それでも、私はまだまだ余裕がありました。
この信号を抜けたら新御堂筋をぶっ飛ばせばいいからです。
余裕よりも計算ずくでした。
果たして信号を何度か待ったあとようやくクルマは本来の走りに戻ります。
新御堂筋は自動車専用道路です。
制限速度は60キロ… でも誰もそんなスピードで走っていません。
速い流れに合わせて私は快調に走りました。
そして、遂に新大阪駅の案内標識が現れました。
やれやれ…
ほんと、案じたり口笛を吹いたりと一喜一憂の運転もあと僅かです♪
新御堂筋から右にスロープを下りると
青白いネオンの新大阪駅が見えてきて、私は座り直していました。
最後の着地を決めなくては!!
皆さん ご承知かどうか…
この新御堂筋からは新大阪駅の三階に着けるのですが ここは狭くて、しかもtaxiが我が物顔で居座っていて降りていただく場所を見つけるのに難儀するからですが、
だから、座り直して気合いを入れたのです(笑)
と、ところがスロープを下っていくとその先に黒い影がビッシリとありました。
なんでこうなるのよ…新大阪駅まであと僅かで又々渋滞です(失笑)普段こんなところが混んだのを見たことは有馬温泉ですね。
「いゃあ~混んでるなぁ、」
今日は何回この言葉を訊いたことでしょうね♪
「普段はこんな事ないのですが…〓」
例によって私は首をかしげるしかありませんが…
「ヤバイぜ…」
後部座席から苛立ちが漂ってきます。
時刻は九時三十分…いや~よん…四十分(汗)
どうしよう~ああ… 動け!動け!
私は知らず知らずに念じていました。
その時でした。
「ダメだ!!」
突然、後部座席のドアが開きました。
「間に合わんから行くよ!!」
「はぃ…」
見ると他のクルマからも歩き出している人がいます。
一般庶民ならいざ知らず、こちらは天下の超一流企業の常務さんですよ!
しかし宮崎常務はそんな事全く気にされずに身軽に外に飛び出されます。
慌てて私もクルマから出ました。
「すみません!」
「お気をつけて!」
私は電動仕掛けの人形みたいにペコペコ頭を下げているばかりでした。
「いょ~」
宮崎常務は右手を上げながら小走りにスロープを下って行かれます。
私はいつまでも頭を下げ続けていました。
しまった! すみません!
ごめんなさい~
この信号を抜けたら新御堂筋をぶっ飛ばせばいいからです。
余裕よりも計算ずくでした。
果たして信号を何度か待ったあとようやくクルマは本来の走りに戻ります。
新御堂筋は自動車専用道路です。
制限速度は60キロ… でも誰もそんなスピードで走っていません。
速い流れに合わせて私は快調に走りました。
そして、遂に新大阪駅の案内標識が現れました。
やれやれ…
ほんと、案じたり口笛を吹いたりと一喜一憂の運転もあと僅かです♪
新御堂筋から右にスロープを下りると
青白いネオンの新大阪駅が見えてきて、私は座り直していました。
最後の着地を決めなくては!!
皆さん ご承知かどうか…
この新御堂筋からは新大阪駅の三階に着けるのですが ここは狭くて、しかもtaxiが我が物顔で居座っていて降りていただく場所を見つけるのに難儀するからですが、
だから、座り直して気合いを入れたのです(笑)
と、ところがスロープを下っていくとその先に黒い影がビッシリとありました。
なんでこうなるのよ…新大阪駅まであと僅かで又々渋滞です(失笑)普段こんなところが混んだのを見たことは有馬温泉ですね。
「いゃあ~混んでるなぁ、」
今日は何回この言葉を訊いたことでしょうね♪
「普段はこんな事ないのですが…〓」
例によって私は首をかしげるしかありませんが…
「ヤバイぜ…」
後部座席から苛立ちが漂ってきます。
時刻は九時三十分…いや~よん…四十分(汗)
どうしよう~ああ… 動け!動け!
私は知らず知らずに念じていました。
その時でした。
「ダメだ!!」
突然、後部座席のドアが開きました。
「間に合わんから行くよ!!」
「はぃ…」
見ると他のクルマからも歩き出している人がいます。
一般庶民ならいざ知らず、こちらは天下の超一流企業の常務さんですよ!
しかし宮崎常務はそんな事全く気にされずに身軽に外に飛び出されます。
慌てて私もクルマから出ました。
「すみません!」
「お気をつけて!」
私は電動仕掛けの人形みたいにペコペコ頭を下げているばかりでした。
「いょ~」
宮崎常務は右手を上げながら小走りにスロープを下って行かれます。
私はいつまでも頭を下げ続けていました。
しまった! すみません!
ごめんなさい~