オジロワシ2022 9/2 翼指３枚目が左右とも短い若 健二郎とします

2022/9/2　金曜日

明日はモエレの花火大会がありますが　その前日となります
久々に今日はオジロワシを見ることになったのですが
公園の林のの南側から出てきて　中の橋を東に横切り　豊平川の方へと消えて行きました

明らかにまだ若い幼鳥なのですが　翼指に大きな特徴がありました
その考察となります


中の橋の上に立ち　西の方を見ていますと
公園側の曲がり角付近の松林の中から鳥が飛んでくるのが見えました
トビかと思いましたが追ってゆくと


なんとこの鳥は

オジロワシの幼鳥であることがわかりました



こちらの方へと向かってきますので




だんだん近づいてくるのですが

翼下には白いラインが鮮明に入ってますし
胴体のおなかのマダラは白いのがびっしりと入ってます
くちばしの先はまだ黒いので　まだ若い幼鳥に見えます

見たことがあるような幼鳥で今年の春先に見たような気がしましたが…
この幼鳥には大きな特徴がありました
それが




この右翼指３枚目の長さになります　３枚目が特に短いです…

今年の春の記事になりますが
モエレのオジロワシ　5/23　中洲に降りたオジロの若は…⁉
　左右の翼指5枚目が短いこの幼鳥を　健四郎としました
モエレのオジロワシ　5/21　翼指に特徴のある近場幼鳥だな！
　　　　左右の4枚目の翼指が短い幼鳥　これを健三郎とします
これらの記事が参考になるのですが　健一郎という親鳥がいて　やはり翼指左右の4枚目が短かったので
遺伝によるのだと思われるのですが
顔つきもよく似ています

なのでその健一郎の血を引くのがこれらの若鳥になるのだと思ったものですが
実は今日見た若鳥にも翼指に大きな特徴がありました


右翼指3枚目が特に短いこの若鳥になりますが　左の方はどうなのかが問題になります
顔つきは　健四郎　健三郎とよく似ていると思うのですが…



写真は続きます



ここでまたこちらへと顔を向けて







こちらに顔を向けてまた向かってきますが



左翼を見ると

なんと左翼指も　3枚目が短いのがわかります！




そうしますとこの若鳥は　左右の翼指の3枚目が短いことがわかります

なんということでしょうか
健三郎は4枚目が短く
健四郎は5枚目が短い

そしてこの若鳥は　特に　3枚目が短いということになります
顔つきもよく似ており　お腹のマダラもそっくりです
同じ血を分けた兄弟としか思えませんね…(*'ω'*)

なので　この若鳥を　健二郎（けんじろう）とすることにしました


健四郎とは顔つきも翼下のラインも胴体脇のマダラもお腹の白いマダラもよく似ているのですが
翼指の特徴に大きな違いがあって　同一の個体とは思えません
なので兄弟なのだと思います




















健二郎は

橋の上のこちらを　チラッと見たのち




スピードを上げて中の橋の上を　横切ってゆきますが
早すぎてカメラが間に合いません…

左翼指3枚目も明らかに

短いことがよくわかります　



再びカメラが健二郎を捉えた時には


顔は見えず


後姿だけを残し

青空の中を遠く




豊平川の方へと消えてゆくところになります

この様に特定の翼指の短いオジロワシは以前は見たことがなかったのですが
案外見逃していた部分があったのかもしれません…
しかし大きな特徴になりますね　遺伝だと思います。

それでは　また