Cornell & Diehl - Innsmouth (The Old Ones) インスマスに迷い込んで・・・

2019年　5月　　暑いな･･･

今回は　Cornell & Diehl - Innsmouth (The Old Ones)

C&D　の　The Old Ones　というシリーズの中の1缶　となります。
このシリーズは　全部で　5ブレンド　あるのですが、いかなるコンセプトで発売されたのかは
よく分からないところです･･･。

そのうちの3ブレンドのうちの　1缶目　となります。

皆ダークな　印象ですが


こんかいは　この中の一番上の

Innsmouth（インスマス）　となります


何やら大げさで　怪しげな事が書いてあるのですが･･･



ふたを開けると

随分きれいなリボンカットになっています


これを




いつものバージニア用の　パイプに詰めて喫ってみます


葉組は
Black Cavendish, Oriental/Turkish, Perique, Virginia
となっていますから　オリエンタル　のくくりになりそうですが
Virginia Based　ということになっているようです。


その前に　この　
Innsmouth（インスマス）　って何？

インスマス（Innsmouth、インスマウスとも表記）は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトなどの作品に登場する架空の町。

どうもホラー小説の中に出てくる　架空の町　のようですが
今は　アメリカ合衆国の　マサチューセッツ州エセックス郡にある港町のようですが
むろん実在はしません。



いやはや　このおっさんホラーは見ないし読む気もありませんが
全くわけのわからん所に足を踏み入れたようです･･･


このたばこ　レビューは少ないのですが、評価が高いのでとってみた次第になります。
また　オリエントの　Katerini　を明記している所も気になったものです。


しかして　その味わいは･･･
感想

もうすでに　半分以上喫っているのですが　どうもはっきりしない味なんですね･･･
何時もバージニア用に使っている　ダンヒルや　サシエニの古いので喫っても
ちっともうまくないんですね。　困りました･･･

ダンヒルのセカンドブランドの　ハードキャッスル　あるいはその他の2軍パイプの方が
美味く喫えるようです。


このタバコ　乾燥状態も良く　火付きも良いのですが
バージニアと　BC　の甘味が起ってこないんですね･･･
この甘みが出てこないと　このタバコは美味しくなりません

普段はあまり美味しくない　2軍パイプで喫うと　バージニアの甘味と　BCの　コクのある甘みが出てきて美味しくなるのですが　なんかなぁ～･･････。


バージニアの甘さより　このタバコのペリクの　スパイシーな清涼感というか　少しスーッとする　霞のような味わいが全体を包み込みます
それと同時に　少しフローラルな　オリエントによる微かな甘みも全体に広がります
しかし　バージニアの甘味も　BCの甘味もどこかたよりなく
これだ！　という味わいのないまま　あと口に若干の苦みを残しボウルの中過ぎ迄
そんな感じで喫煙が進んで行きます。

その辺りから　Katerini　のクミン風味の味わいが起ってきて　同時に　バージニアの甘味も
起ってくるのですが、さしたる感動もないまま喫煙は終了。

このタバコ少し塩味も感じるのですが
例えていうならば　
出がらしの番茶に　わずかの砂糖と塩を混ぜたような味わいになります･･･。

安っぽい味　というのではありませんが、何処かはっきりしない味の分かりにくいタバコです。
まずいところがあるのか？　というと　そうではなく　いたってそれらしい味わいなのですが、いかんせん　味がはっきりしなくて　分かりにくい味ですね。

すべてが　霞に包まれている様で　この古い町のいわくのある名前のタバコには　いいのかもしれませんが
タバコとしては　また喫いたくなるようなタバコではない様です。

この　The Old Ones　とは　時間に取り残された人たちを指すのかもしれませんが
タバコの味も　時間に取り残されているのかも･･･。


少々気が重くなってきましたが　次の缶を開けてみようかと思います
新しい発見があると良いのですが･･･。


少し辛口の評価となったようです
それでは　また