おはようございます^^
今朝、起きましていつものように新聞を取りに外へ出ました。突っ掛け(関西ではそういいます、
草履ぞうり)を引っ掛けポストのふたを上げて新聞を取りだし ふっと前の道路を見ますと
アスファルト舗装が真っ黒、んん‥いつもの黒色と違うなぁ…もう一度見直そうと目を据えて眺めますと
何のことはなく 雨が降ったあとで光っていたのでした。 併(しか)し普段見慣れたのとは見間違う
くらい真っ黒な道路って 中々見られないのではないかな‥ひとりブツクサ言いながら家に入る前に
もう一度道路を見ました。
新聞を取って 道路を見て家に戻るまでわずかな時間‥時間というほどでもない筈なのに、最初見た
道路は確かに真っ黒に輝いていました。それが今は褪(あ)せて汚れがこびりついてるいつもの道路、
それが雨の所為(せい)で鈍く光っていただけでした。
そもそも 道路ってアスファルト舗装なので元が黒色なのですが、私が寝ぼけまなこで見たいつもの
黒色とは全然違って深みのある漆黒(しっこく)の輝く道路だったのです。
ですが、その時は 半寝ぼけ状態だったのでそんなに思わず食卓について新聞を開き電気カミソリ
でひげを当たりました(剃りました)
このように私の生活の始りは‥書き落としましたが、まず洗面をしながらラジオを聴き、それから 今の新聞ですね、
後はひげを剃りながら新聞を見て‥いわゆる 乍(なが)ら族 とはよく言ったもので、私はその性格から来たものか
中々ひとつの事をじっくりとやり通すことが苦手です。他にも このブログも書く時は必ずラジオをかけながら
ですね。もちろんラジオをまともに聴いてませんが、だからと言って何でもいいという訳ではなく それなりに
耳に心地良い番組でなきゃぁなりません。最初はラジオのチューニングはあまり気にせずに‥というか固定した幾つかの
チャンネルの中で朝はこれ、かこれ と決めていますが、書き始めはどんな話を喋っていてもいいのですが、ブログの
中身が盛り上がってくる‥要はペンの調子が挙がって来る ようになるとラジオが邪魔になってきます。
まぁ寝付く前の寝酒か眠りに誘(いざな)う軽音楽みたいなものかも知れません。
ところで 冒頭の漆黒の道路 ですが そのあとは もうすっかり忘れてしまって夕方、郵便が来てないかポストを
見た時 ああっ、と思い出しました。 いやぁ~忘れっぽいのは昔からなのですが、このように少し気になることでも
場面が変わってしまうと もうあきません、何かに書いていたらそうでもないのでしょうが、食卓に座った途端カラリと
忘れてしまったようですね。でも、きれいさっぱり忘れた後に、 こうして思い出すのもわりとあります。
まぁ、自慢にはなりませんし、忘れっぽいのはもう半世紀前からの特長で それを何かの拍子でバックチューザするのも
私の特技かも知れません。
然(しか)し(こう書いてもしかしと読ませるようです) こうして長々と どこが頭か分からない話を延々と
読まなきゃぁならない皆様、お気の毒ですなぁ…併し一旦立ち寄ったからには、少々面白くなくても 或る程度は
付き合わなくてはならない 義務みたいなものがあるんではないでしょうか^^
え~話を戻しますが 最初はこんな寄り道をするつもりはなかったのです。
脇に逸れたほうが本道だったことは良くある話でこのブログもそんな感じで決着のない 話しで終わりそうですが
実は最初話しました漆黒、しっこくとは黒漆(くろうるし)を塗ったように黒くて艶(つや)のある色、真っ黒の意
でも使う。と解説にあります。
‥解説にあるとは 『色の手帖』という貴重な本からの引用であります。この本は、昔私が会社員として働いていた
頃に貰った物で 当時繊維の会社でしたから このような色彩について色々まとめた資料がありました。
この本に興味を持ったのは、白からあらゆる色‥黒までの色について少しづつ色彩が変わるたびに色の名前が
あることでした。例えば白 ですが、スノーホワイト、白/鉛白色、乳白色/ミルク色、灰白色、象牙色/アイボリー
‥とまぁ少しづつ色の質を変えたものが五色もあるのです。そしてこの本エライのは それぞれに色の注釈が
ついていることでしょうか。まぁひとつづつ紹介をしていたらとても書ききれませんし読む人だって
気楽な調子でここへ来たのに、たかがブログでなんでこんな難しい話をするんや、となるでしょうし興味があれば
見るよりこの本を買った方が早いのでしょう^^ 然し 白についての解釈が 古事記から引用しているのには
感服しました。
さて、この本に載っている 色の種類は 何種類あるでしょうか?
ハイ、赤(牡丹色)①から始まって②赤紫③マゼンタ‥357番の鉛色まで 都合357色であります。
また 色にはそれぞれ 彩度、明度、色相 が数値で表されていて ほぅ~ ほぅ~といちいち感心しながら
納得する内容ですね。まぁこの本は絶版してそうですし、宣伝でもありませんから悪しからず‥
ちなみにこの 本、わずか220ページほど、昭和61年発行で 価格が1950円。35年ほど前ですから今なら
6000円くらいですか‥どうです、私はこんな貴重な本を持っているんです^^今ならあなたに特別な値段で
お分けしましょう^^と威張ってみたいんですが
そうだ、念のためアマゾンで調べてみました。すると同一かどうかわかりせんが、同じタイトルの(表紙が違います)
本が 79円 で載っていました^^ 世の中、需要と供給だけで測る価値観これでは真の学者は生まれませんぞ、
悪しき資本主義社会ですねぇ…
ああ、遣る瀬無いのひと言で こんなことなら見なきゃぁ良かった と思った次第です。