おはようございます^^
年末31日を大晦日と言います、で…ひとつ前の30日は 晦日(みそか)…というんじゃないかと思って
この記事に入れようかと思いました。けど なんだか感触が良くなくてちょっと調べてみたら、晦日とは月末のこと
で師走の12月だけは一年のトリとして大をつけて 大晦日と呼ぶのだそうです。 ですからその一日前だからといって
晦日とは言わないのでしょうね。もうちょっとで恥をかくところでしたが念をいれたのが僥倖でした^^
さて 仕事納め の日に書き納めとしたかったのがそうは問屋が卸さない…の例えのようになりました。先週の金曜に
新橋本部長のお噂を喋りましたその続きになります。この方は年がまだ若い(50歳)わりには枯淡としたところがありまして
一年の経つのが早いのは 営業成績に追われてその始末に掛かりっきりの所為なんでしょう…と自嘲気味に話されていました。
会社は大手一部上場企業ですから 押しも押されぬエリートなのですが 至って紳士、偉そうぶらないし どちらかというと
良寛和尚みたいな欲とは無縁の方。…とまぁエラク持ち上げてしまいました^^まぁこの感じは車中で私が受けた印象ですから
果たしてどこまで人を見る目に精通しているか これだけは主観が占める割合が過分にあるので正誤の理(ことわり)は
神のみぞ知る…ということでいいでしょうか^^
「私もあと、十年すると定年なんですよ…」そのころになったら 今現在小学生の子が学校を出てウチの会社に入ってくるでしょう…
と切り出されて面食らいましたが、お構いなしに その時の新入社員なんて英語は当たり前、中国語をどれだけ話せるかを優秀学生の基準としているか で来るんでしょうね・・
へぇ…そうなんだ 現場に直接かかわっている人の感触がこうなのだ 時代は激しく流れていると私は思いました。
新橋本部長は続けて そんな新しい社員が入って来て 私らみたいなおじさんの幹部がいて 中国語はおろか英語すら
まともに喋れないのって どう思うだろうねぇ…とこれまた自嘲気味みなのです…この人ひよっとして自虐史観の人かなぁ
と思いましたね^^でもその話を訊いていますと 仕方ないんじゃないの…と思わずにはいられませんでした。
自分らが入ったころは 無理編にげんこつ…みたいなことが当たり前にあって それは愛情があってのシゴキで今でいうパワハラとは完全に一線
を引いていたのです。「お前、今日は絶対に契約取って来いよ、取れるまで帰ってくるな!」と荒々しい激励を脊中で聞きながら表に
出て行ったそうで、夕方に 契約できませんでした、というのが云えなくて会社の玄関の前でたじろいでいました…
とまぁ よくある懐かしい体験談。しかしこれはある程度成功をした人が懐がっていう回顧録でした。
上司には歯切れが悪くて嫌われ同僚や女性社員からは根暗だと疎まれた あかんたれな社員の末路は思い出したくもなく、消してしまいたい
悪夢なのですね。…とそんな話をする若きエリート社員は遠くを眺めながら淡々とした風でした。
私がちょいちょい これからは淡々と生きていきたい とブログにも載せていますが それは世捨て人になりたいことよりも他人の痛みが分かるような
人間になれたらいいのになぁ…とある意味こんな若い本部長の心境に羨望をもっているからなのでしょうか、生臭坊主ではなくても俗世界を彷徨(さまよ)うようではいつまでも
浮いては沈みまた浮かぶと流れに任せて生きていくのが精々でしょうかね・・