こんにちわ。
新年の風情が段々と薄くなりましたね。今日はお正月から数えて六日目、学校は新学期、勤めは初出勤かな。
と思いきや学校の新学期、三学期ですが終業式の始業式もまちまちだと訊いてびっくり。
そういえば運動会は秋だと思っていたのが六月ごろの開催が増えたそうで、その名称も体育祭や運動会から
スポーツフェスタなどと横文字に変わっています。修学旅行も海外に行く学校が増えましたよね。
PTAが都道府県によっては中央の連合から離れてましたし、他府県も解散すればとまで言われています。
ランドセルは不要のモノになってるしもっと驚いたのは学校の給食費が無料、ついでに授業料も無料、
乳幼児の医料も無料、救急車の使用も無料、今度は各自の収入135万円からの所得税の非課税を1幾らか上げる
ようになるそうです。
無料無料と耳障りは良いのですが給食の費用は誰がみるの?
授業料が無料なら先生の給料は誰が払うの。なんだって只にすれば使ってる人はいいけど、
どこからその費用がでるのでしょうか。子どもの将来のための負担を減らすのが少子化対策。
少子化対策という御旗を立てたら何でも通る!
一体世の中はどうなってしまったのでしょうか。
そんなに遠くない昔に 苦労してでも働けば報われる、正直に生きていれば必ず報われると習って そうなんだ。
と思って一生懸命働いて今が有ります。
多分今の日本は飽和状態で何かにつけて歪みが出てきたように見えます。
江戸時代は江戸が中心になってその地域に約百万人の人口が集中しました。次が大坂(当時はこう書きました)が約四十万人。
日本全体が約三千万人。江戸は3%の比重でした。明治維新は地方の雄藩の薩長土肥などが立ち上がって敢行されました。
それくらい地方には財力に知力、軍事力が備わっていました。それというのも各藩は産業の育成や田地の開墾などで収入を上げて
たとえば長州藩は知行では36万石の財力でした。この数字はお米の取れ高ですが、これだけでは、家臣や武力を養うには乏しく、
いずれは徳川氏の政権を武力で覆す野望を持っていたので田園の開墾や他に売り込める産業の奨励を行い幕末には10倍の財力が
あったと言われています。
今でいうところの地方再生ですが、それも首都江戸と地方の格差が少なかったので維新が出来たのでしょう。
ところが現代は中央主権主義が極端になり過ぎて日全体の人口も近代化で1億2千万人まで膨れが上がりました。
そして首都東京はなんと1千3千万人まで大きくなり回りの首都圏を合わすと3千5百万人にもなりました。
比率では東京だけで10%、首都圏では30%にまで膨れ上がりました。
これでは、もう地方の力はないに等しく この傾向はこの先も続くようです。
この数十年間に幾多の天災がありました。大きな地震は何度も各地を襲いました。
その他に台風や豪雨、豪雪などの被害もとどまることがありません。
あのような災害の跡を見ていますと もしもこの災害が首都圏だったら‥‥と思うと背筋が寒くなりますね。
たとえばの能登地方の地震ですが、比較的人口が希少な地域でしたので 国を挙げて救援を行えました。
今ではライフラインも治りようやく正常な生活に戻れるかどうかまで復旧しましたが問題はまだまだあります。
しかしこれ東京だったらどうでしょうか。人口1300万人の大都市で百年前にあった関東大震災が再び起こったら‥‥
能登地方の百倍の人達が被災したら 果たして国を挙げて救援が行えるでしょうか。復興だって一年や二年で
できるでしょうか。
災害関連者や建築関係者は高層ビルやマンションは耐震改修や耐震補強工事を施工しているし今後の設計には耐震対応の
厳しい基準が設けられている、と述べる人がいます。
地盤の緩いところや海沿いには大きな杭を何本も打ち込んで基礎を強化してるそうです。
それで大丈夫ならヤレヤレ‥‥ですね。
おい、正月早々 験の悪い話をするな! とお叱りを賜りそうですがこの表題の
老婆心ながら とはおばぁちゃんを指すのではなく老人一般を言うそうです(笑)
どうか老人の帰趨で済みますよう祈るばかりです。