復興庁は5月18日、各省庁が実施する公共インフラの復旧・復興事業の進捗状況を取りまとめました。全18事業分野のうち海岸対策と災害廃棄物(がれき)処理の2分野で、2011年11月に設定した成果目標よりも下回っていたそうです。早く復旧してほしいものです。
東北大学の今村文彦教授らの研究グループは津波発生時に個人の携帯電話やパソコンなどで避難場所を指示する「緊急津波避難情報システム」を開発したそうです。事前に登録した受信端末ごとに適切な避難場所の情報を配信します。少しでも安心できます。
中日本高速道路会社は5月17日、新東名高速道路の工事などに使用したコンクリート表面処理材の試験結果に改ざんが見つかったと発表しました。改ざんが見つかったのは、NNCコーポレーション(東京都渋谷区)が製造した「ナノコンスーパ」と「ナノコンスーパFSX」です。判明しただけでも10件の工事で同材料を使っていたそうです。改ざんはいけません。新東名は大丈夫でしょうか?
静岡県浜松市の原田橋で吊り橋のメーンケーブルが一部破断しました。4月24日から全面通行止めになっています。橋を管理する同市と国土交通省浜松河川国道事務所は5月10日、(独)土木研究所構造物メンテナンス研究センターや国交省国土技術政策総合研究所の職員とともに、橋の現状や損傷状況などを調べたそうです。徹底的に原因を追究してほしいです。
北海道夕張市を走るJR石勝線の夕張支線で4月27日、列車が通過した直後に線路直下の法面が崩落しました。線路から20mほど離れた民間の土地に崩れた土砂が流入し、車庫のシャッターが破損するなどした。夕張支線は道床の砂利などが流出してレールが一部枕木ごと宙づりになったものの、列車や乗客などに被害は出ていないそうです。事故が起こらなくて一安心です。