これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

アメリカの麻薬と不法移民問題 (その1)

2025-02-10 23:17:33 | アメリカ
【はじめに】
 アメリカの❶不法移民問題、❷麻薬問題、❸貿易赤字/経常収支赤字問題は、待った無しの状態になっています。 バイデン大統領が、これらの問題に真剣には取り組んだとは思えません。

 トランプ大統領は、❶と❷の問題を強引な手段で解決しようとしています。 ❸の問題解決の為に、外国企業に「アメリカ国内に工場を建設しろ」と要求すると予想しています。

 今回と次回は、❶と❷の問題について、私の考えを書きます。

・・・ 関連する私のブログ ・・・
① 人口爆発の時代です!       :2022年5月7日
② アメリカは白人国家では無くなります! :2023年11月4日
③ イスラエルとハマスの問題     :2023年10月21日

【アメリカの人口推移】
 コロンブスが西インド諸島にたどり着いたのは『1492年』です。 その後、スペイン、イギリス、イタリア、フランスが北アメリカ大陸を探索して→→移住して→→植民地化を始めました。

 1775年にイギリスの植民地だった『13州』がイギリスと戦争を始め→→1776年に『独立宣言』を発表しました。 『アメリカ合衆国』が誕生したのです。 ヨーロッパ諸国から、白人が夢を求めて沢山移民しました。

(豆知識 :幕末の人口)  ペリーがアメリカの艦隊を引き連れて浦賀にやって来たのは『1853年』です。 当時の日本の人口は『3,000万人強』程だった様ですが、アメリカの人口は『2,400万人』程で→→日本よりも少なかったのです。 19世紀後半は、西部劇の時代でした。

 1924年に『移民法』が制定され→→移民が制限される様になりましたが→→第二次世界大戦後の1965年に移民法が改正され→→移民の制限が緩和されました。 アジア系やラテンアメリカ系の人達が沢山移民して来る様になったのです。

 2017年に第一次トランプ政権が誕生して→→『移民・難民制限』政策を始めました。 2025年に発足した第二次トランプ政権は、アメリカに住む不法滞在者を送り返す政策を始めました。

・・・ アメリカの人口推移 ・・・
★2024年:34,543万人
★  14年:32,312万人
★  04年:29,279万人
★1994年:26,548万人
★  84年:23,9935万人
★ 74年:21,708万人
★  64年:19,282万人
★  54年:16,364万人
★  20年:10,550万人
★1900年:7,480万人
★1880年:4,930万人
★  60年:3,100万人
★  40年:1,720万人
★  20年:980万人
★1800年:570万人
出典 :グローバルノート、セカイハブ『アメリカの人口推移(国連)|1950年から2100年まで』
   1800年~1920年の人口は、ウイキニュース『アメリカ合衆国の総人口、3億人を突破』のグラフを私が数値化した値です。

【アメリカと言う国】
 アメリカは地下資源に恵まれ、広大な耕地が有り、そして何よりも『ドルが世界の基軸通貨』になっているので→→アメリカ国民は身の丈を超える”贅沢な暮らし”が出来ているのです。

 アメリカでは、年収が『850万円以下』だと低所得層に分類される様です。 日本で低所得者と呼ばれるのは『200万円以下』です。 「アメリカに密入国したい」人が、後を絶たないのが理解出来ます。

 2022年にロシアがウクライナに侵攻して→→3年強経過しました。 その間に亡くなったロシアの兵隊の数は、BBCによると『78,000人以上』だそうです。 アメリカで麻薬による死傷者数は『約93,000人/年』です。 トランプ大統領が麻薬対策に力を入れようとしている事が理解出来ます。

・・・ アメリカのデーター ・・・
人口 :345,426,571人 (2024年)
面積 :9,834,000km2 ・・・日本の『26倍』
耕地面積 :15,474万ha (2022年) ・・・世界第2位、日本の『36倍』
GDP :291,677億ドル (2024年)
一人当たりのGDP :86,601ドル (2024年)
不法移民在住者  :約1,100万人
不法移民の侵入者 :約250万人/年
麻薬による死者  :約93,000人 (2021年)
貧富の格差 :低所得は850万円以下、中所得を2,500万円以下、それ以上を高所得 ・・・出典:デイリー新潮25年2月10日『米ロサンゼルスのスーパーに見た「むき出しの貧富の差」 超高級~低所得5店でオレンジ価格を比較すると』

【アメリカの軍隊&警察と不法移民/麻薬問題】
 トランプ大統領は、❶新たな不法移民の侵入阻止、❷アメリカに住んでいる不法移民(約1,100万人)を送り返す、❸麻薬(特にフェンタニル)の密輸防止等の政策を実行し始めました。

 アメリカの軍隊は『136万人』、州兵が『43万人』、警察が『121万人』→→合計で『300万人』もいますから→→本気で取り組めば→→不法移民を激減させる事は可能だと思います。

 然し、麻薬の密輸を減らす事は極めて難しいと思います。 メキシコやカナダの国境に高い壁を建設しても→→麻薬はドロンで運べますから→→簡単に持ち込めます。

 メキシコには、殺人を”へとも思わない”武装した沢山の組員を抱える『麻薬カルテル(マフィア)』が存在します。 麻薬カルテルは政府の役人、警察及び軍隊に高額の賄賂を渡して→→好き勝手が出来る体制が出来上がっています。麻薬の密輸を撲滅する為には→→麻薬カルテルを壊滅させる必要が有ります。

 メキシコの大統領が本気で麻薬カルテルに立ち向かおうとしたら→→忽ち(たちまち)暗殺されると予想します。 メキシコには自浄能力が無いのです。 アメリカが軍隊と警察を派遣して→→麻薬カルテルと戦ったら→→壊滅させ事が出来る可能性が有ります。 然し、メキシコ政府と国民が、アメリカの軍隊と警察を受け入れるとは思えません。 麻薬撲滅は、トランプ大統領がドンナに頑張っても出来ないと私は予想しています。

・・・ アメリカの軍隊 ・・・
① アメリカ軍の予算 :8,950億ドル(2025年) ・・・州兵の予算は除く
② GDP比 :3.38%(2024年)
③ 志願制
④ 組織 :❶陸軍、❷海軍、❸空軍、❹海兵隊、❺沿岸警備隊、❻宇宙軍
⑤ 兵員数 :136万人 (2019年) ・・・日本の自衛隊の定員=24万人 (2024.7年)
⑥ 州兵   : 43万人 (2018年)

・・・ アメリカの警察 ・・・
① 常勤警察 :121万人 (2018年) ・・・日本の定員=28.6万人

【御参考 :アメリカの強制収容所】
 第二次世界大戦中とその後(1942年~49年)、アメリカは日系人を強制収容所に入れました。 メキシコ、カナダ及び南アメリカ諸国に住む日系人は、各国の政府が逮捕して→→アメリカに送り→収容所に入れました。

 中国人は、今でもアメリカへ移住していますが→→中国が台湾に侵攻したら→→収容所に入れられる恐れが有ります。

❶ 強制収容所が存在した期間 :1942年~49年 ・・・終戦は1945年

❷ アメリカ本土に住む日系人 :12万人を強制的に収容しました。 その内の『2/3(≒8万人)』はアメリカで生まれた人達だったと言われています。
  ハワイ在住の日系人(12.6万人)は対象外になりました。 日系人の割合が高かったので、日系人を収容すると→→ハワイの経済が立ち行かなくなると考えたのです。

❸ メキシコとカナダ、南アメリカ諸国に住む日系人(2,264人)が、現地で逮捕され→→強制的にアメリカに送られ→→強制収容所に収監されました。

❹ 一部の日系人は、42年~43年に『戦時交換船』に乗せられて→→強制的に日本に送られました。

❺ 強制収容時に資産を安値で買いたたかれました。

❻ 市民権を剥奪されたので→→戦後、収容所から解放された日系人の一部は→→日本に帰ってきました。

❼ 戦後、強制的に収容された日系人に少額の補償金が与えられました。

出典 :ウイキペディア『日系人の強制収容』


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