まちの安全管理センター

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JR南武線の高架化完了

2013-10-27 09:20:26 | 日記
 東京都と東日本旅客鉄道(JR東日本)は2013年12月、川崎市と東京都立川市を結ぶJR南武線を稲城市で約2.4kmにわたって高架化し、7カ所の踏切を廃止します。東京都が1992年度から進めている連続立体交差事業の一環で、05年10月までに高架化した約1.9kmを合わせると、約4.3kmの区間が全て高架になります。高架化によって、同市内の南武線の踏切は全てなくなる事になります。
 12月に高架にするのは、矢野口駅と府中本町駅間の上り線の約2.4kmです。JR東日本は同区間の列車を12月22日午後6時30分ごろから運休し、23日の始発列車の運転開始までに切り替え工事を終える予定だそうです。運休する時間帯の乗客は、バスによる代行輸送や他社線への振り替え輸送で対応します。悪天候などで切り替え工事が実施できないときは、工事を14年1月下旬に延期する予定だそうです。
 南武線の連続立体交差事業は、東京都が事業主体となってJR東日本と稲城市が連携して1992年度から進めています。同市内を走る約4.3kmを高架化することで、15カ所の踏切を除去し、交差する道路の渋滞を解消し、鉄道で分断されていた市街地を一体化する事が目的です。
 事業費は約598億円。国が45%を負担し、東京都が31%、稲城市が13%、JR東日本が11%をそれぞれ負担しています。
 工事は約4.3kmのうち、東側の約1.9kmを第1期区間として1997年に着工しています。2005年10月に同区間の高架化を完了し、8カ所の踏切を除去しました。西側の約2.4kmは第2期区間として06年に着工しました。11年12月に下り線の高架化を先行して終えており、13年12月に上り線を高架化すればこの区間の7カ所の踏切が不要になります。
 第1期と第2期に分けた工事では、高架橋をジャッキアップして最終的な位置に変える珍しい工事もありました。まず長さ約168mの高架橋を、第1期の工事で地上の線路に接続するよう18.5‰(パーミル=1000分の1)の勾配で造り、2期の工事で高架橋の柱を中間部分で分断。5.5‰の勾配になるよう高架橋をジャッキアップして柱を継ぎ足したのです。
 この「高架橋柱継ぎ足し工法」は、工期の短縮やコストの削減をねらってJR東日本が開発しました。南武線の連続立体交差事業で初めて採用し、土木学会の2011年度技術賞を受賞している工法です。
 既に高架化を終えている第1期区間では、踏切に加えて地上の線路などを除去済み。線路を除去した高架下には、駐車場や公園が整備されています。第2期区間についても高架下は有効活用する考えです。稲城長沼駅の駅舎の更新などを含めて15年春ごろまでにすべての工事を終える予定だそうです。踏切がなくなるだけではなく、高架下の土地の有効利用も出来ます。

微生物でコンクリートのひび割れを補修

2013-10-25 10:11:10 | 日記
 愛媛大学の氏家勲教授と港湾空港技術研究所の岡崎慎一郎研究官(前愛媛大学講師)らは、微生物を活用したグラウトによってコンクリート構造物に生じたひび割れを補修する技術を開発したそうです。技術の原理は、微生物が栄養源をもとに活動すると二酸化炭素が発生します。ここから生まれる炭酸イオンと、カルシウム源から生じるカルシウムイオンが反応して、ひび割れを埋める炭酸カルシウムが生成されるそうです。もしも実用化されれば、画期的な開発です。老朽化したインフラを一気に補修する可能性もあるのではないでしょうか?

居ながら施工で天井落下を防止

2013-10-24 11:50:33 | 日記
 大成建設は既存の吊り天井をレール状のアルミ水平材で下から支えることで、地震の揺れなどで天井が落下することを防ぐ工法「T- Ceiling Grid」を、配管支持金具などのメーカー日栄インテック(東京都荒川区)と共同開発したそうです。天井版の落下は地震のたびに落下したりして問題視されています。従来施設も、この新工法を使って補強できないのでしょうか?どちらにせよ、点検・補修は必要です。

不明35人、懸命の救出活動

2013-10-17 14:17:39 | 日記
 台風26号の豪雨で大規模な土砂崩れに見舞われた東京・伊豆大島(大島町)では17日も、警視庁や東京消防庁、陸上自衛隊が、依然として安否が不明の住民ら35人の捜索、救出活動を懸命に続けています。これまでに17人の死亡が確認されたそうです。一人でも多く救出してほしいです。
 同町の川島理史町長は同日、改めて会見し、「避難勧告を出せなかったのは痛恨の極み」と謝罪しました。避難勧告が出なかったのは残念ですが、どうしようもない中での苦しい判断だったと思います。
 1.予測の範囲を超えた10年に一度の大災害
 2.夜間だった為、街灯も無い街中を非難させることによる二次被害の退避
 3.溶岩の導流堤を信頼しすぎた
 捜索活動は交代で夜を徹して行われ、17日午前7時からは地元消防団220人も参加しました。消防団員の案内で、土石流で大きな被害が出た元町神達地区や元町3丁目を中心に実施。海保も海上から捜索する予定で、警察・消防、陸自などを含めた捜索態勢は1100人規模になります。
 大島町役場によると、連絡が取れていないのは住民や民宿の宿泊客ら35人です。遺体で見つかった人が含まれている可能性もあるそうです。警視庁は鑑識課員をさらに派遣し、検視作業を本格化。遺体の身元特定を急いでいます。 
 地震や台風の多い災害大国「日本」ですが、その予報(予知)に関しては世界トップレベルです。緊急地震速報が放送される国は数少ないと思います。外国人は、『日本は地震の予知まで出来るのか。』と、その技術力の高さに驚いていたそうです。台風の進路や、降水確率もそうです。(もっと精度を上げてほしいですが)地球温暖化により、過去の事例が通用しない大災害が起きています。7年後の猛暑や台風・地震などの、自然災害が心配です。

台風26号「関東最接近」

2013-10-15 14:05:34 | 日記
今年最強という台風26号があす16日朝(2013年10月)には関東地方に上陸するおそれがあります。そんな台風接近を前に東京沿岸のある盲点が指摘されました。防災関連学会は先週9日、太田昭宏国交相に早急に高潮対策を行うよう要望書を提出しました。最も緊急を要するのは、地下鉄・地下街の包括的な対策と防潮堤の老朽化対策です。
防災関連学会のメンバーで政府の合同調査団団長を務める河田恵昭関西大教授は、「日本の高潮対策は40年前が最後です。しかし、改めて計画をやり直すと、もっと大きな高潮が起こってもおかしくないことがわかってきて、当時のものでは不十分というわけです」と話しています。東京オリンピックも湾岸地域で開催される競技がいくつかあるので心配です。
2010年に国の防災会議が行った調査によると、高知県室戸岬付近に上陸し死者2702人、行方不明334人を出した「昭和の3大台風」のひとつである室戸台風級が上陸したら、海抜ゼロメートル地帯の江東区を中心に防潮堤は決壊し、最悪5メートル近く浸水して、JR新橋駅や品川駅周辺は完全に水の中だそうです。近年、台風の勢力は大きくなり発生時期も遅くなっているので不安です。地球温暖化の影響により日本近海の海水温が高い為、台風の勢力が衰えずに上陸して甚大な被害を与えています。
キャスターの小倉智昭「あす接近する台風はここまでのことはないかもしれないが、台風の進路はどうでしょう」
気象予報士の天達武史は、「関東南部に最接近する暴風雨のピークが16日の通勤・通学の時間帯。とくに風が猛烈で、鉄道のダイヤ混乱、道路の通行止めになる可能性があります。出勤や登校は時間を後ろにずらしたほうがいいでしょう」と呼びかけています。