おはようございます^^
八月の最終の週になりました。 八月は、夏、暑い という印象が強いようですが、末頃まで来ますと
秋の足音が忍び寄ってきます。
昨日は爽やかな朝を迎えましたが、こんな日は何日ぶりかと思いましたが、もう少し経てばこんな朝が当たり前になって仕舞う
のでしょう。
季節ってほんとに怖いですねぇ。仮にお天道様‥太陽ですが 何かの拍子で遠ざかったり 逆に近づいたりすると
寒冷の気候が年中になって人類は絶えてしまうと 理科のセンセから聞いたことがありました。
この地球の気候は太陽の遠近の微妙なところで 成り立っているようで地球もそれなりに大きいので、すべてが温暖な気候には
ならないようですね。
もうちょっとややこしい話をしますと、太陽の周りを地球が廻っているのですね。これを地動説として
確か戦国時代にスペインやポルトガルから来た宣教師が織田信長に教えた(説明)そうです。それまでは日本に限らず全世界で天動説が
主だったのです。私は空を見上げてお天道様が東から上って夕方になると西の空に沈むのを見ていると(この東から西というのも信じられませんが‥)
未だに天動説が間違っているとは思えませんがね。 まぁ私の愚言などはシカトをしまして、どうしてスペインなどは、太陽は動かずに
地球が動いていると分かったのでしょうか?
これは確か小学校の理科のセンセから教えてもらったはずですが、今もって 思い出せないのですね。
最近の事はすぐ忘れるのに昔のことは よく覚えていると聞きますよね、実際私もそれに同調しながら嗤(わら)っていますが、
じゃぁ 小学校の時に習った地動説の説明をしてみろ、といわれると もう横向いて空口笛を吹くしかないようです^^
そして小学校の校歌なら二番まで歌えるんだけどなぁ、と訳のわからない詭弁的な虚勢を張るのでしょうねぇ‥
ところで戦国時代の後半に来日した宣教師は キリスト教の布教に訪れたように習ったのですが、最近聞いたのでは
彼らはスパイ‥侵略者の先兵だった、という説です。
16世紀の世界は、欧州のスペイン、ポルトガルの二強が全盛期の頃でその二つの国で世界の七割まで征服をしていた‥
これは多少眉唾でしょうね。だってあのころは中国も明の時代で世界最強のひとつだったのじゃぁないでしょうか。
この頃は、イギリスの産業革命は未だ興っていませんでしたが、世界の中で武器の優劣が出ていました。
スペインが大西洋を渡って中南米に上陸をしてインカ帝国などを征服したのも 武器の優秀さ、
つまり鉄砲を発明していたからでした。それと馬。馬のいなかった国々はその大きさや異形に驚いたと言います。
武器の優越さと残虐さ、巧緻な悪知恵を持ったスペイン人は中南米大陸を凌駕しました。その勢いはやがてアジアに寄せてくるのですが
インド洋伝いに来ると東南アジアを植民地にしながらフィリピンからインドネシア、そこで一旦止まって北上をして目指した先が中国や日本。
当時の日本は 黄金のジパングと欧州でも呼ばれていて金、銀の産出量が世界有数でした。この金、銀、銅は世界共通の貴金属でしたので
スペインの垂涎の的でした。
先発隊の宣教師の調査、報告によって 黄金の国はそれまでの中南米やアジア諸国、未開の地域と違って固有の文化や教養があり
武士と呼ばれる専業の武将は強く、礼儀正しく自尊心が強い。ジパングはとても人口が多く農業が盛んで鉱業や商業、工業も盛んで国としてまとまっている。
そして驚いたことに自分たちだけが持っている筈の鉄砲を当たり前に使っている。
しかも合戦では数千丁から場合によっては数万丁の鉄砲を使っている。動員している兵は勇敢で精悍。鉄砲は元は我々の発明をしたモノから
独特の工夫を入れて連射を可能にしているし 戦いの作戦も巧妙で戦略に富んでいる。
戦い上手で戦(いくさ)馴れをしている。これまでの国々と比べて 厄介でこれは手強いというのが宣教師の見立て。
そりゃあそうですよね。当時日本は戦国時代真っ盛りで毎日どこかでドンパチやっていましたから(笑)
他の国々では無茶押しで 進めていた植民地戦略は ここでは無理だと判断をしたのは正しかったたでしょうね。
その後スペイン、ポルトガルはイギリス、フランスとの覇権争いに敗れて後退していきます。
先進地域の欧州では最初スペイン、ポルトガルが先行して、次にイギリス、そのあとをフランス、ベルギー、オランダが
世界を荒らしまくりました。そして二十世紀に入ってイタリー、ドイツ、ロシアが国としてまとまってきましたが
世界にはもう おいしい植民地は無くて既得権益を持っているイギリス、フランス、アメリカと、
こっちにもうまい汁を吸わせろと迫ったドイツ、イタリー、オーストリアとの戦いになったのが第一次世界大戦。
日本は漁夫の利で連合国について太平洋の島々を統治出来ましたが そこで済ませとけばよかったよね~^^
ところで現在ロシアのウクライナへの侵攻は今に始まったことではなく200年前からあのあたりの東欧では絶えず紛争がありました。
今のウクライナ(他の国々も同じ)も固定された国ではなくポーランドだったりハンガリー、オーストリア、トルコ、ロシアなどの草刈場みたいになっていて
目まぐるしく国境線が変わっていました。
ですからヨーロッパはここ数十年は平和でしたが元々紛争や戦乱が尽きない地域だったのです。今回の侵攻はどちらが正しいのか
日本はアメリカ寄りですから欧米の言い分だけが誇大表示的に流れて来るので そうか、大変だな、と思ってしまいますが、世界の中では
醒めた視線で見ている国々も結構ありますね。それは何百年と自国を荒らされて略奪をされてきた国々です。
日本は先の大戦に負けて侵略を謝罪をしました。大戦の戦勝国の欧米は何百年間とやってきた摂取、略奪、無差別大量殺人などは未だに認めず植民地時代の罪を日本に被せています。
その欧米諸国はいまだかつて謝罪の言葉すらなく それでいて世界の平和を唱えるのですから 盗人猛々しいとはこの事かな と思いますね。
日本はアメリカと軍事同盟を結んでいる手前、欧米寄りの政策になります。
それは先の大戦でアメリカに負けて、精巧に隷属化にされた結果、仕方ないでしょうが、過去にあった二度の世界大戦は既得権を巡る争奪戦であったようにこれから先も
同じ過ちになるのではないかと心配をしています。