月に原因不明のまま足首が捻挫っぽくなってしまい、

それによって 「階段ダイエット」 を中断し、エレベーター生活に戻らざるをえませんでした。

その後、頭痛薬をのんでいた頃には足の痛みも忘れられていましたが、

頭痛薬をのまなくてよくなってみると、あの痛みがうっすらと戻ってきています。

今はできるかぎり階段を使うようにはしていますが、

痛みが気になるときにはやはりエレベーターになってしまいます。

などなど。

「ちょっとはがんばるダイエット」 にとっては逆風の吹き続けた1年でした。

そんなわけでいい結果など期待できるはずもなく、おそるおそる体重計に乗ったのでした。

結果は、66.6kg。

あの雑な測り方でなんでそんな細かい数値をたたき出せるのかは置いておくとして、

まあ恐れていた通りの結果です。

むしろ70kg台まで戻ってしまわなくてよかったと喜ぶべきなのかもしれませんが、

66~7kgというのは、激太りしてしまう前の私の標準体重です。

けっきょくふりだしに戻ってしまったんだなという感じです。

さて、ここから今後どちらの方向に向かうのか?

できることなら、夢よもう一度ということになってもらいたいものだと思います。

夢にも人に

2011-09-12 12:43:27 | 哲学・倫理学ファック
先日は元福島大学の福田一彦先生がコメント欄で
金縛りや明晰夢などについて詳しくレクチャーしてくださりました。
こんなブログのコメント欄に載せておくにはもったいないような、貴重なお話でしたね。
皆さんにとってもたいへん参考になったのではないかと思います。
「金縛り」 でブログ内検索するとあのページを読むことができますので、
「福田先生といえば金縛り」 と覚えておきましょう。

ところで、金縛り問題に限らず、このところ夢の問題をちょくちょく取り上げているのですが、
4月に 「Q.見たい夢を見るにはどうしたらいいですか?」 という質問にお答えしたことがありました。
とりわけ、夢に出てきてほしい人に登場してもらうにはどうしたらいいかという問題に関連して、
高校の古文の時間に習った昔の日本人の夢見の捉え方についてご紹介しました。
相手のことを思っていると相手の夢を見ることができるというのではなく、
相手のことを思っていると相手の夢の中に出ることができる、
逆に言うと、誰かの夢を見た場合、その誰かが私のことを思ってくれているのだという考え方です。
この話って、ある短歌を学んだときにたしか緑が丘高校の菊池先生から教わったのだと思うのですが、
その記事を書いて以来、なんの短歌だったかなあというのがものすごく気になっていたのです。
で、ネット検索して、そうだった、そうだった、あの短歌だったというのが判明したので、
そのことをブログに書いたような気がするのですが、ブログ内検索してみても見当たりません。
ブログに書いたと思ったのはただの夢 (明晰夢) だったのかなあ?
それとも誰かとのやりとりの中でコメント欄に書いてしまったのでしょうか?
コメント欄に書き込んだことはブログ内検索ではヒットしないようなのです。
たしかに書いたような気がするのですが、いくら探しても見当たらないのでもう一度書くことにします。
ブログを書いたかどうかがわからないなんて、いよいよ危機的な状況なのかもしれません。
脳ドックが必要なのか?

さて、問題の短歌ですが、『伊勢物語』 に出てくる在原業平が詠んだ歌でした。
たぶん皆さんもどこかで (高校の教科書?) 聞いたことがあるのではないでしょうか。

駿河なる宇津の山辺のうつつにも夢にも人に逢はぬなりけり

高校時代に私が菊池先生から習ったのはこの歌だったということは間違いないでしょう。
ただし、この歌に関する信頼に足るようなホームページを見つけることはできませんでした。
私が知りたかったことを直截的に書いてあったのはYAHOO知恵袋でした。
遠くまで来てしまって、現実でも夢でも思っている人に会うことができないことを詠んだ歌で、
夢に出てきてくれない (つまり、もう私のことを思ってくれていない) 相手に対する恨み節です。
「宇津の山辺」 が 「うつつ (現実)」 を導き出す序詞になっているということは、
高校時代にも学んだ気がしますが、言葉の響きがとても楽しく感じられます。
そして、昔の日本人の独特な夢見の捉え方。
もう忘れないように、時々くちずさんでみたいと思います。
それにしても、この話ってどこかで書いていませんでしたっけ?

あれから10年、あれから半年

2011-09-11 08:46:00 | グローバル・エシックス
今日は2011年9月11日、あの日からちょうど10年が経ちました。
そして、奇しくも今年起きたあの大震災から数えてもちょうど半年という区切りの日です。
昨日は 「〈9.11〉を多角的に考える哲学フォーラム」 に参加してきました。
2001年からずっと続けてきた活動で、
『グローバル・エシックスを考える 「9.11」後の世界と倫理』
が出版された以降はしばらくお休みしていましたが、
10年という区切りを機に再び研究仲間が集いました。
シンポジウムのタイトルは、
「〈9.11〉から10年 ―なおも多角的に考える哲学フォーラム」 です。
3名の方が提題者として発表されたあと4時間くらいかけてみんなで議論しました。

3名の方々の提題要旨を載せておきます。
あの出来事をきっかけとしてみんながずっと考え続けてきたことが、
あの問題だけにとどまらず、グローバルな世界のあり方に関わっているということが伝わってきます。

「〈現住民〉 として応答する」
 「日本軍性奴隷制を裁く2000年女性国際戦犯法廷」 に関わる 「証言」 の意味を、2001年9月11日以後も、フェミニズム/ジェンダー視点を仮設し考察してきた私は、2011年3月11日以後の世界・地球になお生存することを選択している 「日本〈現住民〉」 である。この位置から、西欧近代の諸帝国あるいは帝国日本が行使した暴力の反復またそれらに対抗する暴力が連鎖する構図を剥落、脱力させるグローバル・エシックスの可能性を、なおも考えたい。

「なおも 〈9.11〉 を考えるとはどういうことか」
 〈9.11〉 から10年たった今、恣意的・過剰な意味づけは慎み、〈9.11〉 の恣意的な解釈を掲げて無法な行動に出た合州国と、それを阻止できず一部容認すらした国際社会のあり方をこそ考えるべきである。そして、そのような世界のあり方が生んだ他の多くの悲劇を想起し、犠牲者たちの声に耳を澄まし記憶に留めること、さらにそのような世界のあり方に代わる世界のあり方を構想すること、そこに 〈9.11〉 をなおも考える意味はある。

「ある会議の可能性に向けて」
 カントは、緊急権を問題にする際に、正不正に関する主観的な判断と客観的な判断の混同を批判するとともに、ひとつの共通の法を 〈罰すること〉 とは異なるレヴェルで論じている。こうした法が実現される場としてのある会議に、一国主義的パースペクティヴ (Lothar Brock) を克服する可能性を見出すことができるのではないか、ということをちょっとだけ論じたい。

今年5月には 〈9.11〉 の真相を知っていたかもしれないオサマ・ビン・ラディンが、
なんの証言を残すこともなく、パキスタン国内で米軍の手によって殺害されました。
そんな無法がまかり通るこの世界で、私たちは何を求めていけばいいのか、
これからも考え続けていきたいと思います。

幸せの経済学

2011-09-10 08:41:22 | グローバル・エシックス
昨日は 『幸せの経済学』 というドキュメンタリー映画を見てきました。

ヘレナ・ノーバーグ=ホッジという経済学者が監督した作品です。

彼女はヒマラヤの辺境にあるラダックという村を何十年も見続けてきました。

まったく外界との接触を断たれていた30年前はみな幸せに豊かに暮らしていたのですが、

グローバリゼーションの波が押し寄せて、道路が整備され西洋の消費文化が流入してきたとたんに、

貧しい支援を必要とする地域に成り下がってしまったのだそうです。

そうした事例をもとに映画はグローバリゼーションの問題点を挙げていきます。

グローバリゼーションは、貧困を拡大し、不安を煽り、自然資源を使い尽くし、気候を変動させ、

敗者・失業者を作り出し、対立を深め、大企業のみを優遇して、人びと尊厳を奪います。

このようなグローバリゼーションに対抗して、この映画はローカリゼーションの必要性を訴えます。

なんでもグローバライズして無駄な物流を作り出すのではなく、

地域のなかでの交流を基本とするように世界のあり方を変えていこうというのです。

経済も、食料も、エネルギーも基本的には地産地消にしていけば、

現代社会が直面しているさまざまな問題のほとんどは解決できるというのです。

本当の豊かさとは何か、本当の幸せとは何かを考えさせられる映画でした。

うちのゼミ生にも見せてあげたい映画でしたが、渋谷での上映は昨日で終わってしまったようです。

福島でも上映してくれないかな?

それとも福島フォーラムあたりでもうやったのかな?

犬のまさお君

2011-09-09 12:15:06 | 性愛の倫理学
一昔前テレビに犬の 「まさお君」 がよく出ていましたね。

あまり賢い犬ではなかったので、同じ 「まさお」 どうしとしては、

彼がマスコミに登場するたびに同類扱いされるのを苦々しく思っておりました。

ところで最近おなじみのMixiの 「笑える画像」 コミュのなかで、

以下のような画像↓を見つけてしまい、やっぱり同類だったのだろうかと残念な気持ちになりました。
































テレビ出演中にもかかわらず、迷わずそこに行っちゃいますか

サイトウ洋食店で哲学カフェ!

2011-09-08 11:12:48 | 哲学・倫理学ファック
とうとうやりましたっ

今度の 「てつがくカフェ@ふくしま」 はあの 「サイトウ洋食店」 で開催いたしますっ

哲学カフェといえば本来はカフェでやりたいものです。

もとはといえば1990年代にフランスの哲学者マルク・ソーテが、

パリのバスティーユ広場にある 「カフェ・デ・ファール」 で始めたのが 「哲学カフェ」 でした。

さらにさかのぼれば、17世紀のロンドンで誕生したコーヒー・ハウスが、

市民たちの対等なディスカッションの場となって、

世論を作り出していくための場という役割を果たしていたのがその原型です。

その伝統にならうならば、哲学カフェはできればどこかの喫茶店で開催したいものです。

私たちも当初からどこかいいカフェはないかなあと探してはいたのですが、

しかし現実にはこういうイベントのために2時間も使わせてくださるお店なんてそうそうありません。

そこでこれまでは 「パセナカMisse」 や 「アオウゼ」 などのイベント会場を借りて開催してきたわけです。

そういうところだとホワイトボードを使えたり、人が集まってきやすかったりして、

それはそれで哲学カフェを開催するのに便利なので今後もまた使っていくつもりではありますが、

やはり一度は本物のカフェで哲学カフェをやってみたいではないですか。

そんな声に応えてくださったのが、第1回の 「てつがくカフェ@ふくしま」 から参加してくださっている

「サイトウ洋食店」 のオーナーシェフ斎藤さんでした。

土曜日の、しかも夜の営業時間前の仕込みに忙しい時間帯だというのに、

快くお店を開放してくださいました。

この場を借りて心から感謝申し上げます。

というわけで、第5回の 「てつがくカフェ@ふくしま」 は9月24日 (土) に、

「サイトウ洋食店」 にて開催いたします。

テーマはこれまでと一転して 「〈正義〉って何だろう?」 です。

NHKの 「ハーバード白熱教室」 をご覧になった方も多いのではないかと思いますが、

倫理学や政治哲学の世界ではこのところけっこう流行りのトピックです。

「サイトウ洋食店」 の美味しいコーヒーを頂きながら、正義について語り合ってみましょう



第5回「てつがくカフェ@ふくしま」

日 時 : 9月24日 (土) 16 : 00 ~ 18 : 00

場 所 : サイトウ洋食店 (栄町清水ビル2F

テーマ : 〈正義〉って何だろう?

参加費 : ドリンク代 (珈琲300円)