大規模な再開発が進む渋谷駅周辺で、地下に駐車場や駐輪場を整備する計画が動き出しました。国道246号の南側には、JR渋谷駅の南口を設置する計画があり、新たな交通結節点となります。これに合わせて狭い駅前の地下を有効に使い、利便性の向上や交通渋滞の解消などを目指す。6月頃の都市計画決定・告示を目指します。
地下駐車場については、駅西口の現・東急プラザ渋谷などを高さ約120mのビルに建て替える際に、設置することが決まっています。2013年6月に道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業として都市計画決定しており、地下2階に公益駐車場と荷さばき施設を整備します。
このうち都市計画駐車場(第51号渋谷駅駐車場)として、移動制約者用の駐車場を10台分、設けます。荷さばき施設は7台分です。東急プラザ周辺の渋谷中央街などの荷さばき需要に対応する。都市計画駐車場は駅周辺で開発計画を進めている駅街区の西口側ともつながり、こちらは移動制約者用に30台分確保します。
一方、国道246号南側については桜丘地区の再開発準備組合が2013年12月、高さ約180mのビルや高さ約150mのマンションを建てる計画を桜丘地区市街地再開発事業として東京都に都市計画提案しました。設置する駐車場はJR南口との連携も想定しています。鉄道からバリアフリーの動線を確保し、都市計画駐車場としては移動制約者用20台分を設置します。
国道246号の北側の駐車場ともつなげて、第51号渋谷駅駐車場として合計で60台分(荷さばき7台分)、面積は約1.89ヘクタールとなる。桜丘口地区、道玄坂街区、駅街区の一般駐車場ともつながり、巨大な駐車場ネットワークで駅前の駐車待ち解消を狙います。
この駐車場ネットワークは、車がスムーズに出入りするための「左折イン・左折アウト」を可能にするそうです。例えば、国道246号の西側から来た車が左折して西口側(道玄坂街区)の駐車場入り口に入り、駐車場ネットワークを使って地下を南下、桜丘側(桜丘口地区)の駐車場出口から左折して補助18号線に北向きに出て、さらに左折で国道246号の西側に戻るといった使い方ができるようになります。
渋谷駅西口やハチ公広場は、地上部分も再開発で激変します。
ハチ公広場を拡大し、その分、広場前を南北に貫く神宮通りを3車線に縮小します。ただし、従来はバス停などに使っていた部分もあり、再開発ではそうした機能をバスターミナルに集約できることから、一般車の通行需要には3車線で十分対応できる見込みだそうです。
一方で、バスターミナルは再編して充実を図ります。西口側では南北2カ所に分割します。南側には主に南へ出て南から戻る路線バスを、北側も同様に北へ出て北から戻る路線バスを集約することで、南北のバスの行き来を減らし、歩行者の安全性を高めます。西口南側のターミナルは再開発ビルの1階に食い込む形で設置します。現在は駅からやや距離のある空港リムジンバスの発着場も、このターミナルに設けることで利便性を高めます。
また、西口のタクシープールは現在、地上に14台分なのを地下化して60台分に増やす計画です。再開発ビルの敷地西側には約50m2の広場を整備するなど、歩行者が回遊しやすいように計画しています。
駅東口では、国道246号の地下も使った約0.18ヘクタールに約700台分の地下駐輪場を新たに計画した。渋谷駅周辺は放置自転車が多いことから、周辺の駐輪場不足を解消し、自転車利用の利便性や快適性を高めるとともに、歩行者の安全性の確保や駅前景観の向上を図ります。国道246号の南北に出入り口を設けます。
さらに桜丘地区では、国道246号から南東に地区を貫通する補助線街路第18号線の形状を変更します。補助線街路第18号線は代官山までの約3kmを結ぶ都市計画道路。桜丘地区では幅員15mの2車線とする。現状の計画では一部、北東側へ「く」の字形に突き出ていたのを、より直線に近い形に整えることとした。地下駐車場や駐輪場と合わせて6月頃の都市計画決定を目指します。
桜丘地区を含めた駅南側の地域は、1964年の東京五輪の際に国道246号が拡幅されて渋谷駅への通行が分断された経緯があります。今回の再開発で駅前と一体化して、駅南側への人の流れを創出します。
地下駐車場については、駅西口の現・東急プラザ渋谷などを高さ約120mのビルに建て替える際に、設置することが決まっています。2013年6月に道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業として都市計画決定しており、地下2階に公益駐車場と荷さばき施設を整備します。
このうち都市計画駐車場(第51号渋谷駅駐車場)として、移動制約者用の駐車場を10台分、設けます。荷さばき施設は7台分です。東急プラザ周辺の渋谷中央街などの荷さばき需要に対応する。都市計画駐車場は駅周辺で開発計画を進めている駅街区の西口側ともつながり、こちらは移動制約者用に30台分確保します。
一方、国道246号南側については桜丘地区の再開発準備組合が2013年12月、高さ約180mのビルや高さ約150mのマンションを建てる計画を桜丘地区市街地再開発事業として東京都に都市計画提案しました。設置する駐車場はJR南口との連携も想定しています。鉄道からバリアフリーの動線を確保し、都市計画駐車場としては移動制約者用20台分を設置します。
国道246号の北側の駐車場ともつなげて、第51号渋谷駅駐車場として合計で60台分(荷さばき7台分)、面積は約1.89ヘクタールとなる。桜丘口地区、道玄坂街区、駅街区の一般駐車場ともつながり、巨大な駐車場ネットワークで駅前の駐車待ち解消を狙います。
この駐車場ネットワークは、車がスムーズに出入りするための「左折イン・左折アウト」を可能にするそうです。例えば、国道246号の西側から来た車が左折して西口側(道玄坂街区)の駐車場入り口に入り、駐車場ネットワークを使って地下を南下、桜丘側(桜丘口地区)の駐車場出口から左折して補助18号線に北向きに出て、さらに左折で国道246号の西側に戻るといった使い方ができるようになります。
渋谷駅西口やハチ公広場は、地上部分も再開発で激変します。
ハチ公広場を拡大し、その分、広場前を南北に貫く神宮通りを3車線に縮小します。ただし、従来はバス停などに使っていた部分もあり、再開発ではそうした機能をバスターミナルに集約できることから、一般車の通行需要には3車線で十分対応できる見込みだそうです。
一方で、バスターミナルは再編して充実を図ります。西口側では南北2カ所に分割します。南側には主に南へ出て南から戻る路線バスを、北側も同様に北へ出て北から戻る路線バスを集約することで、南北のバスの行き来を減らし、歩行者の安全性を高めます。西口南側のターミナルは再開発ビルの1階に食い込む形で設置します。現在は駅からやや距離のある空港リムジンバスの発着場も、このターミナルに設けることで利便性を高めます。
また、西口のタクシープールは現在、地上に14台分なのを地下化して60台分に増やす計画です。再開発ビルの敷地西側には約50m2の広場を整備するなど、歩行者が回遊しやすいように計画しています。
駅東口では、国道246号の地下も使った約0.18ヘクタールに約700台分の地下駐輪場を新たに計画した。渋谷駅周辺は放置自転車が多いことから、周辺の駐輪場不足を解消し、自転車利用の利便性や快適性を高めるとともに、歩行者の安全性の確保や駅前景観の向上を図ります。国道246号の南北に出入り口を設けます。
さらに桜丘地区では、国道246号から南東に地区を貫通する補助線街路第18号線の形状を変更します。補助線街路第18号線は代官山までの約3kmを結ぶ都市計画道路。桜丘地区では幅員15mの2車線とする。現状の計画では一部、北東側へ「く」の字形に突き出ていたのを、より直線に近い形に整えることとした。地下駐車場や駐輪場と合わせて6月頃の都市計画決定を目指します。
桜丘地区を含めた駅南側の地域は、1964年の東京五輪の際に国道246号が拡幅されて渋谷駅への通行が分断された経緯があります。今回の再開発で駅前と一体化して、駅南側への人の流れを創出します。