鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

G. L. Pease - Westminster (Heirloom Collection) 再喫

2019年02月18日 | パイプタバコ
2019年 2月

今回は G. L. Pease - Westminster (Heirloom Collection)
の再喫 再評価 となります

今回取り寄せた GLP タバコの中で

喫った時期がかなり前でもあり レビューもしていなかったので
あらためて 再喫しようと また取り寄せた物の中で


今回は 一番上の



Westminster となります

ロンドン中心部の特区で 国会議事堂や 有名な寺院があります
たいそうな名前ですが 喫ってみてその意味がよくわかりました。



開缶すると 綺麗な小さいリボンカットがびっしり詰まっていますが
かなり細かいカットになっていて ティンノートはいたって穏やかです
ただ この小さすぎるようなカットが気になりますね・・・。



意外と ラタキアは 多く見えますね。


このタバコ
葉組は
Latakia, Oriental/Turkish, Virginia
で Balkan のくくりとなっています
English ではなく Balkan というのは 喫ってみるとすぐに分かります


Greg Pease さんが むかしの ダンヒルの ロンドンミクスチュア を意識して
つくったタバコの様ですが
この私 オーリックの ロンミクは あまり良い印象がなく なんだかはっきりしない
タバコであると思っていたもので 
そんな印象もあったためか 以前喫ったときは あまり味のはっきりしない
印象の薄いタバコと思っていました。
評価が低かったのは その為なのですが 今思うに 喫い方に問題があったのかもしれません

当時は 同じGLP の Abingdon  Blackpoint Lagonda Chelsea Morning
そして Quiet Nights などをやっていて
それらと比べると 味が薄めで 甘味も弱く 印象の薄いタバコだったように思いました。


しかし いま じっくりと味わってみて 
その評価は 著しく変わってしまいました。
以下に その理由を書いてみます


再喫の 感想

結論から先に言うと このタバコ 実に美味いタバコですね
もちろん ラタキアも バージニアも 薄味なのですが
このカットによる 燃焼と 味のバランスが 素晴らしい・・・・・・
まさに an all-day smoking
いくら喫っても 喫い飽きない 実に良いタバコかと思います。


以前の評価を忘れて しっかり一番美味い喫い方を捜すのが おっさん流
常に新たな気持ちで タバコに向かわなければ 失礼になります。

開缶して まず気になったのは この細かいカットです
シャグのように あまり細かすぎると 味が重なり合って 面白さが消えるのでは
ないかという心配があります。
カットが大きければ それぞれのコンポーネントの 味が分かりやすいのですが
この様に小さいと 味はマイルドで クリーミィ になりますが 面白くないのではないか 
と思ってしまうのですね。
しかし その心配は 杞憂に終わりました。


点火すると まず最初に来るのが オリエントの甘さと香り です
それと同時に ラタキアの あまり強くはないが キレの良い 少しウッジーな
清涼感と スモーキーな香りです 甘さもありますね。
その後から レッドとブライトの バージニアの 少しシトラスを含みながら
やんわりと落ち着いた甘味がやって来ます。
グラスはあまり感じません

そして オリエントによるものなのか アーシーな味わいが 時折
やや強めに喫ったときに やって来ます。

ラタキアは強くはないです バージニアも 甘さは実に穏やかです
しかしながら オリエントは 実に良いですね どこかはわかりませんが
おそらく クサンチ あたりの 柔らかな甘みを持った 少し包み込むような
やさしい香りがします この辺りが バルカン と言われる所以でしょうね

同じく ターキッシュか オリエントかはよく分かりませんが アーシーでスパイシーな
葉っぱも入っているようです 少しペッパリィ な刺激は
強く喫うと 出てくるようです。


ラタキアは noble Cyprus mountain latakia
と書いてありますが 気になります
確かに 同じラタキアでも ドロ~ン とした かなり存在感のあるタイプと
Balkan Blue もそうですが じつにさっぱりとしてキレが良く 少しウッジーな感じを
演出する この mountain latakia のようなタイプです

今は手に入らない シリア産の 地を這う様な 赤ワインの様な味のするラタキアも
ありですが この私は むしろ この キプロスの さっぱりとしたラタキアが好きです。

mountain latakia が何を指すのか 調べてみましたが よく分かりません・・・。
参考に blue mountain

ラタキアは オリエント葉 から作るのは知られていますが
今は キプロスで ラタキアは つくってないそうです
トルコの イズミルとか スミルナ とかでとれる葉っぱで作っていて
それを キプロス島に運んで そこで取引をするようです

しかし 素材にも寄りますが いぶす材料によっても ラタキアの味に
かなりの違いが出てしかるべきだとは思います。

このタバコのラタキアのように あっさりとしたラタキアはいいと思いますね。


このタバコ 小さなパイプでも 大きなパイプでも あまりおいしく感じないパイプでも
実に美味いです。
あまりふかしすぎず 静かに喫ってやるのがよろしいです。
そうすると オリエントと バージニアの甘味が 実にいい
やんわりとして 少しクリーミィ かといって それぞれが塗りつぶされた感じでもなく
上手く混じり合って 飽きることなく最後まで続きます。

強く喫うと スパイシーな感じを強く感じ 雑味を感じます
その辺を上手く喫うと 実にこれは美味いタバコとなりますね。

しかし この甘みは 特徴が 強いわけではないので 人によっては 甘味をあまり
感じないかもしれません・・・。
評価が低い人は その辺を 感じないのだと思います。

実に ラタキアと バージニア そして 美味しいオリエントの バランスの良い
飽きのこない お米のようなタバコかと思うのですね。

売れ筋 №2 であるのも納得です。
このタバコなら 16㌉缶も いけますね ホント

以前の私の評価が低かったのは 自分が未熟だったということのようです。



美味いと思う 似ているタバコを 考えてみると

① Black House
② Presbyterian Mixture
③ John Cotton's Smyrna


この辺りが 思い浮かぶところですが
その中で一番好きかもしれません
皆 常喫煙草ですが 

甘さを強めに感じたいなら ①
突き抜けるオリエントを感じたいなら ② を
懐かしいアーシーなオリエントを感じたければ ③ ですが

ラタキアと バージニアと オリエントの 素晴らしいバランスを味わいたいならば
このタバコをお勧めします
常喫 一番手 で間違いなし という感じです。
さすが Greg Pease というところでしょうか。


お勧めしますが 地味なので 軽いのですが 
味わいは初心者向きではないかもしれません。

しかしこのタバコ 軽くて美味いので あっという間に無くなってしまいます・・・。

そんな感想でした
それでは また



パイプランキング
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