- 松永史談会 -

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2018年2月例会のご案内(第一報)

2018年01月23日 | 松永史談会関係 告知板
日時:2月19日(月)、10-12時
場所:喫茶店「蔵」

論題 『続日本権力史論』(1964)および『徳川権力史論』(1971)から見た作田高太郎(1887-1970)の歴史観と政治哲学について

2017年4月例会の論題「石井亮吉・村上正名・村田露月氏らの地域史研究の方法とその問題点」に接合可能な議論を予定しています。

作田高太郎(1887 〜 1970、藤江出身、尾道商業→中央大学卒、東京弁護士会に所属した弁護士で、昭和に入り政界で活躍した立憲民政党所属の衆議院議員を21年間在職、終戦後は一時期東京裁判時において内大臣木戸幸一の弁護活動に従事、公職追放を経て相模工業大学で教鞭)は生涯に5冊の書籍を著している。
論題とした「作田高太郎の歴史観と政治哲学について」だが、具体的には、著書の読解作業を通じて直接的には作田の日本の歴史や各時代の国家権力に関する理解(解釈)の仕方、そして間接的にはそのような理解の仕方の背後に潜んでいる旧沼隈郡藤江村出身者としてのエートス(具体的に言うと頼山陽風の眼差しや瀬戸内の風土が育てた地域的社会感情)をあぶりだしていこうとするものだ。政治哲学という言葉を使ったが作田が自分のやっていることは政治学とか政治論だと書いていることに呼応した表現で権力論を俎上にあげたまな板の中身(認識論的地平)をあぶりだしてい(く方向性を示してい)く。


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