島根県奥出雲町が実施した地籍調査事業で、測量業務が年度内に完了しなかったにもかかわらず、完了したとする報告書を作成しました。国や県から合計約1億5000万円の補助金を不正に受け取っていた問題で、同町は担当職員が手続きに必要な事務を怠ったことが原因としたうえで、補助金をほかの目的に流用したものではないことを明らかにしました。不正受給はいけません。なぜこの様な問題は無くならないのでしょうか?
会計検査院は11月2日に発表した2011年度決算検査報告の概要で、大阪府と岡山県がそれぞれ発注した河川構造物の設計に、構造物に掛かる受働土圧に関するミスがあったと指摘しました。大阪府と岡山県は指摘を受けて、それぞれを設計した建設コンサルタント会社に補強工事の設計を指示しました。設計ミスはいけません。倒壊の危険がありますから。
大阪市内で建設が進む高速道路で、制震デバイスを組み込んだ「鋼管集成橋脚」が、道路橋の橋脚として国内で初めて採用されました。地震時に主部材の鋼管の損傷を防ぐそうです。早期の交通開放と損傷したデバイスの交換による復旧とを狙ったそうです。
国土交通省の直轄国道の耐震化はほぼ完了しているものの、自治体が管理する道路では大幅に遅れており、しかも隣接する自治体間で緊急輸送道路が連続していないなど不整合が見られることがわかりました。会計検査院が10月17日に公表した2省・15都道府県の地震・津波対策に関する調査結果で分かったそうです。早急に対策してほしいです。
岩手県は10月19日、東日本大震災で被災した橋の復旧工事で、材料単価を間違える積算ミスがあり、契約額が約370万円過大になったと発表しました。工事は6月に完了し、工事費の支払いも済んでいるそうです。すべて国費で賄われる工事だが、過大な支払い分については県が負担します。情けない。税金の無駄遣いです。