職域接種の申請は順調に増えている様である。クーポン発行を頑張っている自治体としては複雑な気持ちであろうが、何時何処で誰か何を打ったか客観的な記録として残せば後で取り纏めるのは面倒だけどとりあえずはヨシ、と割り切って欲しい。ただ接種のルートを幾ら増やしても医者や看護師が増える訳では無いので、接種者数が一気に増加して自粛ムードを払拭と云う淡い期待は抱かない方が精神的に宜しい。冬に間に合えば御の字である。何よりコロナ禍で一番あおりを食っているのは同業のインフルエンザで、2種類ほど絶滅したのではないかと云われている。1年以上症例報告が無いだけで潜伏している可能性も勿論有るのだが、衛生管理を徹底すれば抑え込めるものも有ると云う教訓を得られただけで十分である。自然界の厳しい生存競争を考えれば、新型コロナの地位も安泰ではあるまい。10年周期で新しい何かが大流行するのが前提の社会を作っておくべきなのである。