韓国での出来事です。バスを降りた男女が歩き始めたところ歩道が突然陥没し、そのまま深さ5mの穴に転落しました。2人は20分後に救助され、軽いケガで済んだそうです。現場近くで行われた地面を掘る工事が原因とみられています。韓国では近年、下水道の老朽化や豪雨などが原因とみられる道路の陥没が多発して社会問題となっているそうです。2012年に689件、13年には854件も発生しています。しかし、市が市販の地中レーダーなどを用いて調査したものの、思うような成果が得られなかったそうです。
路面下の空洞調査を手掛けるジオ・サーチは2014年12月19日、韓国ソウル市の要請を受けて無償で実施した市内の道路約60kmにわたる調査の報告書をまとめ、市に提出しました。ソウル市は今後、約1200kmに及ぶ市内の道路全体の状況を把握するため、東京都に協力を要請するとみられています。日本企業がソウル市の調査業務に本格参入する可能性が出てきました。ソウル市から要請を受けたジオ・サーチは11月に、市との間で「無償の試験的空洞調査覚書」を締結しました。この覚書に基づいて、同社の空洞探査車をソウル市に持ち込み、12月1日から4日にかけて対象区間を調査しました。
調査の結果、空洞の生じている可能性の高い箇所が複数見つかった。汝矣島(よいど)駅付近の路面下では縦1.7m、幅1.5m、深さ53cmの空洞を発見した。市に提出した報告書には、空洞の規模や分布をもとに補修の優先順位を示した「陥没危険度マップ」を添付した。ジオ・サーチは、今回の調査に要した600万円以上の費用を、海外の路面下の状況を知るための研究開発費として計上した。同社では、空洞発見能力の高さを海外で初めて証明できたとしています。日本でも同様の危険があります。高度経済成長から30年以上が経過して社会インフラの老朽化は深刻な社会問題です。同様な事故が日本で発生しない事を願います。
路面下の空洞調査を手掛けるジオ・サーチは2014年12月19日、韓国ソウル市の要請を受けて無償で実施した市内の道路約60kmにわたる調査の報告書をまとめ、市に提出しました。ソウル市は今後、約1200kmに及ぶ市内の道路全体の状況を把握するため、東京都に協力を要請するとみられています。日本企業がソウル市の調査業務に本格参入する可能性が出てきました。ソウル市から要請を受けたジオ・サーチは11月に、市との間で「無償の試験的空洞調査覚書」を締結しました。この覚書に基づいて、同社の空洞探査車をソウル市に持ち込み、12月1日から4日にかけて対象区間を調査しました。
調査の結果、空洞の生じている可能性の高い箇所が複数見つかった。汝矣島(よいど)駅付近の路面下では縦1.7m、幅1.5m、深さ53cmの空洞を発見した。市に提出した報告書には、空洞の規模や分布をもとに補修の優先順位を示した「陥没危険度マップ」を添付した。ジオ・サーチは、今回の調査に要した600万円以上の費用を、海外の路面下の状況を知るための研究開発費として計上した。同社では、空洞発見能力の高さを海外で初めて証明できたとしています。日本でも同様の危険があります。高度経済成長から30年以上が経過して社会インフラの老朽化は深刻な社会問題です。同様な事故が日本で発生しない事を願います。