まちともの所属する自治会は1500世帯と大きな規模です。
そこには、以前から3つの老人クラブがあり、いつからかシニアクラブと呼ばれるようになりました。
その内の1つは、自然消滅し、今は2つのクラブが活動しています。
いずれも会員は、40人前後。
それぞれが、いくつかの趣味の活動を行って、会員の親睦をはかり、助け合いの取り組みなども行っています。
しかし、どこのクラブも新しく参加する方が少なく、活動が縮小しているのが実情です。
そんな中、2年前から60代の女性が会長になっているクラブがあります。
たまたま、先日、その会長からお話を聞く機会がありました。
会長は、今の住まいに転居され、仕事をずっと続けられていて、地域の人とのつながりはほとんどなかったといいます。
たまたま、前任の会長と知り合いでクラブに参加するようになり、成り行きで会長に就くことになったとのことでした。
ほとんどの会員は会長より年上ですが、会員の声を聞き、会を取りまとめていく力はあるようで、会員からも信頼されているようです。
会長の悩みは、地域から市全体にわたってシニアクラブの連合会が何層かで組織されていますが、そこの幹部と世代が違い、民主的な運営が行われていないことにあるようです。
シニアクラブが衰退していることはよく言われることです。
70代後半から80代にかけての幹部が行う組織運営は、会員主体というより幹部主体の考え方で運営される傾向が強く、団塊の世代との乖離が見られます。
会長の悩みも、そんなところにあるのだと共感しました。
会長と同世代の者として共有できる課題がたくさんありました。
若い会長が引っ張っているクラブが発展できるように必要なお手伝いをしながら、お互いに地域づくりに貢献していきましょうと励まし合いました。
自治会や地区社協、シニアクラブなど地域住民の組織は様々あります。
活動の担い手は団塊の世代に移ってきていますが、幹部の世代交代が上手にできないところがみられます。
様々な分野で世代交代が上手にできるようにしていきたいものです。
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