木曾三川公園センターは、季節ごとにチューリップやコスモスなどの花を楽しませてくれるところですが、その他にこの地域ならではの昔の農家の建物が建てられ公開されいます。この地域は、木曽川、長良川、揖斐川の三川が集まった地域で、昔から毎年のように水害に見舞われました。住民たちは周りに堤防を築き水を防ぎました。これを輪中提と呼んでいます。輪中提があってもしばしば堤防が切れて水害を受けますので、屋敷の一部を高く積み上げてそこに水屋と呼ばれる建物を作って、食料(米、麦、塩、みそ、飲み水など)を蓄え、長期に水が引かない場合に備えて、寝起きもできるように畳の部屋などもありました。写真とともにそれらをご紹介したいと思います。写真はいつもの拙い写真ですがご笑覧いただければ幸いです。
農家の門
玄関
玄関の軒下の格納されている舟(上げ舟と呼ばれ洪水の時に家の道具などをのせ堤防まで運ぶのに用いられた)
座敷
食事をする板の間
仏壇(上げ仏壇で滑車とロープを使って仏壇を2階まで持ち上げられるようになっている)
流し
風呂(五右衛門風呂)
おくどさん
掘り抜き井戸(粘土層の上にある砂利層に届く井戸を掘ると地下の水が自然にふき出してきます)
水屋(屋敷の一部を石垣を積んで高く盛り上げたところに作った小屋で、洪水時に避難所として大切なものを高い場所において水害から守った)
水屋の内部(倉庫部分)
水屋の座敷(長期に水が引かない場合はここで寝起きする)
公園の噴水と水に浮かべられた花
スイレン
同上
ペチュニアの進化版スーパーチュニアビスタ ローズスター
同上
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