愛知県名古屋市内で1月、中村区と中区の道路が相次ぎ陥没しました。いずれも、使用しなくなった下水道の枝管を撤去した際に、本管との接続部分を十分に塞いでいなかったことが原因です。枝管との接続部分から本管に土砂が流入したことで陥没しました。人的な工事ミスです。注意してほしいものです。
耐候性鋼材を使って建設した国道41号の不動橋(岐阜県下呂市)に、完成後10年で有害なさびによる深刻な損傷が生じていたことが分かりました。なぜこの様なことが起こったのでしょう?早急に原因を追究し対策を実施してほしいです。
三井共同建設コンサルタントは国土交通省中部地方整備局と連携して、超高強度ひずみ硬化型モルタル(UHP-SHCC)を使用した壁高欄の補修設計法を確立しました。すばらしい技術です。
文化財に配慮して短径間とした結果、桁に数多くの損傷が発生した道路高架橋で、桁を一体化して支承をまとめる全国初の工事が大阪市内で進んでいます。発注者はこの工事に、騒音低減や走行性改善といった効果も期待しています。
東日本大震災で液状化現象が起きた千葉県浦安市の運動公園で、新しい液状化対策工法の実証実験が進んでいます。取り組むのは、住宅会社や建設会社、建材メーカーなど9社です。同市内の既存住宅地に対応するため、機械の小型化や施工範囲の最適化、低コスト化に知恵を絞っています。実験では施工性や地盤特性を検証しています。地震大国日本には、重要な技術です。