国土交通省が保有する10台の排水ポンプ車を載せた貨物船が11月5日、洪水被害を受けたタイへ向けて横浜港を出港した。17日に同国ラムチャバン港に到着する予定で、到着に合わせて同省の職員などが参加する国際緊急援助隊専門家チームも入国。同国政府の排水作業の支援に当たる。同省が排水ポンプ車を海外に派遣するのは初めて。すばらしい行為です。
紀勢自動車道の工事で有害物質の分析試験をせずに汚泥を盛り土材に利用。その後、分析試験を開始して環境基準を超える六価クロムを検出したものの、汚泥を無害化処理しないまま3カ月以上、盛り土を続けていたことが判明した。何を考えているのでしょうか?杜撰な工事です。
福島県内の工場で造った鋼製の橋桁をめぐって、地元の住民が放射性物質による汚染を懸念。橋桁の架設工事を中断した問題で、発注者の大阪府は11月8日、橋桁を除染して工事を再開する方針を決定した。地元の理解を得たうえで再開する。放射性物質は、やはり不安です。
国土交通省が10月31日に発表した2010年の建設業活動実態調査で、大手建設会社の人員が3年連続で減少していることが明らかになった。総合建設業35社と設備工事業20社を合わせた大手建設会社55社の10年の常時従業者数は16万4984人(前年比0.5%減)と、94年の調査開始以来最低となった。不況の影響でしょうか?
会計検査院は決算検査報告で、札幌市が国庫補助を受けて設置した沈砂池の斜路に対し、設計ミスを指摘した。沈砂池の側壁に生じるひび割れの影響を考慮せずに斜路を設計。この結果、斜路にひび割れが発生し、そのうちの7本はスラブを貫通していた。完全な設計ミスです。このような設計ミスにより事故が発生する可能性があるんだと思います。