2023年 6月
今回は Seattle Pipe Club - Virginia Jazz (Signature Series)
今回のブレンドは シアトルの Signature Series の3作目のブレンドとなります
今は亡きLankford さんのバージニアブレンド3部作目となるようです
このシリーズ バージニアに特化したブレンドばかりになりますが
その肝は10年熟成させたレッドバージニアになります
その熟成させたバージニアと シアトル独特のストーブさせたバージニアのコラボによる
フルーティでリッチな甘さが売りのブレンドたちになります
Virginia Jazz という名前は
ミシシッピー川 河口域にあるルイジアナ州と大いに関係が在って
黒人のジャズの総本山でもあるニューオリンズが原点とも言えます
この地域はペリク発祥の地でもある St.James 地区があり
そこで生まれたアカディアンペリクを使用したブレンドとなります
つまり これらのバージニアシリーズにおける VaPer ブレンドとなっております
そこのところは缶の裏側に
この様に書かれているのですが
10年熟成させたレッドバージニアに そこで生産されたアカディアンペリクを混ぜ
さらに ストーブドバージニアを加えているようです
敢えて Acadian Perique と記載しているのは その地域に対するこだわりがあるのかもしれません
このペリクC&D に見られるような独特の醗酵臭があって 少し気になりますが
癖のないアカディアンペリクもある中でこの様なペリクの存在は気にする方には気になるところです
この私はさほど気にはしませんが Acadian≒Cajun ≒ケイジャンスパイス を連想してしまうところです
ケイジャンスパイスにこの様な醗酵臭があるわけでもなさそうですが ニンニクや玉ねぎ
それにたくさんの辛みとスパイスを使用しますので関係が在るかもしれませんね…
このブレンドに ブラジルのバージニアの存在は書かれておりませんし
この様なSutliff 独特のクランブルケーキになっているのですが
同じクランブルケーキでも 1作目の Hogshead とはまるで違いますし
葉っぱのカットも小さく まるで別ものの感があります
当然のことながら味も全く違うようで バージニアも同じものとは思えないほどの違いがあります
その事は後で比較しますが
その前にC&D のブレンドで連想するタバコがありました
ズバリそのブレンドは
Cornell & Diehl - Bayou Morning Flake となります
こちらのブレンドは 25%のアカディアンペリクを使用しており レッドバージニアの素晴らしい甘さとペリクの酸味のかなり効いたブレンドになっています
ニコチンも少し強めで唐辛子の辛みも効いたブレンドになりますから好き嫌いが別れますが
この私は好きなブレンドになります
同じように辛さの強いケイジャンスパイスの効いたブレンドで
Cornell & Diehl - Kajun Kake もありますが
そちらの方はレッドバージニアの甘さが足りないようですのでまた少し違う感じになります
ただ Cajun スパイスのイメージは似た部分があります
ミシシッピー川河口のBayou と使用されているペリクが当ブレンドと少し被ります
同じ意味で シアトルのブレンドで Mississippi River も被る部分があるようです
あのブレンドにはラタキアもオリエントも入っていますが
ペリクが随分効いているようで この私はその辛さがずいぶんと気になったものです
当ブレンドのペリクもそういった辛さがあってそこが少し気になるところです
シアトルのブレンドは いずれもストーブされたレッドバージニアに独特の風味があり
それがリッチな甘さを醸すのが特徴となります
この甘さと煮込んだフルーツのような風味は表裏一体の関係なのかもしれませんので
リッチな甘さの後にはまろやかなフルーティさが残るのですが
この煮込んだフルーツというのが難しい風味であって
よく言えばまろやかですが 悪く言うと味がボケてくるということになるでしょうか
ピカンティなレッドの深い甘さというのとは違うとりとめのない甘さを感じることになります
良くも悪くとも当ブレンドにおいてはそういったものを感じることになりました……。
シアトルのこのシリーズ
① Hogshead
② Give Me Liberty
これまでこの2ブレンドが発売になっていますが
①は 10年熟成された アフリカ ブラジルのレッドに アメリカのブライトを混ぜたもので
ストーブされたものもたくさん入っていると思われます
じつにまろやかでありながら リッチで刺激のある甘さが素晴らしいブレンドかと思います。
②は オールドベルトのレッドバージニアに 軽くストーブされたブラジルのレッドが入っていますが
10年熟成とは書かれておりません
しかし リッチな甘さはやはりあってシアトル独特のストーブされたバージニアの風味を感じるのですが
こちらのブレンドにはアルコールの存在を感じ 製法的にもまるで違っています
よりビビッドで美味さが際立つのは①になり こちらのブレンドは味がボケたところがあるようです
なので この私の好みは断然①になります
当ブレンドは
10年熟成されたレッドバージニアに アカディアンペリクを加え さらにストーブされたバージニアを混ぜたものになりますが
何処のバージニアとも書いてはおりません ただストーブされたバージニアの甘さとペリクの酸味と辛みを感じる少しリッチな甘さのある まろやかでピリッと辛みを感じるブレンドとなっていますね
ストーブドバージニアのせいもあって いたってまろやかな風味になり喫いやすさはあります
しかし ストーブされたバージニアの独特のリッチな甘さは感じれど バージニア本来の味わいに欠けるような気がして 物足りなさが残ります……
いくら喫っても満足感を得られないのが私の感想となりました
10年熟成されたバージニアが問題かと思います
熟成期間が長ければ長い程 美味くなると思うのが一般的ですが
まろやかさと旨さは出るのかもしれませんが バージニア本来の風味は飛んでしまうのかもしれません…
ですからビビッドなタバコ感を伴うバージニアの酸味のある風味に欠けてしまうのかと思います
最初にストーブされたバージニアのリッチな洋菓子のような甘さを感じ
後を追うようにペリクの酸味のあるフルーティな風味を感じるのですが
レッドバージニア自体のピカンティな味の濃さはあまり感じません
やや強めのペッパーの効いた辛さも感じるところは先に述べたところになりますが
煮込み料理を食べているようなレッドバージニアの風味はこの私にとって物足りなさの残るところとなります
最初はリッチな甘さも感じそう強くはありませんので喫いやすいのですが
どう考えても ①の Hogshead の方が美味いと思いますね
あちらも10年熟成のレッドバージニアを使用していますが
もっと味がはっきりしていてそれでいてまろやかなんですね
レッドの酸味もありますので あっという間になくなってしまいます
当ブレンドを喫いながら しまってあったHogshead を100g喫いきってます
明らかに味の違いを感じることとなりました
Hogshead のクランブルケーキはヒジキのような黒く炒られたような葉っぱの集合体ですが
当ブレンドや②においては もっと葉っぱが小さく簡単にほぐれませんので
明らかに製法的な違いがありますね
また原料葉も違うのだとは思うのですが 長期熟成が良いとは限らないようです
当シリーズでお勧めは①のHogshead になるのは この私の感想です
またC&D の Bayou Morning Flake と比較しても
ペリクが多いので強くて酸味がきついのがBMF になりますが
あちらのレッドバージニアの方が美味いと思いますしピンとくる味になります
当ブレンドはまろやかで喫いやすく
BMF と同じようにケイジャンの辛さは強いのですが
当ブレンドのレッドバージニアには物足りなさが残るようです
そこがこの私にとっては最大の問題点となるようです
このシリーズ
いずれのブレンドもストーブドバージニアのリッチな甘さが特徴になりますが
明らかに美味いのは Hogshead というのがこの私の結論です
それでは また
今回は Seattle Pipe Club - Virginia Jazz (Signature Series)
今回のブレンドは シアトルの Signature Series の3作目のブレンドとなります
今は亡きLankford さんのバージニアブレンド3部作目となるようです
このシリーズ バージニアに特化したブレンドばかりになりますが
その肝は10年熟成させたレッドバージニアになります
その熟成させたバージニアと シアトル独特のストーブさせたバージニアのコラボによる
フルーティでリッチな甘さが売りのブレンドたちになります
Virginia Jazz という名前は
ミシシッピー川 河口域にあるルイジアナ州と大いに関係が在って
黒人のジャズの総本山でもあるニューオリンズが原点とも言えます
この地域はペリク発祥の地でもある St.James 地区があり
そこで生まれたアカディアンペリクを使用したブレンドとなります
つまり これらのバージニアシリーズにおける VaPer ブレンドとなっております
そこのところは缶の裏側に
この様に書かれているのですが
10年熟成させたレッドバージニアに そこで生産されたアカディアンペリクを混ぜ
さらに ストーブドバージニアを加えているようです
敢えて Acadian Perique と記載しているのは その地域に対するこだわりがあるのかもしれません
このペリクC&D に見られるような独特の醗酵臭があって 少し気になりますが
癖のないアカディアンペリクもある中でこの様なペリクの存在は気にする方には気になるところです
この私はさほど気にはしませんが Acadian≒Cajun ≒ケイジャンスパイス を連想してしまうところです
ケイジャンスパイスにこの様な醗酵臭があるわけでもなさそうですが ニンニクや玉ねぎ
それにたくさんの辛みとスパイスを使用しますので関係が在るかもしれませんね…
このブレンドに ブラジルのバージニアの存在は書かれておりませんし
この様なSutliff 独特のクランブルケーキになっているのですが
同じクランブルケーキでも 1作目の Hogshead とはまるで違いますし
葉っぱのカットも小さく まるで別ものの感があります
当然のことながら味も全く違うようで バージニアも同じものとは思えないほどの違いがあります
その事は後で比較しますが
その前にC&D のブレンドで連想するタバコがありました
ズバリそのブレンドは
Cornell & Diehl - Bayou Morning Flake となります
こちらのブレンドは 25%のアカディアンペリクを使用しており レッドバージニアの素晴らしい甘さとペリクの酸味のかなり効いたブレンドになっています
ニコチンも少し強めで唐辛子の辛みも効いたブレンドになりますから好き嫌いが別れますが
この私は好きなブレンドになります
同じように辛さの強いケイジャンスパイスの効いたブレンドで
Cornell & Diehl - Kajun Kake もありますが
そちらの方はレッドバージニアの甘さが足りないようですのでまた少し違う感じになります
ただ Cajun スパイスのイメージは似た部分があります
ミシシッピー川河口のBayou と使用されているペリクが当ブレンドと少し被ります
同じ意味で シアトルのブレンドで Mississippi River も被る部分があるようです
あのブレンドにはラタキアもオリエントも入っていますが
ペリクが随分効いているようで この私はその辛さがずいぶんと気になったものです
当ブレンドのペリクもそういった辛さがあってそこが少し気になるところです
シアトルのブレンドは いずれもストーブされたレッドバージニアに独特の風味があり
それがリッチな甘さを醸すのが特徴となります
この甘さと煮込んだフルーツのような風味は表裏一体の関係なのかもしれませんので
リッチな甘さの後にはまろやかなフルーティさが残るのですが
この煮込んだフルーツというのが難しい風味であって
よく言えばまろやかですが 悪く言うと味がボケてくるということになるでしょうか
ピカンティなレッドの深い甘さというのとは違うとりとめのない甘さを感じることになります
良くも悪くとも当ブレンドにおいてはそういったものを感じることになりました……。
シアトルのこのシリーズ
① Hogshead
② Give Me Liberty
これまでこの2ブレンドが発売になっていますが
①は 10年熟成された アフリカ ブラジルのレッドに アメリカのブライトを混ぜたもので
ストーブされたものもたくさん入っていると思われます
じつにまろやかでありながら リッチで刺激のある甘さが素晴らしいブレンドかと思います。
②は オールドベルトのレッドバージニアに 軽くストーブされたブラジルのレッドが入っていますが
10年熟成とは書かれておりません
しかし リッチな甘さはやはりあってシアトル独特のストーブされたバージニアの風味を感じるのですが
こちらのブレンドにはアルコールの存在を感じ 製法的にもまるで違っています
よりビビッドで美味さが際立つのは①になり こちらのブレンドは味がボケたところがあるようです
なので この私の好みは断然①になります
当ブレンドは
10年熟成されたレッドバージニアに アカディアンペリクを加え さらにストーブされたバージニアを混ぜたものになりますが
何処のバージニアとも書いてはおりません ただストーブされたバージニアの甘さとペリクの酸味と辛みを感じる少しリッチな甘さのある まろやかでピリッと辛みを感じるブレンドとなっていますね
ストーブドバージニアのせいもあって いたってまろやかな風味になり喫いやすさはあります
しかし ストーブされたバージニアの独特のリッチな甘さは感じれど バージニア本来の味わいに欠けるような気がして 物足りなさが残ります……
いくら喫っても満足感を得られないのが私の感想となりました
10年熟成されたバージニアが問題かと思います
熟成期間が長ければ長い程 美味くなると思うのが一般的ですが
まろやかさと旨さは出るのかもしれませんが バージニア本来の風味は飛んでしまうのかもしれません…
ですからビビッドなタバコ感を伴うバージニアの酸味のある風味に欠けてしまうのかと思います
最初にストーブされたバージニアのリッチな洋菓子のような甘さを感じ
後を追うようにペリクの酸味のあるフルーティな風味を感じるのですが
レッドバージニア自体のピカンティな味の濃さはあまり感じません
やや強めのペッパーの効いた辛さも感じるところは先に述べたところになりますが
煮込み料理を食べているようなレッドバージニアの風味はこの私にとって物足りなさの残るところとなります
最初はリッチな甘さも感じそう強くはありませんので喫いやすいのですが
どう考えても ①の Hogshead の方が美味いと思いますね
あちらも10年熟成のレッドバージニアを使用していますが
もっと味がはっきりしていてそれでいてまろやかなんですね
レッドの酸味もありますので あっという間になくなってしまいます
当ブレンドを喫いながら しまってあったHogshead を100g喫いきってます
明らかに味の違いを感じることとなりました
Hogshead のクランブルケーキはヒジキのような黒く炒られたような葉っぱの集合体ですが
当ブレンドや②においては もっと葉っぱが小さく簡単にほぐれませんので
明らかに製法的な違いがありますね
また原料葉も違うのだとは思うのですが 長期熟成が良いとは限らないようです
当シリーズでお勧めは①のHogshead になるのは この私の感想です
またC&D の Bayou Morning Flake と比較しても
ペリクが多いので強くて酸味がきついのがBMF になりますが
あちらのレッドバージニアの方が美味いと思いますしピンとくる味になります
当ブレンドはまろやかで喫いやすく
BMF と同じようにケイジャンの辛さは強いのですが
当ブレンドのレッドバージニアには物足りなさが残るようです
そこがこの私にとっては最大の問題点となるようです
このシリーズ
いずれのブレンドもストーブドバージニアのリッチな甘さが特徴になりますが
明らかに美味いのは Hogshead というのがこの私の結論です
それでは また
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます