岐阜県羽島市桑原町前野に大賀ハス園があります。かんぽの宿「岐阜羽島」の道路を隔てた東側にある総面積5100㎡のハス田です。大賀ハスは、昭和26年に植物学者、故大賀一郎博士が千葉市検見川の縄文遺跡発掘現場から3粒の種子を発見し、世界最古のハスの種子であると認定され、翌年その内の1粒が発芽し、2000年前のハスの花として話題を集めました。羽島市の大賀ハスは、昭和54年に千葉市より譲り受け増殖したもので、縄文人も見たかもしれない古代の夢とロマンを感じさせる薄紅色の美しい花を咲かせます。ただ残念なことに、このところ数年は花の開花が非常に少なくなり折角のハス園が寂れていくようで心配です。もう10年以上前からここのハスを見てきましたが、その頃はハス田一面に花が咲き乱れていました。もう一度その頃のように一面に花が咲き誇るハス田に戻ってほしいと願っています。担当の方がいろいろ手を尽くしておられるようですのできっと以前のようになるものと信じています。2012年7月16日に撮影した大賀ハスです。いつもの拙い写真ですがご笑覧下さい。