昨日、今日と福島はすごい雨です。
もう8月も終わりだというのに、なかなか梅雨が明けませんね。
え? ちがう?
もはや梅雨の問題ではない?
そうでしたか。
それにしても東北にはとうとう夏が来ないままでした。
もう一気に肌寒くて、秋も通り越して冬が近づいているのか、という感じです。
冬暖かく、夏涼しいというのは、地球が壊れ始めている証拠のような気がしてなりません。
さて、昨日は歴史的な一日になったようですが、
はたしてこれで長い政治の梅雨は明けるのでしょうか?
2005年の総選挙のときも感じましたが、
この小選挙区制の選挙というのはわずかな差を最大限に増幅するので、
勝った政党を勘違いさせてしまう効用をもつように思います。
新しい政権政党が私たちは国民から全面的に支持されたのだと勘違いを起こすなら、
日本政治の梅雨はまだまだ続くということになるでしょう。
そもそも2005年の総選挙は自民党が圧勝したのではなかったはずです。
あれは 「自民党をぶっつぶす」 と宣言した小泉さんが勝った選挙だったのです。
論点を郵政民営化一本に絞り、旧自民党 VS 新自民党という構図を巧みに作り上げて、
どちらが勝っても自民党の勝ちという選挙になってしまいました。
そのための歴史的大勝だったわけです。
けっして自民党の旧来からの諸政策や政権運営が支持されたわけではありません。
むしろその批判票がなぜか自民党(小泉チルドレン)に流れてしまった、
という特異な選挙だったのです。
その点を完全に誤解したまま、
歴史的大勝と勘違いして自民党は突っ走ってしまいました。
数を頼みに自分たちが前々からやりたいと思っていたことを次々と強行してしまいました。
それが今回の歴史的大敗につながってしまったわけです。
辛勝した森元首相は、自民党大敗の結果について、
「小泉(純一郎元首相)さんへのアンチテーゼ」と分析しているようで、
あいかわらず何にもわかってないなあ、という感じです。
今回の選挙中 「風が変わった」 とか 「逆風」 とかいう言葉がよく聞かれましたが、
私の分析では、風は前回の選挙の頃からずっと変わっていないように思います。
政権政党がやってることはまったく信用できない。
それが変わらぬ風です。
今回、民主党が大勝したわけですが、それも小選挙区制のマジックに過ぎず、
国民があの議席数に表れるほど諸手を挙げて民主党政権を喜んでいるかというと、
まったくそんなことはないでしょう。
したがって、ほんのちょっとの失政でまた形勢は大逆転してしまうでしょう。
風は変わっていないのです。
そのことに鳩山さんや小沢さんが気づくことができるか、
長い政治の梅雨が明けるかどうかは、そこにかかっていると言えるでしょう。
(選挙が終わったので心おきなく政治のことを論じてしまいました。
まあこの内容なら選挙運動にはあたらないはずですが…)
もう8月も終わりだというのに、なかなか梅雨が明けませんね。
え? ちがう?
もはや梅雨の問題ではない?
そうでしたか。
それにしても東北にはとうとう夏が来ないままでした。
もう一気に肌寒くて、秋も通り越して冬が近づいているのか、という感じです。
冬暖かく、夏涼しいというのは、地球が壊れ始めている証拠のような気がしてなりません。
さて、昨日は歴史的な一日になったようですが、
はたしてこれで長い政治の梅雨は明けるのでしょうか?
2005年の総選挙のときも感じましたが、
この小選挙区制の選挙というのはわずかな差を最大限に増幅するので、
勝った政党を勘違いさせてしまう効用をもつように思います。
新しい政権政党が私たちは国民から全面的に支持されたのだと勘違いを起こすなら、
日本政治の梅雨はまだまだ続くということになるでしょう。
そもそも2005年の総選挙は自民党が圧勝したのではなかったはずです。
あれは 「自民党をぶっつぶす」 と宣言した小泉さんが勝った選挙だったのです。
論点を郵政民営化一本に絞り、旧自民党 VS 新自民党という構図を巧みに作り上げて、
どちらが勝っても自民党の勝ちという選挙になってしまいました。
そのための歴史的大勝だったわけです。
けっして自民党の旧来からの諸政策や政権運営が支持されたわけではありません。
むしろその批判票がなぜか自民党(小泉チルドレン)に流れてしまった、
という特異な選挙だったのです。
その点を完全に誤解したまま、
歴史的大勝と勘違いして自民党は突っ走ってしまいました。
数を頼みに自分たちが前々からやりたいと思っていたことを次々と強行してしまいました。
それが今回の歴史的大敗につながってしまったわけです。
辛勝した森元首相は、自民党大敗の結果について、
「小泉(純一郎元首相)さんへのアンチテーゼ」と分析しているようで、
あいかわらず何にもわかってないなあ、という感じです。
今回の選挙中 「風が変わった」 とか 「逆風」 とかいう言葉がよく聞かれましたが、
私の分析では、風は前回の選挙の頃からずっと変わっていないように思います。
政権政党がやってることはまったく信用できない。
それが変わらぬ風です。
今回、民主党が大勝したわけですが、それも小選挙区制のマジックに過ぎず、
国民があの議席数に表れるほど諸手を挙げて民主党政権を喜んでいるかというと、
まったくそんなことはないでしょう。
したがって、ほんのちょっとの失政でまた形勢は大逆転してしまうでしょう。
風は変わっていないのです。
そのことに鳩山さんや小沢さんが気づくことができるか、
長い政治の梅雨が明けるかどうかは、そこにかかっていると言えるでしょう。
(選挙が終わったので心おきなく政治のことを論じてしまいました。
まあこの内容なら選挙運動にはあたらないはずですが…)