日本ソバというのは大事な日本文化のひとつですが、
今日はまともなソバ屋さんとイマイチなソバ屋さんの簡単な見分け方の話です。
といってもそんなたいそうな話ではありませんが…。
まともなソバ屋さんはいろいろなことがごく普通に真っ当です。
まずソバつゆに関して言うと、
ソバ猪口とは別に徳利 (?) にソバつゆが入っていなくてはなりません。
十分な量のソバつゆをそのつど適量ずつ使えるようにです。
そして、ソバを食べ終わるちょっと前をみはからって、
ソバ湯が運ばれてきます。
こちらの食べるペースをわかった上で、
残ったソバつゆを熱々のソバ湯で飲めるように取りはからってくれているということでしょう。
私としてはこの2点がまともなソバ屋さんを見分けるポイントだと思っています。
ワサビが、本物を摺り下ろしたものか練りワサビかというのも大きな違いですが、
これはまともなソバ屋さんとイマイチなソバ屋さんの見分け方というよりは、
いいソバ屋さんと普通なソバ屋さんの見分け方と言うべきでしょう。
今日は、まともかイマイチかを見分けたいだけなので、
とりあえず、ソバつゆとソバ湯だけに注目することにしましょう。
この2つで見分けていくとすると、
上記の2つをちゃんとやれればまともなソバ屋さんですが、
その次のランクは、ソバ湯の出方が早すぎて、
おソバと一緒に持ってきてしまうお店がワンランク落ちる店ということになるでしょう。
まあ、忙しい店の場合はしかたないかもしれないですね。
これくらいはまだまともな店に含めてあげてもいいかもしれません。
しかし、その次になるともう 「まとも」 とは言えなくなってきます。
それは、こちらがソバ湯をくださいと言わない限りソバ湯をくれない店です。
関東にいた頃、私が行ったことのある店というのはだいたいこんな感じでしたが、
これはソバそのもので勝負するのではなく、
メニューの豊富さや奇抜さで勝負している店が、こんな感じだったと言えるでしょう。
そして次は、ソバつゆを最初からソバ猪口に入れて、
それだけ持ってくる店ということになるでしょう。
こういう店に出会うと、この人たちは自分でソバを食べたことがあるんだろうかと、
とても心配になってしまいます。
自分で食べたことがあれば、そんな出し方がなぜダメかというのは、
一目瞭然わかりそうなものだと思います。
もちろんそういう店の場合、こちらがお代わりをくださいと言えば、
持ってきてくれるのかもしれませんが、
客にそんな気を遣わせるというのはいかがなものでしょうか。
先ほどの 「ソバ湯をください」 と言わせる店と同様、
言われなきゃやらない店というのはイマイチと言われてもしかたないでしょう。
そして、堂々最低ランクに君臨するのは、
ソバ湯をくださいと言われても、それを出すことができない店です。
あのソバ湯を入れるジョウロみたいなやつを置いていないのか、
それともお湯でソバを茹でていないのかよくわかりませんが、
ソバ湯を提供することのできないソバ屋さんというのはどういうことなんでしょうか?
大学の生協食堂なんかでソバ湯を提供できないというのはわからないではないのですが、
ソバ屋を名乗っているのにソバ湯を出せないというのはなぜなんでしょう?
いずれにせよ最後の2つは、とにかく安さで勝負している店に多く、
こういう店って意外とたくさんあるんですよね。
学生の頃はこういう店ばかり行っていたような気がしますが、
もはやこの歳になって、こういう店には二度と行きたくないと思います。
以上、イマイチなソバ屋さんの見分け方のお話でした。
番外ですが、ワサビをめぐってあるお店の話を。
その店はムチャクチャ本格的な店で、ソバの実からこだわり、
それをどう挽くか、どう打つか、どう茹でるかなど蘊蓄たっぷりのお店で、
もちろん、上述の2点なんてごく当たり前のようにクリアしていて、
それどころか、普通の店で出されるあのドロッとしたソバ湯というのは、
本当にソバを茹でたお湯ではなく、それ用のものをお湯で溶いてるだけなんだ、
なんて暴露話まで教えてくれて、わりとひいきにしていたんです。
ところがあるときそのお店で、今日はいい本ワサビがなかったからと、
市販のチューブ入りのワサビを出されてしまったんです。
これにはげんなりしてましいました。
いい本ワサビが手に入らなかったのはしかたないとして、
せめて練りワサビくらい練っておいてくれよ、と思いました。
どちらが美味しいかということとは別に、
やはり雰囲気っていうもんがあるだろうと思うわけです。
それによってその店がまともな店でなくなったというわけではないのですが、
その日以来その店には行っていません。
今日はまともなソバ屋さんとイマイチなソバ屋さんの簡単な見分け方の話です。
といってもそんなたいそうな話ではありませんが…。
まともなソバ屋さんはいろいろなことがごく普通に真っ当です。
まずソバつゆに関して言うと、
ソバ猪口とは別に徳利 (?) にソバつゆが入っていなくてはなりません。
十分な量のソバつゆをそのつど適量ずつ使えるようにです。
そして、ソバを食べ終わるちょっと前をみはからって、
ソバ湯が運ばれてきます。
こちらの食べるペースをわかった上で、
残ったソバつゆを熱々のソバ湯で飲めるように取りはからってくれているということでしょう。
私としてはこの2点がまともなソバ屋さんを見分けるポイントだと思っています。
ワサビが、本物を摺り下ろしたものか練りワサビかというのも大きな違いですが、
これはまともなソバ屋さんとイマイチなソバ屋さんの見分け方というよりは、
いいソバ屋さんと普通なソバ屋さんの見分け方と言うべきでしょう。
今日は、まともかイマイチかを見分けたいだけなので、
とりあえず、ソバつゆとソバ湯だけに注目することにしましょう。
この2つで見分けていくとすると、
上記の2つをちゃんとやれればまともなソバ屋さんですが、
その次のランクは、ソバ湯の出方が早すぎて、
おソバと一緒に持ってきてしまうお店がワンランク落ちる店ということになるでしょう。
まあ、忙しい店の場合はしかたないかもしれないですね。
これくらいはまだまともな店に含めてあげてもいいかもしれません。
しかし、その次になるともう 「まとも」 とは言えなくなってきます。
それは、こちらがソバ湯をくださいと言わない限りソバ湯をくれない店です。
関東にいた頃、私が行ったことのある店というのはだいたいこんな感じでしたが、
これはソバそのもので勝負するのではなく、
メニューの豊富さや奇抜さで勝負している店が、こんな感じだったと言えるでしょう。
そして次は、ソバつゆを最初からソバ猪口に入れて、
それだけ持ってくる店ということになるでしょう。
こういう店に出会うと、この人たちは自分でソバを食べたことがあるんだろうかと、
とても心配になってしまいます。
自分で食べたことがあれば、そんな出し方がなぜダメかというのは、
一目瞭然わかりそうなものだと思います。
もちろんそういう店の場合、こちらがお代わりをくださいと言えば、
持ってきてくれるのかもしれませんが、
客にそんな気を遣わせるというのはいかがなものでしょうか。
先ほどの 「ソバ湯をください」 と言わせる店と同様、
言われなきゃやらない店というのはイマイチと言われてもしかたないでしょう。
そして、堂々最低ランクに君臨するのは、
ソバ湯をくださいと言われても、それを出すことができない店です。
あのソバ湯を入れるジョウロみたいなやつを置いていないのか、
それともお湯でソバを茹でていないのかよくわかりませんが、
ソバ湯を提供することのできないソバ屋さんというのはどういうことなんでしょうか?
大学の生協食堂なんかでソバ湯を提供できないというのはわからないではないのですが、
ソバ屋を名乗っているのにソバ湯を出せないというのはなぜなんでしょう?
いずれにせよ最後の2つは、とにかく安さで勝負している店に多く、
こういう店って意外とたくさんあるんですよね。
学生の頃はこういう店ばかり行っていたような気がしますが、
もはやこの歳になって、こういう店には二度と行きたくないと思います。
以上、イマイチなソバ屋さんの見分け方のお話でした。
番外ですが、ワサビをめぐってあるお店の話を。
その店はムチャクチャ本格的な店で、ソバの実からこだわり、
それをどう挽くか、どう打つか、どう茹でるかなど蘊蓄たっぷりのお店で、
もちろん、上述の2点なんてごく当たり前のようにクリアしていて、
それどころか、普通の店で出されるあのドロッとしたソバ湯というのは、
本当にソバを茹でたお湯ではなく、それ用のものをお湯で溶いてるだけなんだ、
なんて暴露話まで教えてくれて、わりとひいきにしていたんです。
ところがあるときそのお店で、今日はいい本ワサビがなかったからと、
市販のチューブ入りのワサビを出されてしまったんです。
これにはげんなりしてましいました。
いい本ワサビが手に入らなかったのはしかたないとして、
せめて練りワサビくらい練っておいてくれよ、と思いました。
どちらが美味しいかということとは別に、
やはり雰囲気っていうもんがあるだろうと思うわけです。
それによってその店がまともな店でなくなったというわけではないのですが、
その日以来その店には行っていません。