昨日は 関空送りでした♪ お乗せする某M役員さんは地方S市にお泊まりです。
S市から関空まで約一時間40分(^^)
「明日何時だと間に合うの?」
M役員が尋ねてきました。
飛行機の時間は9時でした。
「う~ん…」
私は言葉に詰まりながら内心 今さら 何言ってるんだよ^^; 思っていました。
役員さんのスケジュールは前以て秘書さんが 組み立てています。 私の手元にある予定表には 5時半出発と書いてあります。
もちろんM役員さんだって予定表をお持ちになっていらっしいますが…
それでも 出発時間を尋ねていらっしゃるには訳がありました。
私が察するところ M役員さんは朝が弱そう^^; です。
いわゆる 夜型なのでしょうか♪
それで ちょっとでも 朝が遅いのを望んでいらっしゃるのでしょうね…
だから
二日前から しきりに 関空まで どれくらい掛かるかな~
なんて質問をしてこられます。
「はい、一時間40分は掛かりますね」
ナビで調べても 又 実際 走った経験から ピッタリカンカンの時間予想でした。
「あ、そう…」
M役員さんの返事に力がありません^^;
私も飛行機の仕組みがよくわかりませんが、国際線はフライト時間の一時間前に飛行場に着いていないといけないらしいです(^^) すりと 9時発車?の場合 8時には飛行場に着いて手続きをするのですが…
逆算してみると 8時-1時間40分=6時20分になります。
じゃあ その時間に出発だ(^^)!
な~んて 世の中 甘く考えててはいけませんね^^; 途中の不測の事態を読む必要があります。 距離が僅かだったりしたら関係ありませんが、
今回は100キロを超すロングドライブになります。
朝が早いから自然渋滞はないでしょうが、
事故による渋滞は十分考えられます。
又自然災害もあるかも です(^^)
だから 私たち運転士は 途中の道路情報を物凄く気にしています。
ス~と行って1時間40分。
まともな運転士なら 必ず これに30分~45分は余分に見るのです。
当然私も余分な時間を見ていました。
だから 予定表が手元に来たとき 一番にチェックしました。
それが5時30分とあって 余分が50分あるわい(^^)やれやれ と安心していました。
しかし
先ほどの話の通り
M役員さんはまるで子どもみたいに しきりに 時間を尋ねてこられます。
仮に自分の子どもなら
いい加減にしろよ!
一喝しているところでしょうが^^;
相手は 天下の役員さんです。
なだめるように あやすように 出発時間を答えるのです(^^)
それからでも 何度か 「出発時間は何時だった?」訊いてこられました。
さすがに 温厚な私も カチンときましたね。
なんも 私が意地悪してる訳じゃあないのに…
頭に来た私は
「6時30分でも間に合いますよ」
とうとう言っちゃいました^^;
「え、間に合うの」
「はい、スンナリ行けばチョッキリです」
「スンナリ…?」
う~ん 何度も説明してるでしょ^^;
間に合いますけど 途中 何かあっても知りませんよ。
…て までは 言いませんでしたが^^;
う~ん…
今度は M役員さんが唸っていらっしゃいます^^;
さあ、どうする。
私はチラッとサイドミラーを覗いてみましたが、
M役員さんは下を向いて考えていらっしゃる様子。
さて、さて、さて、さて
ど~するだね^^;
たった30分早起きするだけだがね~
沈黙は数十秒 続きました…
はて…? 怒ったかな^^;
ぶ、無礼者。拙者を何者と思っている。 一部上場企業の取締役であるぞ!
駕籠屋風情がなにを無礼な言葉。
手打ちにする。
そこへ 直れ!
へへ~ とんだ ご無礼を致しました。
どうぞ お殿様の刀の錆びにして下さいまし^^;
世が世なら 私の 嵩(かさ)は胴体から離れて